2015年のアルビレックス新潟・第七部

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2015年のアルビレックス新潟・第七部

世の中の弱小チームのファンの多くは、辞められるという特権を保持している。そのため、降格すれば離れ、中心選手が移籍すれば見なくなり、長年低迷することで少しずつその人数は減少していく。当たり前のことである。けれど、世の中には、過去15年間で6回も自衛隊が派遣されるレベルの大災害に見舞われるという特異な地域が存在し、その都度、被災した人々のために地元のスポーツチームや芸能人やらが、弱いながらも、売れないながらも全国にアピールすることで、多くの被災者に自分たちは忘れられていないという実感を与えてくれた、なんて話がある。

でなけりゃ、こんな不毛な積み重ねはしない。

11月[編集]

毎度毎度のことながら、アルビレックス新潟というのは不思議なチームである。11月の時点で勝ち点が33しかないにも関わらず、2012年以来となる最低最悪のシーズンを過ごしたにも関わらず、なぜだか生き残っている。まだ生きている。本来であれば、確実に降格に直結するはずのアクシデントが多発し、2011年以来となる怪我人の大量発生の結果、チームが野戦病院化したにも関わらず、不思議と破綻を免れた上、さらには1年を通して審判を敵に回してカードの累積でまともな戦力の維持にも苦しむような状態だったにも関わらず、不思議と生き残っている。つまるところ、アルビレックスは不運、ということである。同時に、悪運が鬼のように強いこともまた、否定できない事実である。

1年のほとんどを降格圏で過ごし、最後の最後でようやく18チーム中15位に這い上がり、16位との勝ち点差6、得失点差8という数字はまさに、悪運の2文字でなければ説明できない。

アルビに何が起こったか ホーム湘南ベルマーレ[編集]

11月7日、湘南ベルマーレ戦を前にアルビレックスに激震が走る。とりあえず、前節に規定枚数を越えるイエローをもらっていた小林裕紀選手にフィッツジェラルド舞行龍ジェームズ選手が出場停止という話と、怪我で離脱していた加藤大選手の復帰については事前に知られていたものの、さらにそこに守田達弥選手が名古屋グランパス戦で負傷、山崎亮平選手も怪我、その上で指宿洋史選手もヒザの具合が悪くベンチに下がることとなり、スタメン5人がいない上に怪我明けの選手が1人という時点ですでに頭が痛くなる。その結果、黒河貴矢選手に田中達也選手、平松宗選手といった、実にまったく天皇杯やナビスコ杯で見慣れた面々がずらりと出場せざるをえない時点で、これぞ怪我人だらけで残留争いに苦しむチームの見本のような姿である。なお、ラファエル・シルバ選手にいたっては、名古屋戦の負傷の詳細すら不明という時点でもうすでに悪夢である。名古屋戦でベンチ入りメンバーの差が明暗を分けたとかいうレベルの人員不足とはケタが違う、ほぼサッカーチームとしては崩壊という状況の中、さらに前節に決定的なミスを犯した端山豪選手と永井謙佑選手を止められなかった大野和成選手がスタメンから外れてベンチ入り、代わりに佐藤優平選手、イム・ユファン選手が起用される時点で、すんません、ごめんなさい。カップ戦でもないのにスタメンを7人も入れ替えて怪我明けの選手を使用せざるをえない、この試合は一体何なのかと自問自答したくなります。勝てる気がまったくしないどころの騒ぎではない。果たして残留争い只中のクソ大事な時期にこんなチーム状況では、そもそもチームに勝つ気があるんだろうかを通り越して、サッカーチームとして存在する意義に疑問をもつレベルである。

まあ、だからこそこの順位なわけで。改めて、どんなに敗北を積み重ねてもチーム内の雰囲気を崩壊させなかった本間勲元キャプテンが懐かしい。もっとも、その本間選手がいるJ2の栃木SCもJ3降格寸前なんだけどもさ。

そんなわけで、16位の松本山雅FCとの勝ち点差6、得失点差が8という15位の新潟である。実際、この圧倒的な数字が無かったら発狂レベルの試合である。で、もちろんのことながらガタガタ。むしろ、これで試合になったらおかしいレベルで、J1における選手に要求されるプレーの質が足りない。走行距離は足りていても、判断力と、ボールを要求する声も手振りもそれに見合う戦術も足りていない。結果、必然的にアルビレックスファンは松本と戦うヴィッセル神戸の勝利、もしくは引き分けを願わざるをえなくなり、この時期のこの順位のチームによくある、悲しくも仕方のない光景が繰り広げられることになる。

ただし、こういう非常事態の際、すでにズタズタにされているボロクソなプライドというものは実に役だつものである。みっともないけれども、背に腹は代えられない。神にも祈れるけれど、悪魔にも祈れるぐらいの精神でないと、弱小チームのファンはやっていけない。そして、当然のことながら、神罰を食らうことも諦めておかないといけない。というわけで、前半30分にいつもの神罰として、アルビレックスの左サイドを元アルビレックスの藤田征也選手に突破されーのクロスを上げられーの、一度は跳ね返すものの最後は高山薫選手に決められて0-1。しかも、そういうときに限って、松本が神戸から先制ときたもんだ。

実にまったくアルビレックス。しかも、前半終了間際に神戸にPKが与えられるものの、見事にキッカーである渡邉千真選手が外す時点で呪われているどころの騒ぎではない。ただし、この時点でも勝ち点差は3、得失点差は6という状況であり、まったく動じることなくアルビレックス以上にヴィッセルを応援できるからこそのアルビファンである。あのスタメンであらかた試合経過を予測できないほうがファンとして失格である。というわけで、後半。

特に語ることもなく、アルビレックスのほうにはため息しか出ないにも関わらず、松本と神戸のほうで絶叫が出来るからこそのあるびれーっくす。後半24分、菊地大介選手のミドルがアルビレックスのネットを揺らして0-2になった時点で、よし、分かった。がんばれ神戸という話になる。いろいろとむごいけれども、逆に聞こう。最終的に後半41分に加藤選手と交代で17歳の宮崎幾笑選手が出ざるをえない時点で、何をか、希望を求めればいいのかと。というわけで、松本神戸戦の後半40分、森岡亮太選手のゴールで神戸が同点に追いつくと、新潟方面からやんややんやの大喝采。絶対に後で後悔するけれども、心を込めて喜ぶものである。さらに、後半48分。元アルビレックスのペドロ・ジュニオール選手が松本の息の根を止めるゴールをたたっこんで、神戸が逆転。なお、その影で悪魔に魂を売ったアルビレックスはひっそりと敗退。

せっかくなので太字で書く。あるびれっくすはほーむ最終戦でひっそりと敗退。試合はそのままタイムアップ。松本のJ2降格が決定し、アルビレックスのJ1残留が確定する。むなしいかって?そんな感情をまだ持ってると思うのかい?

あわせて、ホーム最終戦ということで毎年恒例となる社長以下監督、選手のあいさつが行われたけれども、実にまったく最高の微妙な空気がビッグスワンを包む包む。気にしない。心から言う、気にしない。いろいろと大事なものを奪い取られて打ち捨てて、ぽっかりと心に穴が空いてもなお、ようやく手に入れた13年目のJ1への切符は、それなりにそれなりに隙間を埋めてくれる。あわせて、次の試合は11月22日、アウェイで柏レイソルとの2015年最終戦である。

ヒガシに何が起こったか[編集]

というわけで、ビッグスワンを微妙な空気が包む中、2016年に向けたチームのスクラップ&ビルドが静かに始まった裏で、日本代表GK、ガンバ大阪東口順昭選手がサンフレッチェ広島戦で古傷である右ひざを負傷、病院に直行というシャレにならないニュースが飛び込んでくる。悪魔に魂を売ると、こういった覚悟していないところで精神的に大ダメージを与えてくるなあ、という話と、過去に二度やっているヒザじん帯の都合上、3回目はマジでシャレにならん、選手生命の危機なんてもんじゃない、本当にやめてくれいという2つの話がやってくる。幸い、病院での検査ではじん帯に異常はなかったということであるけれど、さすがに11月の代表戦は辞退せざるをえなくなるほか、広島戦も0-2でガンバが敗北した結果、前年度の3冠王者ガンバのチャンピオンシップ出場が厳しくなる。あわせて、そんな悲劇の裏で森保一監督率いるサンフレッチェはセカンドステージの優勝をほぼ確実なものにし(2位の鹿島アントラーズとの勝ち点差3、得失点差12)、なおかつ、年間王者争いも2位の浦和レッズに対しても1歩リード(勝ち点差2、得失点差12)、次節の湘南ベルマーレ戦で勝つか引き分けるかで2年ぶりの優勝が決まるところまでやってくる。

正直なところ、うらやましいという感情もさることながら、いつかきっとという目標の余りの遠さと大きさに軽くめまいを覚えるのが悲しくなる。

あわせて、新潟にも実は大記録がかかっており、これまでJ1が18チーム制に移行してから残留したチームで、最も少ない勝ち点は2007年の大宮アルディージャの35である。そのため、次節の柏レイソル戦で引き分けるか負けるかで、新潟の名前が歴史に残る。ただし、盛大な笑い話、自虐話として。けどまあアルビらしいからよし。

2016年に向けて [編集]

11月8日、残留を決めたアルビレックスに関する情報の公開が一斉に始まる中で、早速いの一番にどでかい爆弾が爆発することになる。というわけで2016年最初の爆弾は報知新聞が伝えたもので、なんとアルビレックスの柳下正明監督は今年いっぱいで退任、後任としてホン・ミョンボ(洪明甫)前韓国代表監督と交渉を重ねているという時点で、普通であれば驚きの声が挙がって当然なわけだけれども、残念ながらそこはそれ、その情報をキャッチするのは訓練されたアルビレックスファンである。と同時に、貧乏なアルビレックスのファンである。んな金あるかあ?という一言でその記事の信頼性および実現性が相当厳しいという話もまた一瞬で広がることになる。実際、アジアを代表するリベロとしてベルマーレ平塚柏レイソルで活躍し、また指導歴から見ても韓国でも屈指の実績を持ち若手の育成にも定評があるホン監督は、指導者としても2014年のロンドンオリンピックでU-23代表を率いて銅メダルを獲得するなど、まさに韓国を代表する指導者の1人であるのだけれど、つまるところ、オリンピックサッカーの歴史に残る愚行である、あの竹島パフォーマンスをやっちまったチームの監督でもあるわけで、その就任うんぬんに関しては確実に日本中から反発が来ることは間違いない。

ただし、本人の人となり及び人脈の広さ、何よりもアルビレックスの停滞感を打破するには最高級の劇薬であるため、悪かないどころか現実的に見れば相当いい話だけれども胃が痛いし頭も痛い。もっとも、この時期によくある飛ばしの可能性も高いけれど、だとしても大きな一歩であることは確かである。

何にせよ、2016年のアルビレックスが本格的に始まったということであると同時に、2016年のアルビほど盛大に1つのチームをぶっ壊して組み立てなおせる機会というのはそうない。まぁ、2013年がそうだったけれど、あのレベルでチームがスクラップ&ビルドされると他のチームも対応に苦慮することも確かである。というわけで、2016年のアルビレックスは、まず柳下監督の去就と彼のもつジュビロ出身選手への影響力、さらにはジュビロ出身のコーチ陣の動向が、今後のアルビレックスを左右するようである。多分。

ぐっど ばい[編集]

11月9日。大方予想されていたとおりとはいえ、実に淡々と、アルビレックス新潟の柳下正明監督が2015年度いっぱいで退任、後任の監督は未定というニュースが新潟日報及びインターネットを通じてアルビレックス関係者及び全国のサッカーファンにたらされ、1つの時代が静かに終わることになる。なお、各種スポーツ新聞では、後任監督として前述のホン・ミョンボ前韓国代表監督のほか、反町康治松本山雅FC監督、チョウ・キジェ(曺貴裁)湘南ベルマーレ監督の名がピックアップされており、表面上ではまったく波立たないまでも、その内側では2016年に向けアルビレックスが大きく変化を迎えようとしている。

ただし、新監督に関する話についてはまだまだ霧の彼方、闇の中である。特に、湘南のチョウ・キジェ監督は今年度で契約満了を迎えるとあって各チームから引っ張りだこの状態であり、その中でもアルビレックスは湘南と同様の戦術を採用しているという点で有利であるものの、金が無いことにも定評があるわけで。そのため、来年度のアルビレックスの姿かたちが定まるのは、最終節を迎えた後になる可能性が高い。

あわせて、今回の柳下監督の退任に際し、どうしてもこれからのアルビレックスに深く深く関わるある問題が発生することも覚悟しなければいけない。実際、柳下監督が就任する以前、選手層が紙の薄さで知られたアルビレックスを大きく変えたのは、柳下監督による人脈を駆使しての引き抜き、移籍であったことは間違いない。まかり間違うどころの騒ぎではない。そして、悲しいかな。ジュビロ磐田がJ2に降格するきっかけとなったのは、柳下監督の子飼いだった中堅選手の給与の査定をないがしろにしてまでトップの選手の年俸を維持。予算獲得のため他チームにどんどん放出し続けた結果、高給のベテランと安月給の若手ばかりという戦力の維持が非常に難しい歪んだチームとなったためである。で、そこを上手く付け込んで掻っ攫う掻っ攫うアルビレックスあーんど柳下監督。さらに、2014年に磐田がJ2に降格したらしたで、それでも尚、高年俸の選手を放出できなかった結果、すぐさま柳下人脈が発動。数少ない残った中堅選手までがっつりと取られた結果、アルビレックスはジュビレックスとまで揶揄されることとなったけれども、長年の懸案だった選手層の薄さという弱点を解消する。その反面、2014年の磐田は最後の最後で選手の怪我怪我怪我に泣かされてJ1への昇格を逃すことになる。

などという悲劇について、これから柳下監督がどこのチームに招かれるかによってはアルビレックスについても同じ話が十二分にありうることを覚悟しなければならない。そして、柳下監督がアルビレックスに就任して以来、ジュビロ磐田から一気に人材が流れてきたことは、それぐらい人間関係を重視した結果ともいえる。実際、大井健太郎キャプテンと現在サガン鳥栖に在籍している菊地直哉選手は柳下監督の就任以前から新潟に在籍していたものの、成岡翔選手、小林裕紀選手、山本康裕選手、山崎亮平選手、茶野隆行コーチと、中盤が薄くなれば中盤、得点力不足に悩めばアタッカー、さらにはコーチが引き抜かれればコーチと、まさにアルビレックスの足りないところに手が届く移籍だらけ。無論、財政的に厳しい磐田の事情もあったのだけれども、似た様なことがアルビレックスに繰り返される可能性が高いことを今のうちから覚悟しておかないといけない。

具体的に言う。ある日突然、レオ・シルバ選手の年俸を支払うために小泉慶選手や松原健選手を別のチームを率いた柳下監督が人脈を駆使して移籍させるなんて話を覚悟しないといけない。

特に、J2でプレーオフ争いを繰り広げていてそれなりに金があるチーム、ジェフ千葉セレッソ大阪などは、監督の交代と選手の入れ替えの激しいチームであり、まかり間違って2016年は柳下監督に任せるなんて話になった場合、いろいろといろいろとまずい状況になる。もっとも、それこそがサッカービジネスというものの本質である。金も大きいけれど、人脈もまた大きい。そのくせ、忠誠とか信頼とかはかっるい軽い。実にまったく困った話である。

和田コーチ退任[編集]

11月16日、柳下監督の退任に合わせる形で、少しずつアルビレックスの組織全体にも変化が訪れ始める。その第一弾として、主に情報分析を担当していた和田治雄コーチがチームを離れることになり、2016年シーズンにおける必須条項の中に、対戦相手の分析という項目が新規に出来上がる。なお、トップには燦然と輝くセットプレーの6文字があるのだけれども、これは2012年から煌々とアルビレックスを照らし続けている。

刑務所のサーチライトのように。

というわけで、監督・コーチ及びスタッフを含めた組織の建て直しが始まる中、改めて2015年の反省と2016年の展望を出しておかないと後々後悔する。なしてリードしたほうがバタバタするんじゃ、なして半年以上もセットプレーで得点できないんですか、どうして怪我人が多かったのか、どうして審判の資質を踏まえた試合運びができなかったかなどなど。課題はいっぱいある。それ以上に、時間も、いっぱい、ある。問題はそのたっぷりあるはずの時間を、気づかないふりをして浪費しまくる、しまくれる状況にあることである。

なして受験生や就職浪人に刺さる文章になるかはこっちも知らん。ただ、アルビレックスの置かれた環境はそういう話と酷似していることは確かである。

松原選手、U-22代表に選出[編集]

11月19日、2015年の苦悶と煩悶、そして2016年に向けた組織の解体が進むアルビレックスに、久しぶりに喜ばしいニュースが飛び込んでくる。なんと、11月25日から行われるU-22日本代表の合宿に怪我明けの松原健選手が選出されると共に、水戸ホーリーホックにレンタル中の鈴木武蔵選手もあわせて合宿メンバー25名の中に入ることが決定。これは、リーグ最終戦後に天皇杯を残したチーム以外から選出されたもので、ヒザの怪我がようやく癒えた松原選手にとってはまさに朗報であると同時に、2016年に向けたアルビレックスにとっても大きな指針である。あわせて、どこぞのヴァヒド・ハリルホジッチ日本代表監督が就任早々代表選手の体調を徹底的に把握。小さな怪我やチームドクターが見抜けなかった怪我などを徹底的に洗い出した中で、2014年度に代表選出された松原選手がものの見事に抜け落ちた件と、U-22代表でまったくそういった選手の体調を把握しなかった結果、松原選手のヒザの不調は数ヶ月に渡って放置されることになり、パフォーマンスも一気に低下。最終的に試合出場すらままならなくなった件について、とりあえず、新潟ファンはよく覚えている。

あわせて、せっかく柳下正明監督がリーグ戦でだましだまし使っていた中、いきなり代表戦で先発。その結果、一気にヒザがやばいことになって最終的に全治5ヶ月とかいうたわけた話になった件もよーく覚えている。とりあえず、日本サッカー協会がどういった合宿をするかは不明であるものの、いきなり大怪我から復帰の松原選手と、レンタル先の水戸で、やっぱりというかなんというか、怪我で稼動しきれなかった鈴木選手を呼ばざるをえない時点で、改めて、日本代表における自国内のスカウティング能力がやばい気がする。無論、単なる合宿であり2016年のリオデジャネイロオリンピックに向けた顔合わせの点が強いことは重々に承知しつつ。

20151122我ら生き残りたり アウェイ柏レイソル[編集]

11月22日、2015年のJ1最後のリーグ戦。そして、柳下正明監督の最後の試合。いろいろと思うこともあり、考えることもある3年半ではあったけれども、人生もアルビレックスもサッカーも続いていく以上、言葉にしても仕方ない。というわけで、この試合。柳下監督は最後の試合ということで、いきなりスタメンでバクチをしかける。なんと、ボランチが本職の佐藤優平選手を指宿洋史選手とともに2トップに据えると、試合開始直後から執拗に前線からのチェイスを繰り返させて、レイソルのDFラインを翻弄。2013年にJリーグを席巻したボールの出し手からコンマ数秒の思考を奪い続ける動きと中盤の刈り取りを組み合わせた柳下監督の戦術が柏ディフェンスに襲い掛かる。しかし、残念なことに急造である。悲しいくらいに急造である。そのため、体をぶつけることをいとわない柏の選手たちに積極的にぶつかるもんだから、前半開始早々、一気に試合が荒れて選手同士のもみ合いが起こる時点で、ある意味、審判泣かせの試合すなわちアルビレックスが2015年を通じて苦しんだ審判及びアウェイの観客のヘイトをどうコントロールするかが問題となる試合となる。

と思ってんだけど違った。てゆうか、うん、アウェイの観客のヘイトと審判の感情が一瞬にして笑いに変わった時点で、ものすごく試合をコントロールしやすくなった。なってしまった。なっちゃった。

前半24分、それまでシュート0に押さえ込んだ柏のCK。MF秋野央樹選手の蹴ったスピードも無い曲がりもしないどうってことのないボールがPA内に飛んでくるものの、ごく普通に小林悠紀選手の真正面。それも普通に足を上げてトラップもできるしそのままクリアできなくもない腰当たりのボールを、小林選手はなぜだか少しだけかがんでヘッドでPA外に出そうとしたところ、かがんだ分、ボールの軌道も下にずれて、そのままスクリーンで相手選手を押さえていたイム・ユファン選手の背中に直撃、ボールはてんてんとゴールラインを割るときた。1-0。そらあ、スタジアムの空気が緩むわなあ。そして、審判の笛に対する抗議も両チームの反則に対するファンの反応も緩むわなあ。人間、笑うしかないときはこんなもんだ。

というわけで、選手とファンの感情が締まりすぎてクビをぎりぎりとを締めるレベルになりかけた試合が一瞬にして普通の締まった試合になる。直後からアルビレックスもレイソルも当たりをいとわずに感情を前面に出した上で、ギリギリのところでコントロールするプレーが続出、共に持ち味を発揮する大変に見てて面白い試合になるものの、残念なことにあるびれつくすにとって1点が重い重い。実際、攻撃陣もシュート数は柏の2倍を放つレベルで圧倒。守備のほうも佐藤選手のチェイスと中盤の刈り取り、そして最終ラインの連携のおかげでほぼ柏の攻撃陣を完封するものの、そこはそれ、勝ってる柏は無理をする状況でないという話なわけでして。結局そのまま前半は終了。で、問題の後半。アルビレックスにおける柳下監督の最後の45分。ちなみに、今季限りで退任の意向を示した柏の吉田達磨監督にとっても最後の45分に。

しっかりときっかりとネタをぶちかますからこそ、安定のアルビレックス。しかし、その前にいろいろと仕込みが存在する。まず、後半18分に前線からの仕掛けでPA内に切り込んだ佐藤選手を柏DF陣が囲んでつぶしてボールを奪取。PKじゃないの! という佐藤選手のアピールもむなしく審判はスルー、その上、つぶされた際に佐藤選手は腕を痛めて山崎亮平選手と交代することになり、まさに踏んだり蹴ったり。けれども、そういった負の感情は、たった1つのプレーで吹っ飛ばされるものである。見事に。とてつもなく。というわけで、後半31分、加藤大選手からのクロスに前線で貼っていたレオ・シルバ選手が反応、体ごとゴールに飛び込むものの、ボールは残念ながら頭の上、だったんだけどもなぜだかしっかりと手を伸ばしてダイレクトアタック。もちろんハンド、もちろんイエロー。うん、まぁ、あれだ。あのディエゴ・マラドーナ選手の伝説的反則、神の手を彷彿とさせるプレーが、なぜだかリーグ戦最終試合に飛び出すからこそのあるびれーっくす。で、一気にスタジアムの雰囲気も審判の感情も笑いというか、ぼへえというか、最終戦の最後の15分とは思えない雰囲気になると、その一瞬の隙を上手くつくことが出来るようになったのが、今年のアルビレックスの成長であるとする。きっと。

後半35分、小林選手からのパスを受けて、今度は指宿選手がドリブルからPAに突入したところ、佐藤選手と同じくこれまた柏DF陣が3人掛かりでつぶすものの、さすがに後ろから肩で吹っ飛ばされては審判もPKを取らざるをえず、会場の雰囲気も直前のハンドですっかり怒気をそがれているため、アルビレックスのアウェイ戦では本当に久しぶりとなるアウェイ会場も納得のPKとなる。その上、おもっきし指宿選手は柏ユース出身であるため、柏ファンはもとよりレイソルの下部組織を率いてきた吉田監督と思いっきり顔なじみ。そのため、指宿選手が見事に恩返しのゴールに叩き込んで1-1の同点に追いついても、スタジアムが殺気立つという話は皆無。冷静に恩返し弾をかみ締めるかみ締める。

ただし、試合は直後からヒートアップ。互いに監督の最後を白星で送ろうとする選手たちの熱いプレーが随所に光ることとなり、きわどいシュートやぎりぎりのところでの反則、さらには不意を付くテクニカルなプレーと審判の毅然とした笛が、1年を通してボロボロになったアルビレックスおよびレイソルのファンに、見てて面白いサッカーの試合となって届けられる。もちろん、両チームともファンは諦めの境地にいたってるからこそのこの空気、雰囲気であることは認める。中でも、小林選手は後半ロスタイムに相手選手と交錯。流血の事態となるなど、思わず、ソノプレーをサイゴにダシマスカイナと言いたくなる情熱を持って試合に望み、最後の最後もアルビレックスのCKから柏のカウンターとなるところをアルビレックスDF陣が魂の防御で辛くもゴールを守り、試合はそのままタイムアップ。スタジアムの熱狂の中でアルビレックスの2015年は静かに幕を閉じることになる。あわせて、Jリーグ記録となる勝ち点34での残留を心から喜ぶものである。

心から。

とびっきりの幸運を[編集]

11月23日、2015年のアルビレックス新潟史上最高の幸運と最悪の不運が同時にやってくる。なんと、アルビレックス新潟のメインスポンサーにして新潟県民への情報の周知を一手に司る新潟日報の上越支部の報道部長がよりにもよってレイシストしばき隊だったことが判明。それも、新潟水俣病の第三次訴訟の弁護団団長にTwitterで粘着して罵倒するわ脅迫するわ、しかも和解と結審を誤って認識して人格否定を繰り交わすわのやりたい放題。そしてなんと、新潟水俣病訴訟について地元メディア関係者でしか分からない情報をつぶやいた上、2ちゃんねるなどで情報の暴露が相次いだことから新潟日報関係者であることが判明、一気に人物の特定が進み職業と名前、さらには53歳という年齢までが相手にばれてしまい、速攻で新潟日報の記者として新潟水俣病の担当弁護士に謝罪文を書くなどという話になる。その結果、瞬く間にインターネット上でそれまで経緯とそれまでの発言のもろもろが拡散、炎上、そして、それまで100年にわたって築き上げた新潟県民の新潟日報に対する信頼が崩壊する寸前となる。これは、数多くの新潟県民にとってもっともアルビレックスの情報を伝えてくれるメディアの危機、すなわちアルビレックスと新潟県民の緩くかつ根深い連帯感にとって最悪の事態どころの騒ぎじゃない。

分かりやすく言う。

地獄へ


落ちろ


あえて言う。立場上クビは難しいだろうけど、急いで、それもトップ及び人事がすぐさま動いて依願退職やら閉職にまわすかどうにかしないと、新潟日報の購読者数が激減する。繰り返すぞ、信じがたいほど激減する。これは2000年代以降に新潟県を襲った数々の大災害で、地元に密着することで県民の信頼を得た一地方紙の歴史上、最大最悪の危機である。なお、騒動はそれだけにとどまらずTwitter上の過去の発言から数々のジャーナリストとしてはありえない発言やエロ本やアニメなどの批評、さらには匿名なのをいい事に本人がわざわざ新潟日報の活動を褒めそやしたりとまあ、心から、心からバカであるとしか言えない事実が次々と調査、発見、拡散。

こらあれか? 新潟県民に対する自爆テロか何かか?

で、何が信じがたい幸運かというと、今回の件が露になったのがJ1最終戦の直後であり、残留を決めた直後であったことが2015年のアルビレックス新潟の一番の幸運である。これが2ヶ月前だったら、確実に降格していた。改めて言う。本当に無自覚な自爆テロは恐ろしい。自分の立場、年齢、何よりも所属する組織の信頼を無視して匿名の中でアホなことを繰り返すクソタワケは恐ろしい。それ以上に、そんな無能な味方を排除できない組織であることを周知徹底する時点で、やっばいなんてもんじゃない。

あわせて、アルビレックスとしては2012年に韓国の農新という異物混入連発の会社とメインスポンサーの亀田製菓が提携を発表した結果、地獄の底の底を見て以来の悪夢である。あれも神経すり減らされるどころの騒ぎではなく、日本中のサッカーファンからの冷たい視線が、当時のアルビレックスにどれだけ苦しめたか。今回のバカッターテロはそれに負けずとも劣らぬ騒ぎである。しかも、アルビレックス関連であるからまだ笑うことができる。けれど、日本のジャーナリズムの観点から言えば、地方新聞の一記者が事実誤認で公害病に関する担当弁護士に脅迫ほか様々な犯罪を繰り返したことに他ならず、いろんな意味で気が狂ってるとしか言いようがない。無論、しばき隊としての活動も加味すると、これはまだ始まり、スタートでしかない。あんな目に見える貧乏神、疫病神を身内に飼っていてなおかつまともな対応をしなかったせいでどっかのセキュリティ会社は世界的な名声を一瞬にして失ったように、新潟日報が翌日かせめて2日、なんとかかんとか3日で動かなかったら、いろんな意味で終わる。

日本中から新潟日報を購読していることをバカにされる時代がくる。ちなみに、朝日新聞にはすでにそういう時代が来ている。

なお、今回の事件の発覚を受けて翌11月24日、見事に新潟日報の上越支社には通常の業務に支障をきたすほどの電話、メール、ファックスが届くことになる。もちろん、本社についてもいわずもがな。その結果、今回のTwitter騒動の被害者である新潟水俣病の担当弁護士の事務所に、しばき隊メンバーの記者及び本社の上司が訪れて直接謝罪。けど、これでなあなあに出来るはずもなく、25日の紙面がどうなるかが全てである。まぁ、多分、なあなあですませて朝日ルートまっしぐらになる可能性が高いことは認める。で、身内のコンプライアンス(法令遵守)すらままならない腐れた組織であることがばれた上でさらに同じようなつぶやきをする新潟日報の記者もまた再発見されてさらに信用を落として、なかんずく今回の件に関する情報発信を一斉に停止することで読者の不信を増大させて来年1月の購読の更新と来年4月の新規契約の際に、自分たちがいかに信用されていないかを実感、即座に経営の危機。あべし。とりあえず、第一報を聞いてからここまで思い描くのが、訓練された、すなわち度重なる災害で常に最悪を想定して覚悟する力を新潟日報を読むことで鍛えこんだアルビレックスファンには可能である。でも、絶対に情勢を挽回できる中韓両国の情報をフィルタリングしないで拡散することは絶対にできない上、確実に鎮火できるであろう、今回の事件の当事者としての情報発信、それも1ヶ月間単位でインターネットが飽きてかまわなくなるまでのしつこい情報発信もほとんど不可能である。多分。その結果、どうせネット上で再発火して即座に本丸も丸焼けになるであろうことも付け加える。左翼系の組織における上層部の自浄能力の無さは、はっきり言えば異常であり、自浄能力があったとしても第二第三の失態が待ってることが普通である。そっらあ、ネット上で新潟日報の倒産までつぶやかれるとは、そういう話なわけであって。

ごく普通の不運[編集]

11月23日、まさかそんな悲劇がアルビレックスに降りかかってくるとは誰も思いもしない時間。この日、新潟駅のコンコースに張られているアルビレックス関連のポスターの撤去作業が行われ、多くのボランティアとともにアルビレックスの選手も一緒になって作業を行い、作業終了後に行われた納会の中で、22日に行われた柏レイソル戦の後半ロスタイムに顔面を負傷した小林悠紀選手について、試合終了後に病院に直行した結果、鼻骨の骨折であることが判明。全治も不明。確かに、広報しなくていい時期だけどもさ、うん。改めて、大怪我、大病、大不幸の多い一年であったことが身にしみる。

あわせて、アルビレックスの新監督及び所属選手の去就に関する情報も続々と解禁されており、まず懸案だった湘南ベルマーレチョウ・キジェ監督がアルビレックスからの就任依頼を断っていたことが判明。前述の反町康治松本山雅FC監督も松本に残ることが決まったため、残るはホン・ミョンボ元韓国代表監督のみという少し寂しい状況になる中、なんと、今度はJ3で優勝したレノファ山口上野展裕監督の名前が急遽ピックアップされたりもするけれども、いかんせん、どうなるかは誰にも分からない時期である。ただし一部の関係者を除く。また、こればかりは仕方のない話として、23日に行われたJ2最終節で劇的なJ1昇格を果たしたジュビロ磐田について、悲しいかな。磐田からレンタルで新潟に来ていた山本康裕選手の復帰はほぼ確定。当たり前の話であるけれども、新潟のJ1残留は、野戦病院化した中でこの1年フル稼働で働いてくれた山本選手のおかげであり、アウェイベガルタ仙台戦や同じくアウェイヴィッセル神戸戦でのゴールが無かったら、アルビレックスが降格していたことは間違いない。そのため、改めて感謝すると同時に、口が裂けても言えない、えんちょ、の言葉を飲み込むものである。

仕方ない話とはいえ、仕方ないからこそやるせない。

柳下監督、退任[編集]

11月25日、デンカビッグスワンにて柳下正明監督による2015年のアルビレックス新潟の総括会見が行われ、アルビレックスの2015年と柳下監督の3年半が静かに終了する。分かりやすく言うと、残留争いの中、ギリギリで降格を回避して次期監督にほぼフリーハンドでチームを手渡せる状況というのは、チームについても1人の監督についても語ることが難しい難しい。そのため、心をこめて2015年のまとめにぶん投げる。全力で。なお、弱小経営母体のアルビレックスにとって3年半の任期すなわち4度の残留というのは大きなミッションの成功であり、その間、東口順昭選手やキム・ジンス選手など、何人もの代表選手を育て上げた件もまた、柳下監督の素晴らしい功績である。

そうでないほうの話を語るには最低一晩必要である。

けれども、決して忘れてはならない柳下監督の最も大きな功績こそ、新潟の最大の弱点であった選手層の薄さと他チームとのかかわりの薄さを解消したことである。特に若手選手をレンタルでJ2、J3へと移籍させまくった上で、自チームに還元する手法を根付かせたことは、多くの選手に昇格争いの緊張と出場経験を蓄積させた上、各チームとのつながり、コネクトも確保。具体的にはコネともいうそれは、アルビレックス関係者が全国民の敵となるような行為をしでかした際に、本当に役立つものである。本当に。そして、まさか退任寸前にこんな話になるからこそのあるびれつくす。あああるびれつくす。

なお、そんな本来であればくそどーでもいい話を抜きにしても、レンタル市場における新潟の選手のイメージアップに貢献したことは、次代の選手がステップアップのために新潟ユースを選んでくれることにもつながるわけで。これは、アルビレックスにとっては本当に大きい一歩である。

もっとも、そういった評価を得るためには、実に新潟らしい、らしすぎる移籍の話が盛りだくさんで、特に、2013年にJ1に昇格した湘南ベルマーレにレンタルしていた新潟出身の大野和成選手を、前年度に奇跡の残留で15位に滑り込んだチームがまさかレンタルを1年延長させた件は、シーズン前に残留を争う相手と見なしていたチームに選手をレンタルするという、ある意味、新潟らしいというか自殺行為というかなんというか。その結果、惜しくも16位で湘南は降格するものの、大野選手は出場経験を、ベルマーレはJ1でも生き残れるという目処を得ることになる。そして翌年の藤田征也選手のレンタル移籍&翌年の借りパクの結果、新潟と湘南は中規模の経営母体に四苦八苦するチーム同士という連帯感の中、とりあえずはシーズン前にトレーニングマッチを行うぐらいの関係となる。サッカー閥、電通閥からおもっくそ離れている新潟には、こういう関係が本当に重要である。

あわせて、藤田選手のほか残留争いの只中にあったサガン鳥栖にレンタルしたらば、柳下監督とケンカ別れしたジュビロ磐田を地獄に落とすことに貢献した菊地直哉選手の話や、JFLJ3レノファ山口の昇格に大きく貢献した結果、レノファファンの視線が痛すぎる小塚和季選手の件など、楽しい話がたくさんある。当然のようにある。そうでない話も当然あるけれど、しない。なんにせよ、それぐらいアルビレックス新潟というチームが各チームのファンの心の隙間にもぐりこめたという事実が重要である。とりあえず、アルビレックスがレンタル市場において横浜・F・マリノス柏レイソルといった育成の化け物たちに次ぐ、サンフレッチェ広島と同レベル評価を得ることになった件は、柳下監督の育成の手腕が間違っていなかったことを意味する。

まぁ、育成と戦績は直結しないものであることは認める。

ただし、こういった話のオチは2015年のストーブリーグの結果如何という話のほか、2016年以降を見てからになる。というのも、人脈を広げる手腕を持つ監督というものは、人材を引っ張ってくる手腕にも秀でている。一応、2015年までにある程度の財政的な不安を解消した新潟にとって、中心選手の引き抜きを防ぐことは容易であるけれど、柳下監督の育成能力と戦術能力の差を誤解したジュビロのように、2013年の降格の原因を上げれば上げるほど、人間関係の4文字に集約するというのは余りいい状況ではない。まさか、残留を争う相手にライバル清水エスパルスから日本代表のGKが送り込まれ、石もて追われた監督率いるアルビレックスから守備的ポジションのユーティリティープレイヤーが送られてきたなんて話には、単純な金銭の多寡とは別の何かがJリーグの裏に流れていることを示している。

などという怖い怖い話を差し挟みつつ、改めて、2015年の総括と2012年からの3年半の総評を年末に投げるものである。ちなみに、柳下監督は3年半の監督生活の中でもっとも心に残ったアルビレックスの試合として2012年のJ1第33節、アウェイベガルタ仙台戦を挙げている。至極納得である。

事の顛末[編集]

11月25日、アルビレックスはもとより新潟県民および日本中の新潟出身者が軽くめまいを覚えた、くだんの一地方紙の記者によるTwitterを介しての弁護士に対する脅迫騒動について、幸いなことにどこぞのセキュリティ会社とは違い、新潟日報上層部は現実的な対応を選択。上越支部の報道部長だった人物を同日付けで無期限の懲戒休職処分とし、彼のかました暴言などを随時調査することを約束、その上で経営管理本部付の無役とすることを翌日の紙面で発表する。もちろん、厳罰を求める層から一斉に処分が軽いというバッシングと、新潟日報に関する不満の声が上がるものの、あくまでも現実的な処遇であるとの声が強く、とりあえずは、水俣病弁護団の団長に対する脅迫以外の様々な暴言やヘイトスピーチなどで実際に刑事事件として起訴された段階で、会社として解雇するという話に落ち着くこととなる。

この一件については、詳細を調査する前に辞職された上に問題ツイートも削除されるのを黙って見過ごして、全て無かったことにしたどこぞの世界的なセキュリティ会社よりも一地方新聞のほうがコンプライアンス的にはまともだったため、これをきっかけにしてようやくにアルビレックスにとって二回目となるスポンサーの不祥事は沈静化。まさにギリッギリせーふ。ただし、とっくの昔に各種マスメディアでは実名で報道され、新潟日報についてもすでにこういった人物が紛れ込んでいることが判明した以上、すでに上層部もやられているに違いない、時期を見て復職させるに決まってる、紙面の内容からお仲間も大勢いるだろうなどという、当然の反応が出てくる出てくる。そして、そのお仲間がしっかりと新潟日報に文章を記載するからこそのあるびれつくす。いや、まぁ、言論界にはそういう勢力が多い以上仕方ないのだけれども、なしてこう、火に油を注ぐのやら。

けれども、狭い言論界であることが幸いし、報道部長の擁護および彼へのバッシングをした勢力に反論をした人物というのが、実にまったくとっくの昔にそういったサイドの人物であると知られていた上、無理筋な話にクソ無理な擁護をとってつけた程度の反論でしかなかったため、新潟日報にとってその言論は二重遭難事件とはならず、あーあーはいはいそうですねそうですかよかったですねーと軽くスルー。たわごととして扱われ、後は今回の騒動を過去のものにさせる次の犠牲者、というかいけにえのヒツジ、というかとにもかくにも考えなしのバカが出てきて、この一件をわやにしてくれるのを待つだけとなる。

で、2日後にしっかりとそのバカが出てくる。

11月28日、2015年のJ1の最後を飾るチャンピオンシップの準決勝の浦和レッズガンバ大阪で、昔懐かしきと書くとちょっと悲しくなる東口順昭選手が大活躍。見事、1-3でレッズを下した試合で、浦和ファンの高校1年生がガンバの3点目をあげたパトリック選手に対して、モノホンの人種差別ツイートをかました結果、即座に炎上。大問題となる。なんせ、試合直後に問題となり普通に海外までニュースとなり、しかもあーた。「Japanese Only」という垂れ幕でリーグから無観客試合の処分まで受けたレッズファンがまーたやらかしたということで、とりあえずは、アルビレックスの周辺からいろんな気配が消える。ついでに新潟日報の周辺からも、様々な思惑が消えていく。ただし、ガソリンが漏れているところから火の気が消えただけであるため、対応を間違ったら大火事になることは確定しているため、果たして来年の1月1日、もしくは4月1日までに今回の事件の清算と企業としての見解、何よりも再発防止策に努めない限りは、第二第三のアホが出てくる。そのことを肝に銘じておかなければいけない。

あわせて、浦和を襲ったこの不祥事については、さすが1度経験しただけあってレッズの対応がはえーことはえーこと。即座にチームとしての見解と差別に対する批判と反対を表明、後はリーグ及びFIFAの対応を待つ状況である。無論、一ファンによる暴挙といえど、バカなことをすれば関係者ごとバカだと思われるのが世の中である。ああなってはいけない。けれど、ああならぬよう、なぜああなったかについては、しっかりと調べないといけない。

最後に。どうしようもない話として、くだんの報道部長もまたアルビレックスファンであることが判明している。覚悟していたこととはいえど、ただでさえ少ないアルビファンの有名人の項目に、レイシストをしばき隊の人物が加わったことを心から悲しむものである。同じく、しばき隊のメンバーがいることで知られた横浜F・マリノスファンの嘆きが改めて身にしみる。後、しっかりときっかりと新潟日報が総力を挙げて取り組んだ北朝鮮による拉致問題に対する問題発言もツイッターから掘り起こされており、後はカウントダウンを待つだけである。

チーム作りという名のギャンブル[編集]

11月28日、様々な情報の飛び交うアルビレックスの新監督に関して、一部のスポーツ新聞が柏レイソル吉田達磨監督41歳が決定的との報道がなされる。しかし、いかんせん、スポーツ新聞でありホン・ミョンボ監督やチョウ・キジェ監督といった名前が取りざたされている中での出来事であったため、実に反応しづらいことこの上ない。しかし、事態は1日2日とかけて大きく動くこととなり、まずホン・ミョンボ監督については、中国スーパーリーグからオファーがあり、年俸1億5000万円、とかいう時点でハイ消えたー。すいません、アルビレックスの年俸の3倍から5倍の数字が出た時点でどうすることもできません。また、湘南ベルマーレのチョウ・キジェ監督も同じ11月28日に年俸5000万円で京都サンガに決定とかいう時点でアルビレックスには相当厳しかった上、まさかまさかで11月30日に湘南残留が決定ときたもんだ。はい、完璧な当て馬ですねそうですね。けど、よくあるよくある。そんな状況が続いた中で吉田監督がほぼ確定という話になり、決定的という話になり、最終的には12月1日に新潟日報でアルビレックスの新監督に吉田達磨氏確定という情報が踊ることになる。

これにより、とりあえずは2016年のアルビレックスが本格的にスタート、とはいかないのが世の中である。まず柏レイソルは天皇杯4回戦を勝ち上がっており、12月26日の準々決勝から1月1日の決勝、何よりちゃんとしたチームの引継ぎを完了するまでは柏の人なわけで、さすがにシーズン終了後即新潟に動くことは不可能である。そのための動きを12月中に済ませていたとしても、さすがに生活基盤を新潟に移すには最低1月半ばを目処と考えなければならず、そこから新潟のほうのもろもろを引き継ぐにもやはり時間がいるため、2月のキャンプに万全の状況で望めるかはハナハダ疑問であると同時に、そもそも吉田監督の得意とする戦術がパスサッカーという時点で、ちよつとばかし考えてしまうのも仕方ない。生活に慣れ、チームに慣れるまではどうしても時間が必要な中、いきなり足元の技術のないチームが混乱するに決まってるつなぐサッカーというのも大博打である。

もっとも、柏レイソルファンの吉田監督に関する総評の中には、怪我やターンオーバーなどで戦術的な継続が難しい状況であるならば、現実に即した動きも可能であるという話もあるため、さすがにいきなり新潟の生きがいであるショートカウンターや柳下監督が敷いたハイプレスと強烈なマンマークによる刈り取り戦術の道は放棄しないと思われるものの、徐々に少しずつわずかばかり、それまでの新潟ではほとんどなかったブロックの形成や根付きゃしなかったポゼッション戦術、さらには鈴木武蔵選手をぶっこむだけで即座に破綻するであろう、華麗なるパスワークによる崩しなどへとチームが変わっていく可能性が高い。まぁ、監督の変更とはそういうものであるけれど、したらば、11月の時点でチーム編成に加われる体制が良かったことも事実。

けれども、こればかりは与えられた配剤でやりくりするほかない。あわせて、大変残念な話として、2015年の柏レイソルがセットプレー巧者という話はない。そのため、これまた新しく来るであろう新コーチがどういった人材であるかが次の焦点となる。あわせて、日本屈指の若手育成の手腕を持つ吉田監督のプロフィール及び人脈うんぬんについては、確定して広報から発表された時点で記載するものである。

心から心からもだえつつおめでとう[編集]

11月30日、アルビレックス新潟シンガポールで大きな動きがあり、なんと1月にアルビレックスから海を渡った木暮郁哉選手が2015年のSリーグ(シンガポールリーグ)のMVPを受賞という、想像もしなかった方向から大きな喜びがやってくる。実は2015年シーズン、アルビシンガポールは絶好調で、なんとそれまでで最高となる戦績を残しており、リーグ戦では3位に終わったものの、2つのカップ戦、リーグカップとシンガポールカップで優勝を果たしており、トップ下で35試合に出場し5得点をあげた木暮選手は文句なしの受賞となる。さらに、同じくアルビレックス新潟シンガポール所属の井畑翔太郎選手(元ロアッソ熊本所属)のゴールがベストゴール賞に選出されるなど、久しぶりにアルビレックスが国外に撒いた種から花が咲く。もちろん、そこからどういった種が取れるかが重要であり、そしてさらに、そこから芽が出て花が咲くかどうかは、誰にも分からない世界である。けれども、まずは花を楽しめる。

さらに、もう1人海を渡った選手が大活躍しており、フィンランドのHJKヘルシンキに移籍した田中亜土夢選手はリーグ戦では6連覇中のチームであったものの、欧州予選での敗退と、田中選手と同じく日本から移籍してきたハーフナー・マイク選手が5ヶ月でオランダのADOデン・ハーグに移籍したことが響き、最終的にヴェイッカウスリーガで3位に終わる(優勝チームはセイナヨエン・ヤルカパッロケルホ、通称SJK)ものの、田中選手自身、初めてとなる優勝杯を掲げ(フィンランド・リーグカップ)31試合に出場、8得点をあげたことが評価された結果、なんとリーグのベストイレブンに選出。移籍初年度でいきなりフィンランドリーグを代表する外国人選手となり、当然のことながら移籍金も高騰。

信じられるかって? 無理

とりあえずたりおえず、毎年恒例去る者を追わない新潟というチーム特有の、所属選手の移籍直後の大活躍というニュースが、海を越えてやってくる。おかしい。矢野貴章選手の場合は、アレだったのに。まぁ、彼の失敗すなわち移籍話が来て即移籍した結果、生活基盤も精神的なよりどころも無いまま別次元のリーグですり減らされて失速という、夢はかなえた直後が一番もろいという事実を踏まえて、準備と用意と覚悟と計画をしっかりとさせたことで、アルビレックスから海外に出る選手は成功しやすいのだと思われる。なお、木暮選手も井畑選手も田中選手もここから本番であることは間違いない。たとえステップアップできずに同リーグで来年を戦ったとしても、ステップアップして次の国のリーグに挑戦したとしても。

ちなみに、アルビ出身選手で最も海外で活躍しているのは当然のことながら酒井高徳選手(7月にVfBシュトゥットガルトからハンブルガーSVに移籍)であるけれど、もう1人、キム・ジンス選手もTSG1899ホッフェンハイムでスタメンとして活躍している。あわせて、2014年にアルビレックスとの契約が満了した後にミャンマーのクラブチームサザン・ミャンマーへ移籍した奥山武宰士選手の近況については、いろいろと調べたところ、2015年はなんとサザン・ミャンマーというチームがミャンマーリーグにないときたもんだ。まぁ、東南アジアのサッカーリーグあるあるである。ついでに、2014年のサザン・ミャンマーには井畑選手も所属していたりもする。そのため、いろいろと近況をたどったところ、どうやら奥山選手は日本に帰国しており、なんとMr.Childrenのボーカル桜井和寿氏の率いるアマチュアチーム「ケリタガリ」に所属している模様。さらにさらに、同じくシンガポールリーグに所属していたブルーノ・カスタニェイラ選手は現在、シンガポールのゲイラン・インターナショナルFCに所属。

って、何でこんな話を必死になってインターネットを駆使して書き込んでるんだろうと自問自答したくなったのでこの辺でやめるものである。ただ、改めて、アルビレックスというのはだだっ広い門戸を持つチームであることは間違いない。

松原選手、U-22代表に選出&鈴木選手、五輪の書の読破を断念[編集]

11月30日、日本サッカー協会よりU-22代表のカタールUAE遠征のメンバーが発表され、代表合宿に参加していた選手の中から見事に松原健選手が遠征メンバーに選ばれると同時に、水戸ホーリーホックにレンタル中の鈴木武蔵選手もU-22代表に選ばれる。

ただし、鈴木選手についてはそれを踏まえてどうしても書かなければならないことがある。それは、8月に京都で行われたU-22の合宿の際に妙心寺にて座禅の修行を初体験することになり、そのときに副住職から宮本武蔵五輪の書を勧められたところ、速攻で購入して速攻で挫折。改めて11月に合宿で呼ばれた際に、その話になりこの結論に達する。相変わらずである。本当に、相変わらずである。ちなみに、五輪の書とは地水火風空の5つの書に分かれており、地の書では宮本武蔵の人生を語り、水の書で彼の残した二天一流の技術を伝え、さらに火の書にて戦う際の心構えを。そして自分および自分の一門が戦う相手の特徴などを風の書に記すことで、宮本武蔵という剣豪が勝ち続けるために何が必要だったかを後世に伝え、最後の空の書で、仏教及び禅の概念で重要となる空すなわち「あらゆるものには実体がない」という考えを用いて、宮本武蔵の人生及び彼の築き上げた兵法及び彼の生きた時代、彼の敵などを自分の中で想像、彼の思考を想像し合わせることで、常勝というものをもたらす脳内の動きを事細かに伝えている。

ここまで書くだけで、鈴木選手が挫折するのも仕方ないしょうがないどうしようもない笑うしかない。けれども、先人やライバルの人生、テクニック、そしてその人の敵や信条などを自分自身に置き換えて、より誰かの気持ちを分かるようになると、ものすごくサッカー選手として役立つことも確かであるため、ぜったい確実100%無理に決まってるだろうけれども、読破してもらいたいものである。ちなみに、文学では必須の技術であり、信仰でもまた当たり前の思考である。

関連項目[編集]