2015年のアルビレックス新潟・第三部

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2015年のアルビレックス新潟・第三部

アルビレックス新潟は幸運なチームである。なぜなら、言葉にできない悲劇を経験したおかげで、この光景を言葉にできるのだから。

5月[編集]

ケガ有り誤審アリ凡ミス有りで日が暮れた4月が終わり、後はただ反撃の5月のみ、と言えればいいのだけれども、基本、不運な話に事欠かないからこそのアルビレックス。そのため、チーム状況は好調で明らかに選手の動きが良くなっているにも関わらず、まだまだ降格に対する危機感を持ち続けないとまずい。特に、アルビレックスファンがサッカーが嫌にならないよう、一試合一試合ごとに実績を積み重ねていかないと、将来的に経営が詰まる。そして、実際につまりかけている。

反町監督との一戦 アウェイ松本山雅FC[編集]

5月2日、アルビレックスをアルビレックスたらしめた哀愁のバクチメガネ、もとい反町康治監督率いる松本山雅FCとの一戦は、ある意味、アルビレックスにとって尻に火がついた状況で始まることとなる。というのも、この試合の前まで勝ち点6で15位につけていたアルビレックスはだったのだけれど、下位チームが軒並み勝利か引き分けた結果、夜の部で試合をすることになったアルビの順位は17位にまで落ちてしまい、あぁ、なんて懐かしい2012年のアルビレックス新潟状態へ突入。とりあえず、いつまで新潟県民の心が持つかを試し続ける日々とはいい加減サヨナラしたいけれども、残念ながら、アルビレックスがそういう星の下に生まれていると言ったら嘘になる。なんせ、前節にラファエル・シルバ選手がイエローの累積で出場停止。この試合、アルビレックスの得点力に若干の不安が残っている時点でもう。

けれども、そんな話は前半7分にいきなり覆ることとなり、なんと、見事、PA内で指宿洋史選手が山雅DFの後藤圭太選手から引っ掛けられてPKを獲得。今一瞬、日本バスケットボール協会の件が思いよぎった方、とりあえず、アルビレックスはそんな卑怯なマネをするようなチームではありません。ただ、相手に仕掛けられた場合は別なだけです。多分。

というのは冗談であるけれども、アルビレックスとして数々の誤審を乗り越えてようやく獲得したPKはレオ・シルバ選手がしっかりとGKの動きを見極めつつたたっこんで0-1。ただし、この試合はオーストラリアのサッカーリーグであるAリーグとJリーグとの交流の一環として、オーストラリア人審判であるジャレッド・ジレッド氏が笛を吹いており、日本人審判ではないという只一点が重く心に突き刺さる。 の しかし、だからといって、アルビレックスの根本的問題である不幸の前でそんな1度や2度の幸運は薄れがちになる。だからこその不幸である。前半23分、アルビレックスの左サイドを突破した、東京ヴェルディ1969から山雅へレンタル中の前田直輝選手20歳が、PAの左隅から厳しい角度からゴラッソを突き刺して1-1。もちろん、J1初得点さ!おめでとう。後、こういうとんでもないゴールが突き刺さるからこそ、やっぱりいつものアルビレックスてえものさ。どちくしょう。

試合はその後、連戦の疲れと急激に上昇した気温の影響から両チームでスタミナ切れを起こす選手が続出。後半開始直後から、足が止まる選手と精度を欠いたパスが繰り返されることとなり、試合が膠着していく。なお、疲労が蓄積されると凡ミスが増えるレオ・シルバ選手はこの試合でもやらかしてしまい、後半36分にイエローカード。次節のモンテディオ山形戦への出場停止が決まってしまうと同時に、2014年J2で6位だった山形だから、それなりに気楽に・・・とかいう話が一気に雲散霧消。うわお、ある意味、2016年以降、いつかレオ・シルバ選手がいなくなるときを想定した試合へと変貌を遂げてしまう。最も、そういうときのために無理やりにでも若手を使っていたのである。何とかなる、はず。などといろいろと覚悟を決めていたらば、なんとカード提示直後の後半38分。成岡翔選手と交代で入っていた山本康裕選手がレオ・シルバ選手からのパスを受けた直後にPA外から起死回生のゴール。1-2、よっしゃ、これで今日は勝てるはず、頼む、お願い、とかいうあるびふぁんの前に立ちはだかるのが、セットプレイ巧者の山雅。というわけで、試合終了直前にPA付近からのFKから、立て続けに山雅のチャンス。ゴール前でドフリーの状態でボールが渡るは、ゴールライン上からボールを弾きだすは、ポストにすくわれるわと心臓に悪いシーンが連発連発連発される中、ついにようやくタイムアップの笛が鳴り響き、アルビレックスは勝ち点3をゲットする。と同時に、降格圏からの早々に脱出。とにもかくにも、松本山雅に幸運属性が無かったことにほっとする。

なお、対アルビ幸運属性持ちのチームは問答無用の浦和レッズ柏レイソルの二強である。あわせて、そういう意味では、山雅の反町監督も、アルビレックスで監督に就任してからずっと、微妙に不運属性を持っているのだけれども、多分、偶然である。それにあれだ。不運なほど、人は深く深く考えるようになる。というわけで、次節は、5月6日。レオ・シルバ選手のいないモンテディオ山形戦である。

GWと3バックと ホームモンテディオ山形[編集]

5月6日、GW最終日に晴天、さらにはビッグスワンで負けたことがほとんどないモンテディオ山形戦。こういった話の際に大体落とし穴があると予測するからこその新潟県人である。無論、J2で6位だった山形と、曲がりなりにも2014年のJ1ベストイレブンを擁する新潟との差は大きく、よっぽどのことではない限り勝利は確実、引き分けたならちょいまずい、負けるだなんてもってのほかという、そんな滅多にない良いイメージで臨める試合、にも関わらず試合開始前からよっぽどのことがある。だからこその新潟である。というわけで、ラファエル・シルバ選手、足の違和感で欠場。もちろん、レオ・シルバ選手もカードの累積で欠場。とりあえず、スタメン発表の時点で試合展開の予測&結果がだめだめになるにもきつい話である。実際問題、2人のシルバ選手のいないアルビレックスは、普通に考えればJ2上位チームレベルの試合になりそうだなあとしか言いようがない。

もちろん、DF能力は眠り病さえ克服すればJ1でも屈指だけれど。ただし、攻撃力&セットプレイ能力については、お察しの通り。

事実、この試合は、まさにレオ・シルバ選手のいない試合というとんでもない歯がゆさを感じる時間帯が続く続く。悪くはないんだけど結果に結びつかない。あわせて、実は新潟は前節の松本山雅戦よりフォーメーションに大鉈をふるっており、なんとほぼなんちゃってに等しい3バックを導入。大井健太郎キャプテンを真ん中に、大野和成選手を3バックの左、フィッツジェラルド舞行龍ジェームズ選手を右に置き、左WBにコルテース選手、右WBに川口尚紀選手を置く布陣を選択。それも、頻繁に4バックへのチェンジを繰り返しての3バックである。その結果、レオ・シルバ選手がいない状況でもモンテディオの攻撃陣を上手に絡め取る。なお、いた状況だった山雅戦は、とんでもないレベルで無双しまくってさらには怖い怖い相手セットプレイも零封。ということは山形の怖い飛び道具に対しても、ある程度の対応が可能になるという話である。

凡ミスさえなかったら

幸い、DF陣のミスの少ないまま前半は終了。問題は攻撃陣の迫力の無さであるけれども、こればかりはいつもの後半の交代に期待するしかないのが現実である。というわけで、問題の後半。というわけで、問題のせっとぷれいいいいい。後半16分、せっとっぷっれいいいから長身FWの林陵平選手にドカン。0-1。せつとぷれいいいいい。って、なぜ相手の長身FWのマークがずれる。というわけで、おもっくそ、凡ミスで失点。あぁ、予測してたよ。

で、その光景を25000人を越えるファンが見ているわけだあああああ。実にまったく新潟だあああ。しかも、それをテレビ中継している時点で、新潟の経営的に見れば、吐けるレベルである。そしてさらにその後の光景のまあひどいことひどいこと。いかに、アルビレックスが1人のチームであったか、連戦で選手のスタミナが削られていたかがよく分かるシーンが続出。ま、あれだ。ひでえや。とりあえず、こういう展開になるとまずいという展開になるところが一番まずい。しかも、それがGWの最も大事な試合に。テレビ中継されている中。で、試合はそのまま、0-1で終了、と事前に書いておいてから10分後の後半46分。成岡翔選手が加藤大選手のクロスぶっさして1-1。

・・・大好きだよ、予想できない展開って。後、予測することすら出来ない結末って。とりあえず、クソッタレって心から言わせてくだクソッタレエエエ。というわけで、ぶっちぎりのJ2降格候補である山形に見事に勝ち点1をゲットされた新潟である。けれども、ある意味、新潟らしい、らしすぎる。次節は地獄の7連戦の最終戦、5月10日にアウェイで強豪横浜・F・マリノスとの一戦である。なお、この試合の直前に中村俊輔選手が負傷しており、そういう意味では、チャンスでもある。が、んがっ、新潟がそういうチャンスをつかめるチームかというと、そんなわけはないわけで。でも、まぁ、気にしない。ちゃんと休めたレオ・シルバ選手がいるという時点で、とりあえずは試合展開が予測しやすいのだから。

宮崎選手、長谷川選手を2種登録[編集]

5月8日、アルビレックス広報から新たに2人のユースチーム所属選手が2種登録(高校の大会に出ながらJリーグの試合にも出場可能な登録)されることになったと発表され、新たに宮崎幾笑選手17歳と長谷川巧選手16歳が少人数かつ怪我人だらけのトップチームにおいて、若手選手のステップアップ争いに加わることとなる。なお、一目見た瞬間、宮崎選手の名前をキショーだと思った方は残念。読みはキワラとなっています。なお、ポジションについては、宮崎選手がMFで長谷川選手がDFとなっており、先に2種登録を済ませたGKの阿部航斗選手、MFの斎藤宏太選手に続くシーズン中でのステップアップという話はつまり、彼らにそれだけの実力があった、という話のほかに、レオ・シルバ選手のいるうちに、彼のプレーから吸収できるものを吸収させておかないととにもかくにももったいないという話があり、なぜ、どこにでも彼がいるのか。どうしてあんなにたやすくボール奪取ができるかといった、他のチームの選手よりもずっと優位に立てるテクニックと経験を早めに積ませておきたいという思惑もちらほらと。無論、適当な話であるけれど。

あわせて、基本、2015年の春における地獄のキャンプで、トップチーム選手に混じって参加した若手選手である。そのため、スタミナ面で十二分にトップチームでも対応できる上、何より、アルビレックスにはついこの前まで無名だったのに、あっという間にJ1でも見劣りしなくなった若手選手の有望株が大勢いるため、素晴らしい目標を間近で観察できる状況である。あわせて、若手選手である以上、素晴らしくない彼らの失敗もまた間近で観察できる状況であるため、疲労困憊で倒れた後に起き上がるまで5秒以上かかったり、パスミスから相手のカウンターを食らっても後ろを追いかけずにパスコースを消さなかったり、何よりも、普段の生活で疲労回復を心がけないから練習の際に同じ失敗を繰り返して試合でも繰り返すといった、悪い事例もよーく見えることになる。

具体的に言うと、どうして鈴木武蔵選手が試合中に同じ失敗を繰り返すのかという疑問の答えと対応策を若手選手がしっかりと確認して考えられることは、けっこー重要な話である。いろんな意味で。もっとも、U-22代表の主力選手である鈴木選手がいなかったら、怪我人の多さから代表でいなくなるとやばい川口尚紀選手や小泉慶選手といったある意味隠し球にまで代表の魔の手が伸びるため、何としてでも、血を吐いてでも、鈴木選手を育てないといけないのが2015年のアルビレックスである。

サッカーお化けは足が止まった時にやってくる アウェイ横浜・F・マリノス[編集]

5月10日、地獄の7連戦の最終戦in横浜日産スタジアム。この間、アルビレックスの戦績は1勝。良いとか悪いとかいう以前の問題である。原因は、DFの凡ミスと審判の笛と攻撃陣の不甲斐なさの3点で、特にセットプレーについては相も変わらず弱点どころの騒ぎではない日々が続いている。そのため、ついにというかようやくというかやっとというか、今まで何をしてきてんねんというか、セットプレーの練習についてアルビレックスのHPに記載されるようになるものの、いろんな意味で遅すぎである。もっとも、対戦相手である横浜・F・マリノスも中心選手であり日本屈指のキッカーである中村俊輔選手をケガで欠いているため、少なくとも、いつものセットプレーでぐわああとかいう話は、まだ、何とかなるかもしれない。

しかし、それ以外の要素についてぐああああ。というわけで、前半。惜しいシュートが連発されて川口尚紀選手や山崎亮平選手がゴールを脅かすものの、後一歩のところでマリノスのGK飯倉大樹選手に弾かれーの枠を外しーのと、相変わらず、マリノスのDF陣の固さを確認するかのような急いた攻撃ばかり続く続く。とりあえず、クロスを上げるものの、誰もいないシーンがこうも続くのは、ちょっとおかしい気がしなくもない。否、だいぶおかしい。せめて、クロスを上げる前に後ろの選手や走りこむ選手による声での確認やPA付近に視線を飛ばすぐらいの話があってもいい気がしてならない。けれども、そこはそれ。復帰したレオ・シルバ選手が大活躍してマリノスの攻撃をつぶしまくって、0-0のまま前半が終了。だとすると、いつもの後半、相手の足が止まってからだという思いとは裏腹に、あの選手が。そう、あの選手が。

というわけで、後半。連戦で足が止まりかけた両チームにおいて、怖い怖いスタミナお化けがやってくる。こういうときだからこそやってくる。後半16分。GKに競り勝った昔懐かしきマリノスのMF三門雄大元アルビキャプテン兼元祖アルビスタミナお化けが、中盤で中町公祐選手へパスを渡すと、足の止まった新潟のDF陣をスルスルと交わしてPA付近まで侵入、さらにそこへ長躯走りこんだ三門選手にラストパス、見事に決められて1-0・・・。そうだよ、アルビレックスにはこれがあったよ。というわけで、柏レイソル鈴木大輔選手の代名詞ともいえる恩返し弾を食らった直後に足が止まるのは、連戦のせいか、それとも精神的な疲労なせいか。その後、柳下正明監督は矢継ぎ早に選手を交代し、何とか立て直そうとするものの、いかんせん、マリノスのDF陣固すぎという現実が重くのしかかる。結局、試合はそのまま惜しいチャンスもないままにマリノスDFに上手に絡めとられて1-0で終了。良いとか悪いとかではなく、ひどいかろくでもないかの2択である。あわせて、ラファエル・シルバ選手の復帰については未定のままであり、改めて、残留争いを覚悟しなければならない。

嗚呼、弱い弱いあるびれっくす。次の試合、5月16日のホームベガルタ仙台戦までに、どれぐらいチームと精神状態を立てなおせるかが、今シーズンの鍵を握る。あわせて、2015年は2シーズン制になっているため、戦績的に見れば柳下監督の進退も掛かる試合である。

弱体化の原因[編集]

2015年5月10日現在、アルビレックスは2勝5敗4分の勝ち点10、得失点差での影響で17位と惨憺たる成績である。このアルビレックスの大不調の主原因として、セットプレーうんぬんのほか、DF陣の凡ミス、FW陣のアレという話が多発していることの裏に、もう1つ大変に分かりやすい原因が存在する。というのも、2014年にアビスパ福岡に引っこ抜かれたコーチの三浦文丈氏と鈴木健仁氏の2人のせいかは不明なものの、2015年5月10日現在、井原正巳監督率いるアビスパはカオスの様相を呈している2015年のJ2で5位という好成績を収めており、序盤に3連敗を喫した後、10試合連続で負けなしという異常な上昇気流に乗って、そのままジュビロ磐田セレッソ大阪を撃破。そして、新潟からレンタル中の酒井宣福選手や元新潟に所属していた濱田水輝選手ら若手が大活躍する中で、明らかに2014年にJ2で16位だったチームとは思えない快進撃を続けている。その裏には、実にまったくアルビレックスの元所属選手の活躍があり、前述の2人のほか2012年にレンタルで新潟に来た平井将生選手や2006年にビッグスワンの芝を経験した中原貴之選手といった、過去にアルビレックスにレンタルした選手、すなわち2004年からアルビレックスでスカウト業を営んできた鈴木氏と顔なじみの選手がいる状況の中、元アルビレックスの選手と新監督との橋渡し役を三浦氏と鈴木氏が担ったことは想像に難くない。と同時に、三浦氏の影響からか、おっそろしいまでに若手が躍動しまくっており、新潟を支えた育成の精神がアビスパでも引き継がれていることがよく分かる。

あわせて、もう1つアルビレックスと深く関わる強烈なチームが存在しており、元アルビレックスのユース監督上野展裕氏率いるJ3のレノファ山口は、2014年にJFLでかろうじて4位に滑り込んでJ3に初昇格したチームながらも、3月4月5月とリーグを独走。9勝1敗という好成績を挙げているのは、若手選手の扱いに長けた上原監督の下に、平均年齢が25歳以下という選手が集まったという話のほか、こりゃまたアルビレックスからレンタルで移籍してきた小塚和季選手が大活躍。レノファの中盤で決定的なパスを出しまくる出しまくる。

書いてて涙が出てくるなあ。

というわけで、2015年のアルビレックスの不調の根源には、元マリノスユースで教えていた三浦コーチがいなくなった影響がことのほか大きく、その話をさらに遡ると、2014年に上野氏がレノファの監督に就任したこともまた大きい。やはり、若手育成が生命線のアルビレックスから、若手育成に長けた人材が抜けるのは痛手である。もちろん、2015年に新たにアルビレックスのコーチに就任した茶野隆行氏の力量を疑うわけではないけれど、いかんせんコーチとしてはまだまだ経験不足で、2014年は学習院の中等科で指導をした後に、初となるサッカーチームでの指導がアルビレックスという状況では、まずは本人の指導方法のスキルアップおよび選手とのコミュニケーションから始めないといけないわけで。そのため、どうしてもトップチームにおける若手選手の起用方針にブレが出るのも仕方ない。これから先、新米コーチである茶野氏が、どれぐらい若手選手の指導法を獲得するか、もしくは選手からの支持を得るかで、2015年の後半戦が決まる。かもしれない。

無論、柳下監督の解任に合わせて、コーチ陣も総とっかえとかいう話になっても仕方ない状況ではある。こればかりはどうなるか分からない。現時点において、アルビレックスの成績はやばいなんてもんじゃない。

そこに神はいない[編集]

2015年5月12日、アルビレックス広報から1つの連絡がファンへともたらされて、2015年のアルビレックスの終焉が静かに幕を開けることになる。かもしれない。それは、本日行われた血液検査の結果、レオ・シルバ選手の肝機能の数値に異常が見られたため5月13日にブラジルへ一時帰国し精密検査を行うという実に簡潔な一文かつ、ある意味、アルビレックスの歴史上最低最悪の最終通告が行われた結果、信じがたいレベルで冷静になるからこそのアルビレックスファンである。

こういった空気はよーく知っている。大災害の直後、これから地獄へ赴こうってときの、あの感覚だ。そもそも、命に別状はないのか。それとも、単なる検査入院だとしても、どれぐらいチームを離れるのか。そして、これからチームはどうなるのか。そんな思いをぐっと飲み込んで、粛々と冷静に対応するからこそのアルビレックスファンである。

あわせて、こういった非常事態において、大変に分かりやすい話がある。それは、次のベガルタ仙台戦および前期の残り試合、さらには2015年の最後の試合まで、奮起しなかった選手はタマ無し野郎という大変に分かりやすい話である。後、レオ・シルバ選手が治療に専念できないようなプレーをするやつは、新潟から出て行けという話でもある。特に、2012年にマルセロ元フィジカルコーチを白血病で亡くしたことのあるアルビレックスである。そして、彼もまた、2010年に日本で白血病と診断された後、ブラジルで療養する中、多くの人々の復帰の願いもむなしく黄泉路へと旅立ったわけで、今回、日本で対応できなかったため、ブラジルへと帰国することになったという時点で、アルビレックスファンは早い早い覚悟を決めないといけない。

けど、まぁ、もちろん、レオ・シルバ選手は生きて帰ってくる。当たり前の話である。そして、あれだ。レオ・シルバ選手が帰ってくるとき、チームがJ2にいていいのか、という話である。なんにせよ、神はアルビレックスには微笑まない。知ってたけど。あわせて、今回ほど、お願いだからビッグクラブによる引き抜きであってくれ、と願わざる話はほかになく、実は冗談でチームを結束させるために芝居を打ったに違いないだの、心から誤診を祈るだの、生真面目すぎるチームおよび全国でも屈指のスポーツ医療の病院に対してろくでもない言葉をいわざるをえない。

無駄だと知ってるけれども。

何より、心をこめて伝えたい言葉がある。アメリカを代表する詩人でホモアレン・ギンズバーグが詩集「吠える」に残した一節で、

「お嬢さん方、これから地獄めぐりをするのだ。ドレスのすそをからげなさい
Hold back the edges of your gowns, Ladies, we are going through hell.》」

さて、アルビレックスにはどれぐらいのタマのついてないお嬢さんがいるだろう。次の試合は選手の人間性がよく分かることは間違いない。5月16日のホームベガルタ仙台戦はいろんな意味で必見である。

けれど、そこにアルビレックスファンがいる[編集]

5月13日。レオ・シルバ選手が日本を離れるその日。午後2時7分に新潟を出る新幹線に乗る彼と彼のファミリーを見送るため老若男女どころの騒ぎではない300人ものアルビレックスファンが新潟駅へと集まり、さらにはテレビ局のカメラまでやってくる事態となる。まぁ、当たり前の話である。そして、出発の直前、レオ・シルバ選手は新幹線乗り場へと向かうコンコースで一時の別れの挨拶と、体を治した後、さらに強くなって戻ってくることをファンに約束。そして、ホームを埋め尽くす人々に向けて笑顔で手を振りながら新幹線が動き出した後、まーさか、そこから長岡駅燕三条駅浦佐駅越後湯沢駅上毛高原駅高崎駅東京駅と停車する駅ごとにホームへ集まって、窓の外から感謝の言葉をかけるアルビレックスファンがいるとは夢にも思わなって、実は、過去にもJ1昇格に貢献したファビーニョ選手や船越優蔵選手が新潟を離れる際に各駅停車見送りをやっていたりもする。

とりあえず、普段、感情の起伏を表に出さない人柄のくせに、感謝の意を表すときには全力で。仕事休んで。学校さぼって、車かっとばして赴くからこそ新潟ファンである。とりあえず、アルビレックスファンとは実にまったくばかたれな存在である。けれども、実にまったくアルビレックスファンらしい話である。

そして、これまた当たり前の話ながら、成田空港まで赴くからこそのアルビレックスファンである。けれども、そのときがやってくる。午後9時20分、成田国際空港ターミナル2からエミレーツ航空のEK319便に乗り、新潟の歴史に残る選手が日本を離れる。無論、一時的な話である。絶対に一時的な話である。

ただでさえ少ないDF[編集]

5月15日、ただでさえ少ないアルビレックスのDFで、まだかなまだかなと復帰を待っていたソン・ジュフン選手21歳について、13日に行われた検査の結果、両足第五中足骨の骨折が判明、即日で手術という話になった結果、

全治
3ヶ月

なんだろう。久しぶりに何か別の意思が感じられる。また、実にまったくアルビレックスというかなんというか、とりあえず、若手が成長しないと死ぬるという実に明確な時間帯に突入したというのに、なして、その若手から長期離脱者が出るんですかー!って、まぁ、どうやら以前からわずらっていた疲労骨折が明らかになったという話のようなので、でないと両足の骨折なんて話にならないということなので、またしても、新潟のスポーツ医学が新潟の選手の動ける大怪我を見抜いたという話のほか、韓国のメディカルスタッフー!という話を心から。

本当に、心から。

地獄への第一歩 ホームベガルタ仙台[編集]

5月16日、新潟の心臓が消えてなくなった直後の一戦は、柳下正明監督のクビが危うくなると同時に、アルビレックスの選手にタマがないことが明らかとなる一戦となる。そもそも、毎年5月に行われる亀田サンクスデーは、ろくでもない試合になることで知られており、実際、2012年のジュビロ磐田戦では1-6という目も当てられない惨敗。その結果、当時の黒崎久志監督が辞任、アルビレックスは長き悪夢を味わったことで知られており、さらに2013年には大分トリニータを相手にある意味、奇跡のCB2人同時負傷、ぶっちぎりでJ1最下位だったチームに2-3で敗れるなど、ろくでもない話に事欠かないどころの騒ぎではない。

それとまったく同じ道を歩むからこそのあるびれーっくす。というわけで、3日前にレオ・シルバ選手がいなくなった新潟には、守備の要と攻撃の際の司令塔、さらには精神的支柱の3つの要素が欠けた状態であり、心をこめて待ち望んだラファエル・シルバ選手の復帰もかなわなかったことから、すでに試合開始前から、この試合はJ2での試合の参考にしようという冷めた覚悟がそこはかとなくファンの間に漂っていた。

それが見事に当たるときたもんだ。前半10分、アルビレックスの小林裕紀選手のクリアミスから、立て続けにミスが重なり、大井健太郎キャプテンのクリアミスも含めて、最後はベガルタのFW金園英学選手がヘディングでPA内にパスを送ると、奥埜博亮選手がシュート、そのままゴールに突き刺さって0-1。なお、この時点ですでに多くの新潟ファンが2012年の悲劇モードに移行しており、後はどのように負けるか、次の試合へつながる何かがあるかという判断の元で粛々と虐殺を待つのだから、悲しい話である。

幸い、失点の直後に一応は立て直すものの、基本、凡ミスさえなければ固いDFである以上、凡ミス病に罹患すれば凡ミスが出てくるに決まってるのである。しかも、レオ・シルバ選手がいた上で凡ミスをしまくるのだから根が深い。その上で彼がいなくなればどうなるかというと、こうなるのである。

後半20分。再び、奥埜博亮選手をドフリーにしてミドルでズドン。0-2。で、後半33分。クリアボールがMFキム・ミンテ選手に渡ってそのままゴール。0-3。とりあえず、まぁ、こんなものである。試合はそのまま終了。0-3。完敗であると同時に、柳下監督のクビが危うい状況になる。とりあえず、現時点でのアルビレックスの大きな問題は、モチベーターのいないチームという点とチームとしての戦略ミス、とくにセットプレーを軽視したことが下位チームへの取りこぼしと上位チームとの競り合いの際に悪影響を与え、さらにはレオ・シルバ選手1人にチームの全てを預ける戦術の不備が、そのまま長期離脱という悪夢を招いたという話である。また、それに伴うDF陣の劣化もひどい状況で、開幕直後から凡ミスの嵐嵐嵐。まぁ、だからこそ、これからが楽しい。


それが、


楽しい。


シーズンの3分の1を終えて勝ち点10、ということは残りの20試合で勝ち点30を積み重ねないといけない。多分、無理。けれど、2014年の清水エスパルスのように、下位に3チームいる状況を制すれば、勝ち点35で何とかなる、かもしれない。人生は暗くさびしく長く厳しい。けれど、そういうサッカーチームがあると、それなりに楽しい。とりあえず、アルビレックスの若手選手の成長、特に山口尚紀選手と小泉慶選手の成長が著しいことがこの試合でも確認されており、育てれば何とかなるのが世の中である。無論、間に合わない可能性も高いけどさ。あわせて、この試合の直後に行われた浦和レッズFC東京戦で、シーズン初ゴールを上げるとなぜだか、次のシーズンにその相手と違うカテゴリに所属することで有名な前田遼一選手が初ゴールを上げたことから、2016年はJ2で顔なじみの柳下監督の下、アルビレックスでプレーするんではないかなあという笑い話もちらほらと。

泣きたくなるほどあり得る話すぎて嫌になる。

あわせて、震災の際の精神安定法としてアルビレックスを持ち出したことがある以上、アルビレックスの精神安定法として震災を持ち出すものとする。まぁ、気にしない気にしない。次の試合はナビスコ杯を1回休んで、5月23日にアウェイで大っきらいなサンフレッチェ広島戦である中3日の相手に果たして心臓とキンタマを失ったアルビレックスがどれぐらい肉薄できるか。とりあえず、ユースから引き上げられた2種登録の選手たちにとって、これぐらい見事なチャンスはないけれども、果たして。

QQQのQのQ アウェイサンフレッチェ広島[編集]

5月23日。さぁ、笑うか。というわけで、壊れたチームの壊れた試合を心をこめて書き込むものである。

なお、最初に書き始めた際の項目名が「帰ってくるな」である。そして、その際の文章として「Are they SoccerClub?」 「No,They are Underdogs.」という短文を考えたものの、思いなおして、粛々と試合の内容を書くものである。ちなみに、Underdogとは、負け犬のことである。そして、せっかくなので、深夜ラジオの雄、伊集院光 深夜の馬鹿力における名物コーナー、早押しクイズQQQのQのQの最終回へのリンクを整備する。これは、負け犬が答えとなる設問を延々と繰り返す、負け犬クイズQQQのQのQがそこにあるためである。あわせて、一回裏返してでも笑っておかないと、精神的にもたないためである。正直なところ、ここまで追い詰められるともはやどうしようもない。

というわけで、試合である。この試合、前節でのイエローカードの累積でフィッツジェラルド舞行龍ジェームズ選手と小泉慶選手が出場停止となっており、レオ・シルバ選手の復帰時期も未定のまま。すなわちDF陣はザル。むしろ、網目すらないタガ。そんな状況の中で、不慣れな3バックを選択するのはある意味自殺行為であるけれど、基本、4-4-2殺しに特化しているサンフレッチェ広島のことを考えれば、ミラーゲーム(相手と同じフォーメーションを選択する試合)も仕方ない。問題は、広島が水曜日のナビスコ杯で思いっきりターンオーバーを選択。思いっきり主力が温存されている時点で軽く目頭を押さえたくなる。ついでに、ラファエル・シルバ選手もいつもどおり欠場中。けれども、唯一の希望として、この試合、前節のベガルタ仙台戦で、いきなりの失点の際に思いっきりクリアミスをかました後、精神的に死んでいた小林裕紀選手をアルビレックスで一番のセットプレーのキッカーである加藤大選手と入れ替えたことで、少しはセットプレーでの得点を期待したいのだけれども、いかんせん、開幕からただの1度もCKで得点できていない現状が打破できるかどうかは、少なくともチームがそういった戦術を意識しない限り厳しい。というわけで、そこを何とかして勝ってください、といえない現実がひどくつらい。

心をこめて言う。本間勲元キャプテンのように、連敗の中でも心が折れない選手と心を折れそうな選手を必死で支える周囲の人間がいないと、ほんと、一気に下へ下へと戦意が落ちていく。

というわけで、早速、セットプレーで失点。バカか貴様ら。前半19分に広島のMF柴崎晃誠選手のCKから広島DFの塩谷司選手にヘディングで決められて1-0、繰り返す、バカか貴様ら。結局のところ、開幕前のチームとしての戦略が間違っていたという話である。いったい全体、何年間セットプレーで苦しめられ続けられればいいのやら。そして、なぜセットプレーの際の約束事が守られないのやら。アルビレックスに勝ちたかったらセットプレーでスクリーンをかければかなりの確率でマンマークが剥がれるのでフリーになった選手を飛び込ませれば得点できるなんて話は、J1どころかJ2でもJ3でも、全てのチームのスカウトが把握している弱点だというのに。けれども、試合は無常に進む。そして前半37分、右サイドの攻防から広島のMF柏好文選手が絶妙のクロスを上げると、反応したドウグラス選手がマンマークをものともせず頭で押し込んで2-0。今更ながら、本間元キャプテンの鬼の精神力というか、神通力というか、こういった状況からでも、次の試合に雰囲気を持ち越さない姿勢が懐かしい。しかし、そんな試合でも、アルビレックスが得点するときがある。前半46分に山崎亮平選手がドリブルで仕掛け、そのままゴール。2-1。ただし、まったく、勝てる気がしない。

後半。1点差に追いつけば、そのままイケイケで戦えるようなアルビレックスではなく、ついでにその穴を修正してこない広島ではない。森保一監督が名将といわれる所以(ゆえん)は、アルビレックスのヘッドコーチだったころから、戦っているチームを修正する力が長けており、特に酒井高徳選手や内田潤選手といったSBの選手を的確に前線に絡めることで戦力的には劣っていたチーム力でも数々のジャイアントキリングを演出することに成功。実際、森保監督はその時々の状況に合わせて試合をコントロールする判断力に特に定評がある。でなけりゃJ1でも中規模の予算のチームを指揮して、2連覇を達成することはできない。さらには、ターンオーバーや若手選手の大胆な起用など、チームの状況を考慮した柔軟な対応力もさることながら、セットプレーを教えるのが上手い。悲しくなるぐらい、マルシオ・リシャルデス選手がフリーキックでJリーグ記録を打ち立てるぐらい、上手い。まぁ、その恐ろしきセットプレー力は2010年のアルビレックス新潟で培い、そして、チームの修正力については、戦力が劣る中で怪我人が続出、どう考えてもチーム状況が最悪だった2011年のアルビレックス新潟でチームの危機の中で培ったんですがね、えぇ。

泣いていいですか?すでに軽く泣いてますけど。

けれども、残念なことに柳下正明監督は、攻撃参加へは積極的に動けるものの、守備の穴についての修正がどうもよくない。むしろ、やばい。その結果、左サイドの穴からいったい幾つの致命傷を負ったことやら。お願いです、コルテース選手は、守備をまず優先させてください。何より、このまま加藤選手か前野貴徳選手をレギュラーにして、セットプレーでの得点力をアップするよう心がけたほうが、わざわざゴール前に相手DFが固まっている状況を崩そうとムダにあがくよりもマシです。何より、毎度毎度サイドの穴を突かれやすくしないよう、強弱をつけるのが重要なわけで。少なくとも、セットプレーがなんら脅威になっていない現状よりも、優秀なセットプレーのキッカーをスタメンに入れたほうが、確実に相手にとっては脅威になりますふんとうに。もう1回。コルテース選手を無理やりに上げて崩してもいない相手のPA内にクロスをあげーのはじかれーので、即反撃されてボロボーロとかいう話より、前線に上げたら上げたで、PA内に選手が少なかったら相手に当ててCKを獲得したほうがよっぽどマシ。とりあえず、アルビレックスのセットプレーの悲惨さが、そのままこちらの失点につながるのだから、やるせないどころの騒ぎではない。

そういうわけで、後半25分。広島のMF森崎和幸選手にゴール前の絶対に奪われてはいけない位置で成岡翔選手がボールを奪われると、そのままスルスルとPA内に進入されて、最後は浅野拓磨選手がゴール、3-1。とりあえず、精神的なスタミナが無さすぎる無さすぎる。最後の一歩、最後の一秒、ボールに足を伸ばすことができなければ、失点は増え続ける。当たり前の話である。さらに、後半35分。またしても、柴崎選手のCKから塩谷選手がズドン。4-1。クソバカか貴様ら。いや、失礼。アルビレックスの選手だったな。じゃあしょうがない。アルビレックスの選手だもんな、うん。

けれど、そんな暗黒の真っ只中をさすらうチームに光明が現れるのだから、世の中は恐ろしい。

後半43分、アルビレックスのCKで、前野貴徳選手の蹴ったボールをまず平松宗選手が前でつぶれて後ろの選手の視界をふさいだところを、見やすい位置からスルリと入り込んだ田中達也選手が押し込んで4-2。スクリーンをかけてマンマークを外してのゴール、ただこれだけの出来事が、実はアルビレックスにとっての希望になるんだから、まぁ、やっすい話である。しかし、いったいどれぐらいぶりのCKからの得点かというと、2014年の10月に行われた清水エスパルス戦以来という時点で、このチームはおかしい。後、加藤選手じゃなかったけど気にしない。あわせて、チーム戦術的に、崩せないから無理にSBを前掛かりさせてがら空きになったスペースを突かれ、サイドから崩されて失点とかいう見慣れた光景よりも、崩せないんだったら、セットプレーでの得点に切り替えれやクソボケえええええ。という話がようやく可能になる。本当にできるようになる。そんなわけで、これからのアルビレックスは前野選手及び加藤選手のセットプレーがどうなるかが焦点となる。もちろん、次の試合はナビスコ杯であるため、普通にベンチスタートもありえるのだけれど、だとしても、無為な失点を抑えての突破口がそこしかない以上、そこを中心に考えるものである。

試合はそのまま4-2でアルビレックスの敗北。さらに、最下位だったヴァンフォーレ甲府が勝利したため、アルビレックスがついに最下位へと落ちてしまう。あわせて、柳下監督のクビもやばいなんてもんじゃないけれど、前期はこのまま行く可能性が高い。ただし、後期について、アルビレックスのフロントのほうで、粛々と人選を進めている可能性もまた、高いなんてもんじゃない。結局は、たとえ不運が原因だとしても、モチベーションを高められる人材がいないことがこの結果につながっている。だとしたら、人材のピックアップを躊躇してはいけないわな。

次の試合は、5月27日にナビスコ杯、ホーム湘南ベルマーレ戦である。あわせて、リーグ戦は5月30日にこれまたホームで裏天王山としてのヴァンフォーレ甲府戦である。

ミスは出させないに限る ナビスコ杯ホーム湘南ベルマーレ[編集]

5月27日、どん底をのたうちまわるアルビレックスと湘南ベルマーレの一戦の前に、かなり望みは薄いけれどもアルビレックスがナビスコ杯予選を勝ちあがるための条件について記載する。残り2試合を残してのアルビレックスの成績は、1勝1敗2引き分けの勝ち点5、得失点差は0、7チーム中の5位となっているものの、1位のFC東京も勝ち点10、2位のベルマーレも8という混戦となっており、アルビレックスはベルマーレに勝利した上で、上位チームが軒並み星を落とせば2位通過も可能である。つまるところ、ほぼ不可能に近いわけだけれども、だとしても悪夢の連敗を止めるには相手がメンバーを落とすカップ戦が一番確実であるため、何としてでもの勝利を得なければまずい。本当にまずい。とにかく、DFもFWも何もかも、きっかけが必要である。

この試合、アルビレックスは不調の続く大井健太郎キャプテンがイエローの累積で出場停止。新たに田中達也選手がキャプテンマークを巻くことになった上、左サイドバックが本職の前野貴徳選手を3バックの左側に配置。相変わらずのDF陣の選手層の薄さに泣きたくなると同時に、この試合、加藤大選手もスタメン出場を果たし、これでようやくやっとのことで、セットプレーで相手が悩んでくれる、考えてくれる、セットプレーにしないようなプレーを選択するかどうか頭のスタミナを使ってくれる体制が整えられる。そらあーた。機械的にCKを蹴らせればいいと対処するだけで、SBの突破が怖くなくなり、ほぼ100%に近い形でアルビレックスの攻撃を無得点に抑えられるんだから、相手DFの心のスタミナを削れるわけがない。てゆうか、アルビレックスは果たして、セットプレーに強い相手に心の余裕というハンデを渡した状態でどれぐらい期間戦うことを強いられたやら。

年単位で

そんなぬぐいがたき数字を前にして始まった湘南戦はしかし、明らかにレオ・シルバ選手が離脱後の試合の中で、もっとも選手の意識が変わった試合となる。特に、試合の入り方と走る意識にようやく改善が見られ、動くことで知られる湘南のプレースタイルを動くことで封殺。とりあえず、前線に田中選手と平松宗選手、加藤選手の3人がそろった結果、とにもかくにも、動くことで相手DFを翻弄。とにもかくにも、前が動いてパスコースが増えてさえくれれば、小林裕紀選手も死んだ目をしなくてすむことが大きいなんてもんじゃない。そのため、守備面でセカンドボールを拾いまくる小泉慶選手とともに、ようやく、レオ・シルバ選手のいなくなったアルビレックスのボランチに光明が差し込むと同時に、いや、まぁ、うん。後半のいつもの交代の後、どうなるんだろうという話が、前半の時点で出てくる。

というわけで、前半は湘南の攻撃をほぼ完封、相手にプレッシャーをかけるだけかけての0-0というスコアのまま後半に突入。

なお、もう1つ、この試合の大きな、とても大きな点として、DF陣の凡ミスが無くなり、ミスも減少したという話がある。最悪、カップ戦ということでベンチ入りしたユース所属のDF長谷川巧選手や、同じくDFの酒井高聖選手の出場もありえた中、レギュラー陣にようやく火がついたというか、アルビレックスらしい当たり前の泥臭さを思い出したかのごとくに湘南の攻撃陣を完封。そして、後半以降もその勢いが継続される。その結果、後半22分に田中選手と平松選手が指宿洋史選手と山崎亮平選手に交代、大野和成選手がキャプテンマークを巻くことになり、一気に試合が動き始める。

ただし、一気に最下位アルビレックスはJ1で8位のベルマーレの1.5軍と互角以上の戦いを繰り広げられたら良かったのだけれども。2人が入った直後から停滞というか、噛みあわせが悪くなるんだから、ちょっと悲しくなる。いや、けっこー悲しくなる。さすがに、田中選手や平松選手なみの運動量は無理だとしても、リーグ戦と同じようにパスを受ける際の動きがやはり遅く、1歩遅れ、こりゃあJ1で最初からスタメンでがっつりマンマーク背負ったらやばいわ。というよっく知られた現実が重くのしかかる。そして何よりも、パスを通せないと凡ミスを出す悪癖を持つことで知られる小林選手のミスにつながる可能性が高くなる。そして、やはりというか、つながってしまう。後半38分、小林選手のミスから湘南のカウンター。ぐぅおえっ。けれども、幸いなことにボールは枠外に飛んでいく。やはり小林選手のパスセンスを発揮する以上に、ミスを減らすためには、パスコースを創造するプレーがFW陣に求められる。けれども、指宿選手と山崎選手が交代で入った直後から徐々に湘南のDF陣の動きが落ちていき、まるで2013年のアルビレックス新潟における後半の交代で、シュートを枠内に収めるのが上手だった岡本英也選手が入ったときを思い出すかのごとくに、ひっさしぶりにアルビレックスのカウンターが炸裂するんだから。

後半41分。そのカウンターから指宿選手が汚名返上とばかりにPA手前で湘南のMF菊池大介選手を華麗なテクニックで交わすと厳しい角度からのゴールを突き刺して1-0、その直後の後半42分。こりゃまたハイプレスで相手のミスを誘い、奪ったボールを途中出場の成岡翔選手が小泉選手へパス、そしてロングランからのドリブル、シュートと流れるような攻撃を、GKイ・ホスン選手が必死で弾いたところを、最後はダメ押しとばかりに山崎選手がダイビングヘッドを決めて2-0。その後のデンカビッグスワンはもう、やんややんやの大騒ぎ。そらそうだ。どれだけの想いが胸にたまってたか言葉にできないからこそ、叫べるんだ。試合はそのまま2-0で新潟が勝利。もちろん、相手はカップ戦用のメンバーであり、たとえ勝ってもレギュラー陣の疲労を思えば、次のヴァンフォーレ甲府戦も苦しい戦いに違いないってことぐらい、誰でも分かる。けれど、だとしても、5月2日の松本山雅FC戦以来の勝利であり、4月8日のナビスコ杯サガン鳥栖戦以来の零封での勝利である。その上で、リーグ戦で相手を零封した勝利になると、2014年10月のサガン鳥栖戦以来まで遡れるから困る困る。

なお、天皇杯を除けばレオ・シルバ選手がいない状況における初勝利であることも地味に重い。

この結果、アルビレックスはナビスコ杯Aグループで2位に浮上。分かりやすく言うと、上位総崩れ。なお、勝ち点8に新潟、鳥栖、湘南の3チームがひしめくことになるものの、予選リーグ最終節で試合のない鳥栖はほぼ脱落。勝ち点6の広島もかなり厳しい状況になり、アルビレックスは6月3日に行われる山雅戦に勝利すれば、勝ち抜けが確定。引き分けたとしても、湘南がFC東京戦に敗北もしくは引き分けた上で、広島が勝利しなければ勝ちぬけとなる。つまり、勝たないと厳しい。もっとも、現状を考えれば、何もかもがまだまだ厳しい。そのため、予選突破以上に、今のチームで勝利することと勝利し続けるが何よりも求められる。

次の試合は5月30日、ホームでJ1第14節、ヴァンフォーレ甲府戦である。

世界のサッカーが変わった日[編集]

Wikipedia
ユーモア欠落症患者のために、ウィキペディア専門家気取りたちが「2015年FIFA汚職事件」の項目を執筆しています。

5月30日に行われるヴァンフォーレ甲府戦の前に、世界のサッカー界に激震が走ったので書き留めておく。5月27日、スイスFIFA(国際サッカー連盟)の総会を行うため、世界中からサッカー関係者およびFIFAの理事、職員が集まったところを狙い、まずアメリカ司法当局がFIFAについて数々の汚職の容疑で関係者を起訴したと発表。それを受けてスイス当局が関係者の滞在先を急襲。なんと、贈収賄およびマネーロンダリング、さらには外国為替取引法違反の疑いで副理事を含む14人を一斉に逮捕するという一大事件が発生する。

これは、2010年に行われたFIFAワールドカップ南アフリカ大会で行われた贈収賄事件の金銭のやり取りが、よりにもよってテロリストへの資金の流れを調査しているアメリカで行われた結果、ものの見事に150億円もの資金の動きが見咎められることとなり、その後、4年以上の歳月をかけて証拠を収集。最終的に、一大疑獄事件として関係者が一同にあつまるこの総会に合わせて立件、容疑者を一斉に逮捕したという経緯が存在する。

もちろん、世界のサッカーにとっては激震であるけれど、あるびれーっくすにとっては特にカンケイのナイ話であるけれども、あるびれーっくすの親会社であるNSGグループにとってはとてつもなく大きな話、になるかもしれない。というのも、FIFAに負けず劣らず真っ黒だった電通への関与が避けられない情勢となっており、どうしてW杯で日本が一番高額の放映権を支払わなければならなかったのかという素朴な疑問について、電通及びNHKを中心としたメディアの関係者はアメリカの司法当局に答えなければいけなくなっている。あわせて、電通がアディダスの関係者と共同で1982年に設立したインターナショナル・スポーツ・アンド・レジャー(ISL)という、スポーツマーケティング及び放映権の売買などを専門とした会社が、2001年に1億5300万ポンド、日本円にして275億円もの負債を抱えて破綻した件についてもしっかりと捜査するとしており、この段階で、よっぽどのバカでないかぎり電通がらみの広告宣伝、およびスポンサーからは全力で逃げ出さないといけない状況になっている。

繰り返す。電通から逃げろ。急いで。それも全力で。

なお、日本サッカー協会が電通と結んでいるマーケティングに関する契約を断ち切れるかどうかは不明であるものの、断ち切れなかったら、にっこり笑って地獄へ落ちる。それほど深刻な案件だったりする。というのも、ISLのほかにも、アメリカ当局の捜査は20年以上の期間にわたるFIFAの金の流れについて徹底的に洗い出すとしており、FIFAの主な収入源である放映権についても当然ながら証拠集めが行われており、その結果、すでに2014年に行われたブラジル大会で総額2000億円の放映権収入のうち、日本だけが400億円もの高額の支払いを行うことになった案件についても当然把握。NHKを初めとするメディアとW杯に出資したスポンサーが軒並み赤字だった中、電通だけがなぜだか黒字だった件について、申し開きを行わないといけない状況である。

まぁ、FIFAに日本が支払えるギリギリの額まで放映権を吊り上げさせたほうが、なぜだか、電通にとって都合がよかったのだろう。なぜだか。

ちなみに、2002年に行われた日韓W杯のさらに前、1990年代からすでにFIFAの汚職がひどくなったとされており、捜査当局もその当時からの調査を言明。そのため、元FIFA副理事で、日韓大会の立役者にして、ワイロも買収も何でもやった結果、韓国が3位になったと自慢している外道、チョン・モンジュンが扱った裏金についても当然、捜査対象に含まれることになっているため、世界のサッカー界における韓国の立場は無に帰するものと思われる。もちろん、電通ともガッチガチでつながってるけど、気にしない。どうなるかは神のみぞ知る。ただし、心から言わないといけないのは、電通と関わるとろくなことにならないという話と、それ以上に、電通と関わっていないあるびれーっくすにとって、これほど楽しい話は他にない。

あわせて、これから先、どれだけの逮捕者が司法取引で仲間を売り飛ばして刑を軽くするかも注目されており、実は、すでに2011年の段階で別の案件で逮捕された人物が司法取引で売り飛ばした結果の14人である。そのため、立件された事件のいくつかはほとんど証拠固めも終わっている状況であり、後は、司法取引のオンパレード、別の事件についてもどうぞ、という状況である。

もちろん、あるびれっくすとはなんのかんけいもない。前半戦にことごとくPKの判定が無視された件とは無関係の可能性が高い。アルビレックスをJ2へ落とす何かの意思なんて働いてはいない。きっと。けれど、日本サッカー界に巣くう疫病神が露となるからこそ、疫病神とカンケイのナイあるびれーっくすというチームの存在価値は高まるわけで。そのため、これから先、電通を中心としたサッカー関連のメディアは、瓦解とまではいかないまでも、楽しい話になることは確実。そもそも、日本サッカー自体、あまりにもFIFAの汚職がひどく、まともな対外試合とまともなレフェリングが不可能になっており、すでにファンは熱狂からは程遠い位置で静かに眺めている状況である。そして、何より、サッカー協会が広告会社の選定から競争原理を排除させた結果、サッカー自体に新規スポンサーが集まらなくなっており、ついには、サッカーのスポンサーからも降りる企業が続出。2014年にソニーがまずサッカー界から手を切ると同時に、毎年行われるサッカークラブW杯、別名トヨタカップからトヨタ自動車がスポンサーを降りるなどという話にもなるのは、結局のところ、FIFAの汚職っぷりと貧乏神電通の存在から静かに身を引いた結果であると同時に、これから先、いったいどれだけのスポンサーがサッカーに残ってくれるかが問題である。

とりあえず、全部電通が悪い

繰り返す。全部、電通が悪い。とりあえず、FIFAに関する疑惑がいずれこうなると誰もがわかっていた話がこうなった以上、電通がらみの真っ黒けな話もまた、いずれこうなるだろうという話も、当然そうなるわけで。無論、あるびれーっくす関係者には無関係であり、後は粛々とサッカー協会による対応を見守るばかりである。なお、今後どうなるかはアメリカ司法当局の動き如何によるものの、日本のサッカー界が電通から離れられるきっかけが出来たことは、日本のサッカーにとっては喜ばしいことであると同時に、もしも日本のサッカー界が電通から逃れられなかったら、いたって普通に日本のサッカー人気が激減するだけの話である。あわせて、新生日本バスケットボール協会についても、後ろ盾として電通がついているため、さっさと別の広告会社を見つけるか、もしくはそのまま一緒に落ちていくかは、バスケット協会に任せるしかない。

心から、あるびれーっくすが、貧乏でも、ツテがなくても、それなりに誠実に、そして正直にやってきたことを、喜ぶものである。あわせて、電通が動いて三井不動産がバックアップし、新潟市の中心地にある商業施設ラブラ2で活動することになったNGT48についても、行き先に暗雲が立ち込める。後、東京オリオンピックの宣伝会社がどうなるかについても、楽しい話になる。

5月31日に書く5月30日の試合 ホームヴァンフォーレ甲府[編集]

5月30日。この日は、2014年から積み上げてきたアルビレックスの戦術が完璧に破綻した日となる。いわゆる、ポゼッション戦術、遅攻戦術という名のそれは、2013年に覇を唱えたハイプレスショートカウンター戦術がドン引きに弱いという弱点を伴っていた結果、アルビレックスをより高みへと導くために柳下正明監督が導入を目指したものであるのだけれども、その最後は見ての通り。

弱い。ひたすらに弱い。とんでもなく弱い。そして、選手も監督もチーム関係者もまた、何が弱いが気づかないという大変な落とし穴にはまることになる。

せっかくなので、詳しく書く。サッカーという競技は、ミスがそのまま失点につながる競技であり、相手のミスを誘う戦術というものが存在する。ハイプレスによるショートカウンターなどはまさにその中でも上位に来る戦術であり、そのミスを埋めるためにドン引きという話になる。しかして、アルビレックスの目指したポゼッションとかいう話は、極力ミスを出さずに正確に、ゆったりとしたペースでのプレーが主体だったものの、それ以上に、ミスをしてもバックアップがしやすい戦術でもあった。しかし、残念ながら、アルビレックスが目指したのはミスが存在しないことで成立する戦術であり、もしくは、なるべくバックアップする人数を減らすことで、攻撃力を増やそうとする戦術だった。そのため、レオ・シルバ選手のような超人的なカバーリングを行える選手がいて初めて可能な戦法であった。そのため、レオ・シルバ選手の離脱後は本来であれば、矢野貴章選手やブルーノ・ロペス選手のような戦術の穴をふさげる介護役がどうしても必要でだったにも関わらず、そういった介護の専門職がアルビレックスからいなくなっており、その結果、まるで凡ミスという徘徊老人の責任を親戚一同で擦り付け合うような試合ばかりになる。ついでに、2015年シーズンが始まって以降、レオ・シルバ選手の肝臓がやばいことになっていった大きな原因は、それまで前線でのチェックで無双していた田中達也選手がベンチへ下がることが増えた上、もう1人、運動量でサイドをケアしまくった田中亜土夢選手が移籍した結果、レオ・シルバ選手の刈り取りと運動量が1ランク落ち、その上で尚、昨年と同じような刈り取りを維持しようとしたためである。ようは、今まで大学生の長女と高校生の次女が介護を手伝ってたのに、長女が就職で遠方に行き、次女が大学受験で手一杯になったせいで、介護の全てが長男の奥さんにまかせっきりになった直後、奥さんが入院したという話である。

なんでサッカーの話をしてんのに、介護地獄の話がぴったりくんねん。

幸いなことに、アルビレックスにはそういったなんちゃってポゼッションとは違うカウンターの文化が育っており、実際にナビスコ杯の湘南ベルマーレ戦では見事に機能。よかった、これで何とかなる、と思った2日後のヴァンフォーレ甲府戦。柳下監督が、運動量がありカウンター戦術に向いている田中達也選手に平松宗選手、加藤大選手に前野貴徳選手を全員ベンチに下げて、何敗したか分からない既存のスタメンを選択。

いや、なんだ。うん。徘徊老人って話はさ。ボランチの小林悠紀選手の運動量の無さとサポートの無さ、ついでに覇気の無さというか声の無さも含めての話であって、そのほかにも、コルテース選手が上がった際のスペースの穴への対処や、自分、もしくは他のメンバーが決定的な箇所でミスを犯した際の、ウォッチャーぶりというか、指示の無さというか、うん。そういうことも含めての話なわけで、中盤という最もミスが発生する場所で、ミスへの対応のスピードが決定的に遅いところの話が介護老人の徘徊という話につながる。そらあ、鈴木武蔵選手はヘタだし、小泉慶選手は自動車学校の学科試験に落ちて頭を坊主にするぐらい残念な一面を持つのは誰だって知っている。けど、若手のミスを埋めなければいけない立場の人間がミスへの対処法を知らなかったら、アルビレックスの若手育成方針にとんでもない悪影響を与えてしまうやね。

とりあえず、矢野選手やブルーノ・ロペス選手、田中亜土夢選手に本間勲元キャプテンが埋めていたミスの穴と地域による徘徊老人へのチェック体制は、町内会の役員にPTAの委員、さらには家事も育児も何でもできた長男の奥さん、もとい、レオ・シルバ選手が倒れた結果、完璧に破綻。その結果、アルビレックスはミスへの対応がコンマ1秒どころではない、およそ1秒レベルで遅れる弱小チームと化して、近所づきあい及び家庭内の平和がボロボロになってしまう。ちなみに、家の長男で大黒柱である柳下監督は、どうしてもチームという父親のボケ認知症を受け入れられないでいる。

というわけで、長々と恍惚の人(有吉佐和子)のような愛憎劇を語ったところで、試合へと移る。ちなみに、映画では徘徊老人役の森繁久弥が徘徊の果て、雨にずぶぬれになりながら語る、「お母さん」の一言が心に重くのしかかる。

この試合、アルビレックスはついに4-4-2を捨てて3-4-3をメインに戦術を固定。DF陣がなれるまで怖いどころの騒ぎではないけれどもしかし、そんな試合開始直後にヴァンフォーレ甲府にいきなりのアクシデントが襲い掛かる。前半6分に、中心選手のFWバレー選手がいきなりの負傷。足に違和感を抱えるとそのままピッチを離れて伊東純也選手と交代。なお、こういった相手の中心選手へのアクシデントが、そのままアルビレックスの幸運につながらないってことだけはよく知っている。本当によく知っている。

前半43分。中盤で小泉選手が甲府MF阿部翔平選手のチェックによってボールを奪われると、そこからマルキーニョス・パラナ選手が前線の伊東選手に絶妙のスルーパス、オフサイドトラップを見事にかいくぐった伊東選手のゴールで甲府が先制、0-1。なお、小泉選手がボールを奪われてからスルーパスを通されるまでおよそ3秒。その間のボールウォッチャーの数がむごい。とてつもなくむごい。DFラインが総じて混乱するって、もうちょっと誰か声を出せっておい。後、バレー選手の負傷でこうなる未来を予測したあなた。新潟ファン試験に合格です。世の中、てゆうか、アルビレックスでは有利なんてものに心躍らせるだけで不利になるもんです。

しかし、そんな流れを入れ替えるために、後半開始早々に柳下監督が動き、加藤大選手と成岡翔選手を投入。ようやく、ミスを回避する運動量を持つ選手が入ったことで、攻撃が活性化するものの、その結果、さらに新潟に別の悲しみが押し寄せてくる。後半3分、山崎亮平選手がドリブルでしかけて、PA内に進入。ゴールエリア、すなわちPA(ペナルティエリア)におけるゴール前の白枠ギリギリのところからマイナスのクロスを出すものの、誰1人として受けてがいない。それどころか、ゴールエリアの中は全員甲府の選手という状況で、アルビレックスの選手が1人もいない。なんでPA内にいて、ゴール直前まで山崎選手が入り込んだのに、そこで立ち止まってボールウォッチングするのやら。お昼休みはうきうきウォッチング並みの衝撃的な光景である。いや、普通、ゴールエリアの中に誰かいればいるほど、突っ込めば突っ込むほど得点力はアップするんだけど、アルビレックスの選手がそこまで進入する機会があまりにも少なすぎるのは、結局は、ミス怖い怖い病のせいであり、決定的なチャンスを自分のミスでつぶすのがいやいや病である。

なお、そういう選手を養分として、世の中には一部のストライカーと呼ばれる人種が存在しており、自ら動くことで開く穴を徹底的に他のプレイヤーに介護させることがチーム戦術として認められているなんて話もある。そして、その穴をチームが埋めた結果、ただ1人、ゴールエリアで無人の野をいくがごとく闊歩するような存在になる。まぁ、そんな選手はガンバ大阪宇佐美貴史選手や川崎フロンターレ大久保嘉人選手ぐらいしかいないけれどね。

実際、アルビレックスもラファエル・シルバ選手が山崎選手のドリブルに反応しており、ゴールエリア内に突っ込んで、そのままラインを超えてしまったあたりはご愛嬌であるけれど、もう1人、そんな存在がほしいどころの騒ぎではない。増やさなければ、その穴を埋める体制が整わなければ、チームが死ぬ。てゆうか、死んでる。そして試合はその後、一進一退の攻防を続けるものの、やはりというかなんというか、いつものアレで終了。後半26分にヴァンフォーレのFKからのこぼれ球を下田北斗選手がシュート。大井健太郎キャプテンが足を伸ばしたところ、見事にシュートコースが変わってしまい、そのままプレゼントゴールで0-2。

とりあえず、3バックの弊害が重く重くのしかかるものとする。春のキャンプから取り組んだとかいう話ならまだしも、急なフォーメーションの変更は、セットプレーの守備や相手シュートのコースの切り方に不安が出るため、経験者が多くいるならばまだしも、ほぼとってつけのような状況での3バックは、相当な期間、苦しむ可能性が高い。そして、レオ・シルバ選手のいない4-4-2よりも、急造の3バックのほうがまだマシな時点で、それはもうそれはもう。試合はそのまま、意気あがる甲府DFとあるびれつくすぅぅの見事な対比をさらしたまま終了。0-2。アルビレックスは単独最下位のまま、徐々に他のチームが勝利を積み重ねていく。

次の試合は6月3日、ナビスコ杯アウェイ松本山雅FC戦である。基本、運動量のある選手を投入することで、徘徊老人を介護するような試合にはならないとは思われるものの、いかんせん、その後の6月7日のホーム名古屋グランパス戦で、どういった判断が下されるかが注目である。

関連項目[編集]