2016年のアルビレックス新潟

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2016年のアルビレックス新潟とは、アルビレックス新潟の歴史において初となる、冬が待ち遠しいチームである。具体的にいうと、それまで毎年冬になると無体な引き抜きでチームが壊れることを嘆くのが常だった新潟に新たな局面が到来。このチームは壊さないといけないと、多くのアルビレックスファンが実感する時点で、2016年の状況がいかにひどかったかがうかがえる。

と同時に、それでもなお、J1に奇跡的に残留するのだから恐ろしい。毎度毎度の話であるけれども、このチームは何かがおかしい。何かが狂っている。確実に呪われている。毎年言ってるけれど、2016年は特にひどい。

概要[編集]

毎年毎年混沌を極めることで知られているJリーグ。その中でも、残留争いについては数々の悲喜劇を起こし続けていることで、日本はもとより世界中のコアなサッカーファンが熾烈な優勝争いと同じくらい、極東の一リーグで巻き起こる騒動を見守り続けている。中でも2016年については特殊というかそれまでに無いレベルで熾烈かつおっそろしく低レベルの争いが繰り広げられることとなり、なんと最終節の時点で4つのチームが降格の危機に巻き込まれたほか、残留したチームの多くもぶっちぎりでそれまでの最低残留記録34を更新。

とりもなおさず、部外者であればあるほど楽しい世界が繰り広げられることになる。

なお、関係者の発狂具合については置いておく。ちなみに、こういった危機的状況において冷静なファンがいるチームほどしぶとい。むしろ、いかに冷静に選手にプレッシャーを与えずにおくかが残留の鍵を握る。とりあえず、チームの命運を握る最終節に、わざわざ動員をかけてスタジアムを満杯にしたどっかのチームについては、気が狂ってんじゃねえかという話である。

28[編集]

2016年のアルビレックス新潟で避けては通れない数字。それが新たに入団した早川史哉選手の背番号である28である。入団して3ヶ月にして急性白血病で命の危機にさらされた彼の存在が、どれぐらいアルビレックスを一つにしたかについては想像に難くない。と同時に、彼の治療費が重くのしかかり、なおかつ、相手チームのやさしさがアルビの戦意をそいでいくのも仕方ない。この2つの相反する感情が5ヶ月にわたってせめぎあった結果、実にひどいチーム、アルビレックス史上最弱のチームが出来上がる。そもそも、自チームに命の危険がどーのこーのという選手がいる中、相手チームに対してぶっ殺すだの地獄へ落ちろだのと思えるはずもなく、そんな状況で各チームのファンからもたらされる寄付金に心からの感謝を抱く時点で、戦う集団になるにはきつい。むしろ、こんなにも日本のサッカーは暖かいのかぁ

お礼に白星をどうぞという光景にしか見えない時点でもう。

繰り返すけれど、それでもなお、2016年アルビレックスはJ1に残留する。盛大に信じがたいレベルで白星をばら撒いて、年20敗というJ1残留チームにおける最多敗北記録を達成してもなお。

現在[編集]

11月12日。サッカー天皇杯ベスト16まで勝ち残ったアルビレックスは、アウェイで横浜・F・マリノスと対戦。序盤から猛攻をしかけるものの最後の決定力に泣き前半を0-0で終えると、後半は両チームともともにチャンスを欠き、そのまま延長突入と思われた後半45分。カリウ選手の不用意なファールで得たフリーキックのチャンスに、欠場したMF中村俊輔選手ばりのFKを、これまたMF天野純選手が新潟ゴールに叩き込んで、2016年のアルビレックス新潟が終了を告げることとなる。

かくばかり悲しくない敗戦は本当に悲しい。

移籍[編集]

11月15日、解体作業真っ只中の新潟による大きなオファーのニュースが飛び込んでくる。なんと、2年前に柳下正明監督の方針と対立。ゴタゴタした状態で名古屋グランパスに移籍した川又堅碁選手がJ2に降格した後の給料大幅ダウンせざるをえない契約更正でもめている中、ジュビロ磐田ベガルタ仙台についでアルビレックスも過去のことは水に流してとオファー。ある意味、新潟らしくない高給かつ出戻りとなる選手に対する移籍交渉の裏には2017年に向け各チームの編成担当が全力で動かないとやばい状況になっていることを端的に示している。

なんせ、2017年J1に所属しているチームなら、15日現在J2で6位のファジアーノ岡山だったとしても、DAZNによる放映権料のおかげで年1億円レベルの給料で選手を雇うことが可能な時代がやってくるわけで。そのため、J2の結果が出て、昇格が決定する2チームが決まるまでにアルビレックスはお金を持ってますアピールをしておかないといけない。さらには、これからJ1優勝決定戦や天皇杯で契約更正が遅れるチームに対しても、今の新潟なら少々お高めでもそちらの選手を引き取れると宣言しておくことが重要である。

というわけで、今年の新潟はいつもと違い、川又選手へのオファーのほか、横浜・F・マリノス中澤佑二戦手、サンフレッチェ広島佐藤寿人選手へもオファーを出すなど、獲得できるかどうかは別として今までにない積極的な動きをみせている。で、これがまた、見事に壊せるチームなんだなこれが。まあ、勝ち点30のチームをもっと成長できると引きずるのはさすがに自殺行為であり、さっさと解体してとっとと移籍交渉をすませるのがベターである。実際、ラファエル・シルバ選手へ浦和レッズがオファー、フィッツジェラルド舞行龍ジェームズ選手に川崎フロンターレが興味を示し、さらには松原健選手にもマリノスが食指を伸ばすなど、2016年のアルビレックスを爆発四散させる動きはどんどん表面化している。もっとも、中にはグランパスのようにリーグ最終戦前にレオ・シルバ選手獲得に動いていたと報道された直後に2017年のJ2行きが決定。一瞬で報道が潰えるとかいうケースもあるけれど、さすがにそれはレアである。

あわせて、2017年度に向けた契約更正についてはJ1上位チームですらヘタをするとJ1下位もしくはJ2昇格チームに中心選手を掻っ攫われる危険が伴っている。てゆうか、そうでなければ年6000万円とかいう川又選手の獲得に貧乏なアルビレックスが手を上げられるわけがない。もちろん、J1降格による30%ダウンという提示につけ込めることは大きいけれど。

関西学院大学の森選手の加入が内定[編集]

11月16日、天皇杯2回戦でアルビレックスを苦しめた関西大学サッカーの雄、関西学院大学のMF森俊介選手の加入が内定する。なお、兵庫県出身の森選手については9月3日に行われた天皇杯でスピードを武器にアルビレックスの守備陣をズタズタにしてファンの多くに軽いめまいを起こしたことでも知られている。そのため、試合中から獲得すべきとの声があったことは事実なもののまさか獲得するとはという声があるのも世の中である。

なんせ、関西学院大学との人脈というものがアルビレックスにあるわけがなく、一から交渉を始めたか、もしくは他チームの動向から考えればマイナスから出発してわずか2ヶ月で交渉を成立させたということである。一応、関学出身でアルビレックス所属した選手としては2006年から07年にかけて青野大介選手(現愛媛FCユース監督)がいるのだけれど、基本、コネもツテもほぼない状況であることに代わりはなく、そして、薄いツテを駆使して関西の雄から人材を呼び込めるほどサッカーは甘い世界ではない。しかし、幸いなことにというか困ったことに2016年のアルビレックスは実に新規加入選手にとって魅力的で、若手がホイホイトップチームに出場できることに関しては日本屈指。つまるところ、チャンスにあふれたというか、あふれすぎたチーム、ぶっちゃければ弱いチームであるため、競争を求める若者の目には大変魅力的に映ることも確かである。

あわせて、森選手の利き足が左のアタッカーであるということはつまり、同じくドリブル突破を武器とする山崎亮平選手という大変にいい見本かつ越えるべき壁があるのも好印象の一つであるのだけれど、これがまた、実にそのなんだ、2016年は枠外シュートが多かったため、高い壁なんだけどちょっとどころではなく薄い。石膏ボードという比ゆでちょうどいいぐらい。そのため、ドリブル突破からキーパーとの1対1もしくはループシュート、さらにはフェイントを入れたPA内での駆け引きなどを駆使できれば、スタメンの座がもう見えるってのが。もちろん、その先にはJ1という当たりの強さ、駆け引きのえげつなさなど今度こそ大きな壁が立ちはだかることも確かなのだけれど、結局、チームに求められる個人技というものは行き着く先はそういう話である。

なお、もう一つ、森選手の契約内定が大きかった点の一つに、関学は14日に行われた関西学生サッカーリーグ阪南大学戦で勝利した結果、全日本大学選手権(インカレ)出場を決めており、この時期を逃すとJ1上位チームと競合しかねない状況であったため、ある意味、いくつかのチームの出鼻をくじく契約である。もちろん、もっと有望な選手はとっくの昔に競合しまくっているけれど、そこを出し抜いて一本釣りに成功したことで、まずは新しい人脈ができたことを喜ぶものである。

マツケンよさらば[編集]

11月18日、かねてよりうわさのあったSB松原健選手の横浜・F・マリノスへの移籍が正式に合意されることとなり、1年間アルビレックスが苦しみ続けた右サイドバックの問題が2017年へも持ち越すことが確定する。なお、川口尚紀選手の清水エスパルスからのレンタルバックが確定であるのだけれど、だとしても人間がいなさすぎるポジションであるため、補強は必須。一応、ユースの長谷川巧選手がいるとはいえど、基本、J1とは高校生をピッチに立たせてなんとかなる世界ではない。立たせざるをえない状況になる時点で相当まずい。そのため、アルビレックスの少ないツテをたどって何とか補強しなければならないのだけれども、こういうときに実にすばらしい選択肢がある。珍しく。というのも、名古屋グランパスで右SBにコンバートされて才能が開花した矢野貴章選手が、名古屋との契約を残しているものの、いかんせん迷走するフロントの動きに辟易しているとの報道が出たことから、もしかしたらもしかする可能性もある。もちろん、すでに多くのチームが死に体の名古屋をついばむために動いており、矢野選手についてもジュビロ磐田などが獲得に動いていることから、かなり厳しいことは間違いないものの、新潟に縁があり実力も実績もある選手を獲得できる機会はそうないため、名古屋の動向しだいでこの件についてはかなり熱くなるものと思われる。

あわせて、横浜へ移籍する松原選手については、心から感謝の言葉をいいつつ、U-23代表のメディカルスタッフに呪いの言葉を投げかけなければいけない。いったい、何回怪我をさせやがったという話のほか、明らかに怪我の再発を怖がってプレーが縮こまってしまった結果、本職がボランチである小泉慶選手に右SBの座を明け渡すというのはあまりいいものではない。むしろ相当まずい。そのため、一度アルビから日本代表合宿に呼ばれ、その後の飛躍が期待された選手としては泣きたくなるぐらいに伸び悩んでしまったことが心残りである。けれど、まだ若くまだ巻き返しが可能であるため、マリノスでの活躍を祈るとともに、マリノスのメディカルスタッフの質を心から祈るものである。

長谷川巧選手トップチームへ昇格[編集]

11月22日、アルビレックスユース期待の星である長谷川巧選手がトップチームに昇格することが発表され、層の薄い右SBをユース選手でありながら支え続けた長谷川選手に大きな報酬が渡されることになる。あわせて、長谷川選手は身長179cm、体重68kg。2015年に初めてトップチームで出場した際に、クロスやドリブルなど、アンダー代表にも選ばれたその技術は確かだけど、いかんせん、トップチームで戦うにはまだ細いという評価が一般的だったものの、このまま順調に行けば180cm台のサイドバックという大きな武器がアルビレックスにもたらされるわいと楽しみにしていたファンも多かった。

なお、1年後の数字がまったく変わってないわけだけれど、大丈夫。20歳までは年に1cm程度伸びる可能性があるから。むしろ、某日本代表選手みたいに、3cm程度のサバよみはご愛嬌というスタイルでもまったく問題は無い。

あわせて、ユース選手がベンチという心の痛さが解消されることは大きい。これからの長谷川選手の活躍を祈るとともに、とにもかくにも、これからアルビレックスの一員として戦い続けるためには、もう1つか2つ、スキルかもしくは人に長じる何かを獲得する必要がある。逆に言うと、ユース上がりの選手がスキルやスタミナ、さらには判断力やコミュニケーション能力を発揮すれば十分にレギュラー争いが可能になるアルビレックスもまずいんだけれども仕方ない。守備面で特化できれば、確実に2017年にスタメンが確約できてしまえるのがアルビの現実である。

ちなみに、長谷川選手は2015年に酒井高徳選手のもっていたトップチームへの出場記録を更新。16歳と11ヶ月で天皇杯2回戦に出場しており、この記録がいったいいつ破られるかについても、アルビレックスの歴史を語る上で美味い酒の肴になる。このまま順調に行ってくれれば。

田村貢社長、退任[編集]

11月23日、アルビレックス新潟のサポーターカンファレンスがNSGカレッジリーグ学生総合プラザSTEPで行われ、大変に和気藹々にこやかに和やかにアルビレックスのこの2年間の活動に対する反省と、今後の方針、さらにはサポーターも関係者も納得できるような生贄を出すことについて議論がなされる。

なお、比較対象は日露戦争における旅順攻撃である。

その結果、アルビレックス新潟を7年間率いた田村貢社長の退任が発表されることになる。なお、田村社長は天皇杯での横浜・F・マリノス戦での敗退後に辞職願を出しており、サポーターカンファレンス前日に行われたアルビレックスの取締役会議で受理されたものであるのだけれど、とにもかくにも、2年連続15位および勝ち点30という大不調、さらには吉田達磨監督の招聘と途中解任に関する責任の所在、さらには1億円を超える洒落にならない赤字という点でも納得の人事である。と同時に、アルビレックスにとっては、次の一歩を探るための人事異動として、これほど的確なものはないことも確かである。

というのも、これまたDAZNマネーが大きく関わることになるのだけれど、3年連続赤字のチームは問答無用でJ3降格というJ1のクラブライセンス制度もさることながら、ヴァンフォーレ甲府湘南ベルマーレといったプロビンチャが、いかにして爪に火をともして広告費や雑費から経費を削ることでJ1残留を繰り返してきたかについてはいくらスペースがあっても書ききれることはない。その上で、2017年から始まる放映権料3億5千万円という天恵を前に、節約型の社長から増資型の社長へ入れ替えるのはチームとしてまったく間違ってはいない。事実、田村社長の後任には中野幸夫前Jリーグ専務理事が内定しており、彼こそがアルビレックスの勇躍の象徴だったタダ券戦略を築き上げた、田村社長の前のアルビレックスの社長である。そのため、ビッグスワンはオレンジ一色となり、チームも大変に躍進。けれども、その弊害として大変に赤字が積もり積もった結果、節約型の田村社長と入れ替わる形でリーグの専務理事へ異動することになる。まぁ、この時期からアルビレックスは若手育成と高値売却が国是となっていくため、なんら間違ってはいない。けれど、新潟のスポーツシーンどころか日本のスポーツシーンを大きく変えた人材が再びアルビレックスに来るということはつまり、

金の使い方を心得ている人材がやってくるという話なわけで。

これは、本当に大きい。とにかく、金が無くてちゃんとした活動が行えなかったアルビにとっては大きい。中でも、アルビレックスの情報発信力、すなわち広報に関するパワーの少なさは深刻で、Yahooをはじめとした各種報道の紙面の量に大きく影響しており、基本、Jリーグで試合が行われても一番情報が少ないのがアルビレックス。アルビレックスに関する情報が一番手に入るのが新潟日報。その上で、ここ数年は誤審のときぐらいしかトップページを飾れないのだから、見てて切なくなる。これはつまり、広報から常時発信され続ける情報の魅力が少ないため、すなわち情報発信力がアレで価値が見出せない以上、この扱いも当然である。まぁ、でも、金が無い時分、それは仕方が無い。むしろ、身内でつつましくやらないといけない、ヘタにメディアの反感を買うとロクな話にならないってのがビンボーチームの現実である。

ただ、いい加減、ここ数年、アルビレックス関連の情報を確認するのにアンサイクロペディアが一番というのはやばい。その上で、アンサイクロペディアのほうを更新しないでいたら、ピクシブ辞典に最新情報が載るようになる時点でさらにやばい。まぁ、気持ちは分かる。けれども、これからはアルビレックスにもそれなりにそれなりに金がマネーが銭こがいきわたるため、こういった情報発信能力も改善されるものと思われる。信じる。期待する。願う。でないと、こまる。

あわせて、Jリーグ専務理事時代、中野氏は東南アジア諸国との連携を強化。パートナーシップ協定を締結するとともに、各国の有望選手を日本に招聘しやすくするために、各チームに東南アジア枠を設けたことで知られている。その結果、主にJ2を中心に各国の有望選手が続々とスポンサーを引き連れて流れ込んでおり、そういった点についても期待できる。

アルビレックス新潟シンガポールより河田篤秀選手を獲得[編集]

11月25日、変なルートから選手を獲得することに定評のあるアルビレックススカウト陣が仕事をし、なんとアルビレックス新潟シンガポールに所属するFW河田篤秀選手を獲得したと発表。しかも、ポジションはFWで登録されているものの、実際は右ウィングバックも可能で、そちらでも大活躍したことから、まったくもってアルビレックスの現状にふさわしい補強であるものの、いかんせん。そう、いかんせん、シンガポールのリーグの話である。実力的に未知数すぎてファンがまったく判断できないときたもんだ。

もっとも、河田選手の経歴は圧倒的で、セレッソ大阪ユースから阪南大学付属高校を経て阪南大学へと進学した際には、3年時に関西学生サッカーリーグ一部と総理大臣杯全日本大学サッカートーナメントの2冠を達成している。また、本来であれば選択肢にはないはずのシンガポールへの道についても、実は阪南大学にはアルビレックスユース出身の泉澤仁選手も所属していたことから、卒業後にアルビレックス新潟シンガポールへ渡るためのツテも存在。なお、泉澤選手は大学MVPを獲得した後に、本来であればそのままアルビレックスに戻るところを大宮アルディージャに横から掻っ攫われており、新潟のスカウト陣が頭を抱えることになるのだけれども、それは割愛。そして、大学卒業時、J1チームからの誘いがなかった河田選手は、J2および実業団から引く手あまたの実力を持っていたにも関わらず、単身シンガポールへと飛ぶことになる。

で、その結果、2016年にアルビレックスがシンガポール国内のサッカータイトルを独占。しかも4冠達成てあーた。ある意味、日本において大学時に活躍した選手がそのまま東南アジアに行ったらどうなるかという結果を見せ付けることになる。当然のことながら、アルビレックスのスカウト陣は今回はちゃんと仕事をして河田選手を逆輸入。むしろ、2016年のシンガポール最優秀選手に選ばれカップ戦を含めて30試合に出場し20得点をあげた選手を他の東南アジアのチームに先駆けて獲得できたことは僥倖である。もっとも、大事なのはこれからである。というのも、ドリブルからのシュートを武器とする河田選手の前には、同じ素質を持つ選手たちが待ち受けており、とりあえずFWの席は満杯である。そして、右SBの席についても、清水エスパルスのJ1昇格にそれなりに貢献した川口尚紀選手が立ちふさがっており、ユースの長谷川巧選手も含めて熾烈な争いが始まることになる。

もっとも、これからの移籍にもよる。というのも、もしもJ2への降格と選手の放出で揺れる名古屋グランパスから、アルビスカウト陣がFWからコンバートされた右SB矢野貴章選手を獲得できたらば、その守備力と高さから確実にスタメンは固い。そのため、まだまだ予断を許さない状況である。

さらばラファエル[編集]

12月7日、かねてよりうわさのあったラファエル・シルバ選手の浦和レッズへの移籍が確定し、2015年、16年と新潟のJ1残留に貢献しJリーグ屈指のストライカーに育った選手がアルビレックスからいなくなってしまう。のだけれども。困ったことに、嘆き悲しむファンもいるにはいる以上に、あの稼働率だから仕方が無いと考えるファンもまた多い。むしろ、ほぼ全員。なんせ、およそ9ヶ月間で戦うリーグ戦の、3ヶ月を怪我で休み、さらに2ヶ月をコンディション調整に宛て、残りの4ヶ月を無双したとしても割に合わないどころの騒ぎではなく、しかも、それが2015年の1年だけならまだしも2016年もまったく同じ怪我とリハビリと怪我とリハビリ。さらに、カードコレクターという側面もあるため、大事な試合にいない選手として大変に心苦しかったというのが現実である。

もちろん、基本、点の取れないアルビレックスにおいて点取り屋であるラファエル選手の影響力はとんでもないものであったのだけれど、逆に言うと、影響力が大きい選手が出られない影響もまた大きく、そういう意味で、1年を通してのチーム戦略を立てる際に、怪我がちな選手を中心に置くと大変なことになる。そんな大きな経験をアルビレックスは手にするのだけれど、その怪我がちのラファエル選手がチームトップの11得点という時点で、現実が重く重くのしかかる。

ただし、そういうプレイスタイルでないとアルビレックスの残留が厳しかったことも確かである。足元がおぼつかない選手同士のつたない連携で、2試合に1点レベルでしか取れないゴールを目指すより、ラファエル選手の華麗な個人技で得点を積み重ねることを選択したおかげで、アルビレックスが2年連続の残留を果たし、天皇杯で大学生を相手に惨敗せずに済んだことを考えれば、彼の怪我を恐れないで仕掛けるスタイルも間違いではない。ただ、予算規模と選手の層のことを考えると、もうちょっと現実に即した選択をしてくださいと願いたくもなる。

あわせて、もう一つ気がかりなのがマルシオ・リシャルデス選手というこれまた怪我が多かったけれど新潟の歴史に名を残す名選手を連戦の負荷でつぶした浦和である。正直なところ、東口順昭選手をちゃんとケアしてくれるガンバ大阪だったらという気もするけれど、こればかりは神に祈るほかない。後、新潟戦でシュートが枠を外すことについても。

三浦文丈監督就任[編集]

12月12日、難航していたアルビレックスの新監督選出にようやく結論が出、J3のAC長野パルセイロ監督で元アビスパ福岡ヘッドコーチ、つまるところ、2013年から2014年にかけてアルビレックスでコーチをしていた三浦文丈氏が歴代で10人目となるアルビレックスの監督に就任する。それに伴い、片渕浩一郎監督はトップチームコーチに再度出戻ることとなり、ようやく2017年のアルビレックスが始動する体制が整えられる。

なお、J3での三浦監督の戦績は優勝候補だった長野を率いて3位、新監督としてはまあまあの成績であるけれど、決して褒められたものではない。もっとも、大逆転で昇格した大分トリニータや惜しくも昇格を逃した栃木SCと比べて選手層の面で苦労しつつ、ファンや選手、関係者の心をつかむ点で大苦戦しており、どこぞのバクチメガネもとい反町康治松本山雅監督と比べると、まだまだ経験に乏しく、そこがパルセイロファンにとっては歯がゆかったようである。ただし、比較対象が悪い。悪いどころの騒ぎじゃない。メディアを通じて人身掌握をしまくるメガネの化け物と新人監督を同じレベルで語ってはいけない。

あわせて、三浦監督の戦術面については主に守備の面から試合を組み立て、攻撃は単調になりがち。ただし、セットプレーで点が取れるという話もあるように、基本、守備が崩壊してチームも一緒に崩壊した2016年の新潟にとっては悪くない選択である。また、夏場以降は若手選手を積極的に引き上げてチームも連勝するなど、コーチ時代から言われていたように若手育成の手腕についてはやはり相当なものがある。もちろん、なぜ長野が昇格できなかったかという問いの答えもここにあるのだけれども、新潟を残留させるという難問への問いもやっぱりここにある。

とりあえず、守備を立て直さないといけない。セットプレー時における他チームの知識を導入しないといけない。そして若手を育てないといけない。このことは、アルビレックスの課題として2015年の段階ですでに明らかだったわけで、そもそも、2016年に途中解任された吉田達磨監督も度重なるディフェンス陣の怪我と繰り返される誤審で心が折れるまでは、ある程度それなりに形を整え、チーム力を向上させていたのである。

が、ひとたび心折れた後にどうやってチームを向上させていくかという問題を解決するには経験が足りなかった。むしろ、あそこまで精神状況がボロボロになったチームを残留させるのは、2012年のアルビレックス新潟のように若手の成長にかけるしかないのだけれど、大卒3年目のGK22歳のCB19歳の左SBの成長に残留をかけるなんてレベルでとち狂ったバクチ、普通は無理。その後全員国の代表になるなんて奇跡でも起きない限り無理。そこで、アルビレックスフロントが大鉈をふるって吉田監督を解任し、S級ライセンスを獲得したばかりの片渕氏を急遽監督に就任させて無理やりに選手の意欲を奮い立たせ、最終的に名古屋グランパスの超絶なやらかしによって、ぎりっぎりの残留を果たしてはみたものの、さすがにモチベーターである片渕氏に通年での監督をお願いするのは厳しすぎる。そのため、リーグ終了直後からいろいろと監督候補に声をかけ続けた結果、最終的に元アルビレックスコーチにして柳下監督の守備戦術にも知識がある三浦監督に白羽の矢が立つこととなる。

もっとも、三浦監督以外の監督候補に軒並み拒否を食らった結果でもある。湘南ベルマーレチョウ・キジェ監督や元ファジアーノ岡山監督だった影山雅永氏。さらには松本のバクチメガネにも声をかけるなどして、全部からぶるからこその新潟。うん、まあ、声をかけた監督が足りない戦力をやりくりするのに長けた監督、どのチームにとっても喉から手が出るレベルの人物ばかりであり、その上、影山氏にいたってはU-18の日本代表の監督への就任が濃厚となる中ではつらいつらい。その上で、メリットがJ1監督という肩書きと、そこそこの金銭的優遇だけではさすがにつらい。無論、アルビ自体、全面的に解体して一から出直してしかるべきチームであり、そこはそれ。無理を願うより地道にやっていかざるをえない以上、2年連続となる新人監督の成長を期待というのは間違いではない。

みんな貧乏が悪いんや。

川口尚紀選手、清水エスパルスからレンタル復帰[編集]

12月14日、2016年におけるアルビレックスの最大の失敗の1つであり、なおかつ、2017年のことを考えると敵に塩を送るどころの騒ぎじゃなかった気がしなくもない、右SB川口尚紀選手の清水エスパルスからのレンタルバックが公表される。シーズンを通して右SBがいなかったチームがJ2に右SBの有望選手をレンタル移籍させていた事実が、とにっかく重い。しかも、清水エスパルスがJ1に復帰した上、川口選手もそれに大きく貢献、とかいうのだったらまだしも、シーズン序盤はベンチ外でけが人が出た後はレギュラーを獲得。それなりに活躍はしたものの、7月末に肉離れで2ヶ月間鮮烈を離れることとなり、そのままエスパルスはJ2の歴史に残る連勝街道をまい進。大逆転でJ1昇格枠にすべりこんでシーズンを終えることとなり、その間、川口選手の出場はなし。そのため、果たしてエスパルスのJ1復帰の原動力になったかというと、うーん。微妙。一応、春先から夏場にかけて19試合に出場しているため、それなりにそれなりであるけれど、いかんせん、手放す側の清水サイドからの惜しむ声が小さい。少ない。一応、感謝の言葉はあるものの、うーん。微妙。

もちろん、川口選手はJ1の若手サイドバックの中でも有望な人材であり、一時期はオリンピック代表候補にもなっていたのだけれども、いかんせん、2015年度の伸びと2016年度の停滞、さらには、大事なときの怪我ともどかしいことこの上ない状況である。あわせて、2017年度は新潟の右SBは激戦地となることが確定しており、その上で、川口選手がレギュラー争いにどう絡んでいくかが注目である。

浦和レッズからGK大谷幸輝選手を獲得[編集]

12月15日、2017年のアルビレックスの命運を握る可能性の高い移籍が行われる。とはいうものの、基本的に金のない新潟である。DAZNマネーでバクチを行うなんて思想があったらとっくの昔に経営破たんしてチーム解体とかいう話になりかねない。そのため、巨額のマネーを動かして衆目を集めるなんてことができるような組織ではないまったくない。であるからこそ、何かしら関係者のツテやもしくは小さなきっかけを積み重ねて安くていい選手を獲得。堅実に運営し続けないといけない。である以上、浦和レッズの第二GKであり、なおかつ今年で契約が切れる状態だった大谷幸輝選手を0円で獲得したことで関係者一同が大喜びするのも当然である。

これにより、ラファエル・シルバ選手の移籍が大変にスムーズにいった理由が大変よく分かる分かりすぎる。つまるところ、移籍オファーを受け入れる代わりに大谷選手の優先交渉権を得るというのは、いい判断である。ラファエル選手はチーム唯一の得点源ではあるけれど、基本的に得失点差で残留したチームは財産を失うことを恐れる必要はない。それ以上に15位のチームにとって優秀なゴールキーパーとは喉から手が出るほどほしい存在であり、2016年のアルビレックスの失点数を見れば、とっくの昔に妖怪喉手男が出来上がってもおかしくはない。

あわせて、大谷選手のサイドにも浦和を離れる事情が存在。特に、これから激烈なGKのレギュラー争いが起こる新潟、起こらねばならぬ新潟、てゆうか、ポジション争いすら起こさないでそのまま大谷選手がレギュラー奪取する可能性も高い新潟とは違い、浦和には不動の代表GKである西川周作選手がいるため、大谷選手はカップ戦か西川選手が代表に召集された際のバックアップに甘んじるほかなく、実力のある控えとして浦和には欠かせない存在だったものの、出場機会を得るには移籍するしかない状況であったことが大きい。なおかつ、2011年の浦和レッズでユース上がりと外様の壁が大問題になって以降、浦和のユース上がりの若手選手はレンタルも完全移籍も含めて積極的に外に出されるようになっており、今回の移籍はその流れを汲んだとも言える。さらに、新潟には浦和のレジェンドである田中達也選手がいるわけで、ある意味、一連の浦和の変革の流れを巧みに新潟が利用したとも言える。

なお、大谷選手のステータスは身長185cm、体重80キロ、利き足は右の27歳。2014年にギラヴァンツ北九州へレンタル移籍した際は、同チームがJ2で4位に躍進する原動力となったほか、2016年には浦和のナビスコ杯改めルヴァン杯獲得に大きく貢献。ただし、2015年のナビスコ杯で浦和にとって信じがたいレベルで相性のいい新潟相手に5-0の大敗を喫した際のGKでもある。ま、そのおかげで大谷選手を覚えている新潟ファンの多いこと多いこと。ま、あの失点は浦和のDF陣が悪いので特に問題はない。

元韓国代表フィジコであるヴァンデルレイ氏が就任[編集]

12月16日、2016年に空席だったアルビレックスのフィジカルコーチの椅子を埋めるべくアルビレックス特有のブラジル人脈が発揮された結果、なんと2008年から09年までサッカー韓国代表のフィジコを勤めていたヴァンデルレイ・マルティンス・ペソア氏の招聘に成功。これにより、アルビレックス名物でもある走って走って90分、強スタミナによるチェイスとプレス、何より、百姓一揆と揶揄されたハイプレス&ショートカウンター戦術の復活が期待される。てゆうか、そうせなんだら死ぬる。

あわせて、ヴァンデルレイ氏は52歳とアルビレックススタッフの中でもっとも年長となる上、基本、当たりが激しく精神的に熱くなりやすい韓国のKリーグを主戦場にしてきた実績を持つ。そのため、どう考えても軍曹です。本当にありがとうございました。

もちろん、精神的にゆるい気質で知られるアルビレックスに、こういった経歴だけで熱いことが分かる人材を入れることは重要である。何より、三浦文丈監督や片渕浩一郎ヘッドコーチといった顔見知りかつ若手に優しい人材だけでチームが回るわけはなく、そこかしこで締める人材がいなければチームは崩壊する。そのため、飴と鞭の両方の人材がそろうことは2017年を戦い抜くには大切な一手となる。もっとも、2015年のアルビレックス新潟の春のキャンプのように、選手が三角コーンを見た段階でげんなりするレベルかどうかはまだ分からない。けれど、J1でもっとも過酷なトレーニングと言われたチームが、2015年の怪我の多発の結果、2016年にある程度緩めて選手の怪我を予防しようとしたらば、より戦績が悪くなって大騒ぎした以上、元に戻すのも当然である。

相手のミスを誘わないと得点できないチームが、相手に走り勝てないで得点しようたって無理である。

レジェンドの帰還[編集]

12月17日。

本間勲


復帰。


2014年に栃木SCへと旅立ったアルビレックスのレジェンド本間勲選手、電撃復帰。これは、将来のアルビレックス役員就任を考えての差配であることは間違いなく、と同時に、2015年そして2016年と連続15位に甘んじたアルビレックスのファン離れを押さえ込むための絶妙な一手でもある。もちろん、本間選手もすでに35歳。サッカー選手として晩年に差し掛かる中で、J1トップレベルのプレーは難しいことは誰でもわかる。しかし、だからこそ何を残せるかを考えるべきときでもある。何より、アルビレックスにはその残すべきかつ伝えるべき何かの苗床すなわち若手選手がいっぱいいるチームであることから、大ベテランという重しを加えることで、より漬物が発酵しやすくかつ塩になじむよう、練習場、ピッチの上、できれば試合におけるフィールド内で見守ってくれることが期待される。

とにもかくにも、本間選手の揺れない精神力というか図太さというかを若手に伝えてほしい。特に、レオ・シルバ選手の鹿島アントラーズ移籍が濃厚となる中で、チームの精神的支柱がどうしても必要とされる中で、怖いのはチームがバラバラになることである。特に、2012年のように降格間違いなしの状況を奇跡の連発でひっくり返した原動力の一つが、本間選手の打たれづよさであり、なおかつ、中盤の底における守備力である。

そのため、2017年のアルビレックスにベテランの妙味と長年培った守備の経験を伝えつつ、少なくとも、3年連続残留争いに巻き込まれることのないよう、三浦文丈監督と選手との架け橋的な存在になってくれれば、たぶん、何とかなる。はず。これからの移籍によるけれど。

コルテース選手、カリウ選手とのレンタル契約満了[編集]

12月19日、アルビレックス広報はレンタル契約中の2人のブラジル人選手、コルテース選手とカリウ選手との契約を満了すると発表。先日のラファエル選手に続いてのこの契約満了により、新潟といえばブラジル人選手、ブラジル人選手といえば新潟というレベルでJリーグ屈指のブラジル人への篤い対応で知られた新潟に大きな時代の変化が訪れたと見ても間違いではない。事実、レオ・シルバ選手も鹿島アントラーズへの移籍が濃厚であり、さらには2年連続15位という成績である以上、ファンも新潟県民もこの動きには納得せざるをえない。そのため、これまでヴァンフォーレ甲府が得意とした、当たりブラジル人選手が獲得できるまで短期契約を積み重ねる、通称ブラジル人ガチャを新潟も導入することがほぼ確定であり、すでに有力選手との交渉が海外メディアで盛んに取りざたされている。

もっとも、それで外したらJ2降格間違いなしというのも新潟である。なんせ、ラファエル選手にレオ・シルバ選手、そしてコルテース選手と、J1でも相当に優秀なレベルのブラジル人選手を有するものの、15位に甘んじるからこその新潟。アルビという生き物の大きな特徴はそこにある。ちなみに、2016年12月に新潟県内で鳥インフルエンザが発生した際に、アルビレックスの低迷の原因だと思った人間は先生怒らないから手をハイっ

結局のところ、優秀な選手といえども、数年間同じチームで戦えば必ず弱点が研究されるといういい見本みたいな話である。

あわせて、コルテース選手はサンパウロFC、カリウ選手はクリシューマECに帰還する。ともに、2016年のアルビレックスの迷走の犠牲となった感は否めず、本来の実力とはかけ離れた評価になってしまっているのが悲しいけれど、とりあえず、2人とも守備のミスで失点して負けた試合をまず思い出す時点でちょっと悲しい。その上、さすがブラジル人というレベルのすばらしいプレーをしても、これがまた実にまったく新潟の選手が点を取りやがらないんだ。そのため、ここで新潟を離れ心機一転をはかるのは、実は2人にとってもいいことだという困った感想が出てしまうのが問題である。事実でもある。あわせて、残る人間は死ぬ気で2017年を戦わないと死ぬことがすでに確定している。いつもの話である。

嗚呼キャプテン[編集]

12月21日。12月21日。12月。21日。

小林裕紀キャプテン、名古屋グランパスへ完全移籍。その結果、惜しむ人半分、妥当と認める人半分、喜ぶ人半分という実に形容しがたい様相がファンに広がることになる。というのも、もし小林キャプテンが体を当てて相手を削ってボールを奪える選手だったら、その無尽蔵なスタミナと相手の嫌がるプレー、そして正確なパスワークによって確実に新潟ファンの心をつかめたという話と同時に、現実の、そう、現実の体を当てずにパスコースもきちんと切れずにボールを失っても奪い返すまで2歩遅れて失点の原因となり、何より、キャプテンという精神的支柱としては不釣合いな覇気の無さにもだえまくった一年がとにかく重い。実際、2016年のアルビレックスにおいて、小林選手の存在がどれだけ重くのしかかったか。

なお、ここら辺に関する言葉はすでに過去において語っているため割愛する。あわせて、小林選手の完全移籍と同時に、名古屋から矢野貴章選手の新潟移籍も確定との報道があることから、Jリーグでは珍しい選手のトレード、しかも選手の価値ではほぼ対等の移籍が行われることとなる。

もっとも、小林キャプテンについては、才能は十二分にJ1レベルであり、守備意識についても2016年の終盤では大きく改善されて凡ミスによる敗因となることはほとんどなく、何より、選手層の薄いアルビレックスにおいて怪我をせずに3年間稼動し続けたことがどれだけありがたかったやら。ただ、同じ中盤であるレオ・シルバ選手への依存心がチームに蔓延したのは、キャプテンが決定的なパスを出さないからという話もあるため、次に移籍する名古屋ではつなぐ役割以上により積極的に仕掛ける役割が期待される。もっとも、基本足元がお留守なアルビレックスでは、しっかりとつなぐだけでも十分大切なんだけれども、それ以上のタスクがないとチームが上昇していかないことも事実であるため、見てて歯がゆかったどころの騒ぎではない。失敗を恐れる、失敗しても取り返さないというのは、若手育成チームとしてはやはり厳しいやね。

なお、本当に語りたい言葉の80%以上を封印して、心静かにキャプテンを送り出さないといけない。あわせて、次期キャプテンについては新潟出身でDF陣の要として成長した上で、覇気もありなおかつJリーグにおいても貴重な利き足が左のCBということで、大野和成現副キャプテンがほぼ確定である。そこに、元キャプテンの本間勲選手やファンに絶大な人気を誇る矢野貴章選手が絡むことでどうチームが化学反応を起こすかについては、やってみないと分からない。

コンサドーレ札幌から堀米悠斗選手を完全移籍で獲得[編集]

12月21日、2017年を占う大事な移籍が行われ、アルビレックスはほぼ確実に残留争いに絡むであろうコンサドーレ札幌からMF堀米悠斗選手を完全移籍で獲得する。なお、広報より発表されたポジションはMFであるけれど、左ウィングバックもできることから、ほぼ左サイドバックとしてコルテース選手の抜けた穴を前野貴徳選手と競うことになるものと思われる。ただし、新たに獲得するブラジル人選手によっては、一つ前の左MFでの起用も十分に考えられる。

あわせて、堀米選手は札幌市生まれの札幌育ちの22歳で、コンサドーレのジュニアサッカースクールからユース、さらにコンサドーレトップへ駆け上がった有望株である。そのため、移籍金のほか、がっつりと育成金も支払うこととなるため、決して安い買い物ではない。ただし、札幌も基本的に金欠であり、有望選手を売れる時期を逃すとしゃれにならないことも確かであるため、ン千万円はくだらない堀米選手の移籍に特に問題はなく、アルビは守備の穴を、札幌は財布の穴を埋めるに足る、いわゆるDAZNマネー万歳といえる実に普通の移籍が執り行われる。

なお、堀米選手のプレースタイルは、何かに特化したという話は少なく、ドリブルやクロス、ビルドアップなどの力量は中から中の上。守備の技術もそこそこといった具合であり、あくまでも期待の若手がこれからどう這い上がっていくか、化けていくかを楽しむかというスタイルである。そのため、左センターバックにほぼキャプテンが確定な大野和成選手がいることから、彼との守備の連携が今後の堀米選手の運命と、アルビレックスの運命を決めるといっても過言ではない。

てーのも、うん。2016年の守備の乱れ、ってか、マークの受け渡しミスについて、もちょっと何とかせいという話が実にたーくさんあったんですな、えぇ。特にコルテース選手の守備力については、いくら攻撃力で相殺されたとしても、明らかに他の選手との連携不足がひどいままにいたずらに時間が過ぎた部分も多かったため、とにもかくにも、そこからまず一歩でも二歩でも先に進めることは重要である。また、三浦文丈監督に求められている、アルビレックス失点数の減少については、とにもかくにもサイドバックとセンターバックとの連携不足というか、戦術ミスというか、キーパーとも絡めた意識の徹底の無さが激しすぎるため、一から作り直さないといけないなんてもんじゃない。むしろ0、具体的に言うならマイナスからの出発であるため、だからこそ、新顔である堀込選手が有利という話もある。

それぐらい、ひどい。とにかく、現実を見据えて戦術を高めなければいけないことを2016年ほど実感した年は無い。あるわけない。

無論、それは他の若手選手にも言える。一からの出直しとはそういうものである。

トップチームコーチに眞中幹夫氏就任[編集]

12月26日、足りてない指導できないどないすんねんとファンをやきもきさせていたアルビレックスの首脳陣の最後の補完が行われ、AC長野パルセイロよりヘッドコーチである眞中幹夫氏の招聘が決定。三浦文丈監督の知己によって最後のパーツが埋められたことにより、2017年のアルビレックス新潟の体制がようやく固まる、のだけれども、いかんせん、えぇ。

うん、まぁ、あれだ。実績が無い人ばっかりで、判断に苦しむなんてレベルじゃない。もっとも、それこそが選手ほかサッカー指導者の育成にもかかわるアルビレックスの大きな存在意義でもあるのだけれど、一番有能だった森保一ヘッドコーチがサンフレッチェ広島で日本を代表する監督として躍動する姿を見るにつけ、アルビの選手と同じく、活躍し実績を積んだらば、指導者の面々も上へ上へと羽ばたいていくんだろうなあとの思いに駆られてしまう。当たり前の話なんだけれども、もちょっと、チームに芯を求めたくもなる。無論、これからどうなるかは誰にも分からない話だけれども。

あわせて、新たにアルビレックスのコーチに就任した眞中氏は47歳。1992年に茨城大学からジェフユナイテッド市原にDFとして入団、2004年に横浜FCで引退したあと、主にユース畑で指導暦を重ねてきた経歴を持っている。そのため、若手選手の多い新潟ではその経験が十分活かされると思われる。また、それ以上に、本間勲選手や田中達也選手のように、これから若手選手を育成する立場になっていく30代のベテランがごちゃまんといるのも新潟である。そのため、これから先、ぼちぼちコーチ業を見据えた動きを考えるべき選手にとっても、まず若手指導の経験を持つコーチの存在は大きい。

なーんせ、どこぞの名古屋グランパスが2016年にやらかしたように、いくらチームのレジェンドといっても指導暦の無い人材をフロントの都合で監督に据えたらどうなるかという社会実験の結果、見事にチーム全体がバラッバラ。J2にまっさかさまになるなんて光景を目の当たりにしたらば、5年先、10年先を見据えて、アルビレックスもファンから絶大な支持を得ているベテラン選手に、まずは指導力、育成経験、何より人間関係の大切さを叩き込まないといけない。そこをなあなあにしたら、ああなる。それぐらい、2016年の名古屋グランパスはエポックメイキング的な出来事である。もちろん、それ以外にも大切なことはたくさんあるけれど、まずはコミュニケーション能力からはじめるべきである。

野津田岳人選手とのレンタル契約満了[編集]

12月26日。2016年のアルビレックスにおける最高の移籍であり、なおかつ、J1残留の最大の功労者とも言える野津田岳人選手のレンタル移籍が終了し、元の所属であるサンフレッチェ広島へと帰還することが決まってしまう。もちろん、ほとんどのファンが嘆きをあげるような話であるけれど、いかんせん野津田選手のレンタル移籍というものが、本来であればありえない、期待の若手を同じリーグの別チームに送るという話であり、そんなありえないはずの移籍を成功させた結果、野津田選手のミドルシュートでアルビレックスがぎりぎりの残留を果たすのだから世の中は恐ろしい。本当に、広島と野津田選手には感謝してもしきれない。しきれるわけがない。

そのため、借りパクなんてできるわけがない。

あわせて、広島と新潟は大変に友好的というか、他のJ1チームでは見られない一種の友好関係のようなものがあり、森保一監督や千葉和彦選手といった新潟の空気で育った人材が飛躍したのが広島であり、なおかつ双方のファン同士が浦和レッズ大嫌いという熱い共通項で結ばれている。また、リーグ戦においても広島と優勝を争うチームを新潟が2012年、13年と2年連続で蹴落とすことで広島のリーグ連覇を影で支えたと同時に、広島もまた2012年の最終戦でアルビレックスの奇跡の残留を助けるべくヴィッセル神戸戦で勝利するなど、双方のファンが相手チームに心から感謝するという、基本ギスギスが当然のJリーグでは大変に珍しい光景がそこに広がっている。そのため、アルビレックスとしてはどんなに引き止めたくてもサンフレッチェの期待の若手である野津田選手を笑顔で送り出さないといけない。と同時に、改めて、広島に感謝しなければいけない。

なお、広島への貸しは森保監督と千葉ちゃん、2012年と2013年の連覇へのサポートの3つで、広島からの借りは2012年の最終節ヴィッセル神戸戦と今回の野津田選手レンタルの2つなので、2017年こそアルビレックスの躍進に何かしらの広島からの恩恵ががががが。。。


ああむなしい。

知ってて書いてるんだけどさ。

ちなみに、野津田選手の新潟への移籍は、基本的にはサンフレッチェで開幕スタメンを逃した野津田選手がリオデジャネイロ五輪に向けて試合出場を果たす場としての意味合いが強かったものの、いかんせん、肝心要の五輪本番前に調子が上がらなかったことから代表に選出されなかった時点で、ちょーーっと、どころではなく新潟の迷走っぷりが申し訳ない話である。その後、夏場以降、野津田選手が調子を上げるにつれてアルビレックスが勝ち点を増やしていったものの、直後に2016年度最悪レベルの誤審が発生してチームも停滞。そして野津田選手への対策が浸透した秋口から一気にアルビレックスはトーンダウン。そのため、野津田選手には、ある意味、広島では絶対に味わえない残留争いを骨の髄まで堪能させることになってしまう。しかも、2012年の新潟風味の強烈かつ激烈なやつを。そのため、日本で一番どん底のチームであっても、バラバラでなかったら残留できるという大きな経験と同時に、信じがたい誤審でチームがボロボロになる様子。さらには、どういった指導がチームを混乱させるかという話が、野津田選手のかばんにたっぷりと詰めこまれることになる。いろんな意味で、新潟における経験を今後のサッカー人生に活かしてもらいたいものである。どれもこれも、滅多なことでは味わえないものばかりである。

そして発揮される柳下人脈[編集]

12月28日。多くのチームが恐れてやまない、自分の持ってる人脈を駆使してチームを強化しまくる某監督の魔の手が、ついにアルビレックスにも及ぶこととなる。というわけで、2016年12月6日にJ2のツエーゲン金沢の監督に就任した柳下正明元新潟監督の下へ、こりゃまた2016年にトップチームへ昇格したばかりの宮崎幾笑選手がレンタル移籍で赴くことになり、1年ぶりの師弟の再会が実現する。というか、これがもしJ1上位チームか、J2でも裕福なチームだったら心底危なかったという確かな思いをファンの心に刻むこととなる。

幸い、ツエーゲン金沢は2016年のJ2を通して不振につぐ不振にあえいで栃木SCとの入れ替え戦でかろうじて勝利、J2に残留を果たした時点で、戦力的にも資本的にも相当に厳しい状況にあることがよーくわかる。で、世の中にはそういうチームが大好きな人が少なからずいるわけで、どこぞの松本山雅FCのバクチメガネもとい反町康治監督や、J1昇格の達人中の達人である清水エスパルス小林伸二監督などは、なんもかも足りないチームや一度壊れたチームに好き好んで就任して、自分の思い通りにチームを強化することに至上の喜びを見出してるに違いない、決まってる、そうとしか思えない。そんなレベルで、弱小チームと自分の思い通りのチーム運営が大好きである。と同時に、柳下監督もまた負けず劣らず弱いチームでなおかつクセのあるチームが大好きであるため、とにかく、自分の持てる力を存分に発揮してチーム力を強化することに余念がない指導者である。なおかつ、石もて追われた古巣に復讐することもいとわない情熱的な人間である。よって、ツエーゲンに新たに監督として就任するという話を聞いただけで相当な恐怖を新潟に与えていたものの、幸い、アルビレックスのフロントはちゃんとした対応をした結果、若手選手のレンタルで落ち着くことが出来た、という話でもある。

これでもし、チームの要、精神的支柱たる成岡翔選手や田中達也選手が一本釣りされたとしたら目も当てられない。もちろん、ツエーゲンの予算的に厳しいことは確かであるため曲がりなりにもJ1チームの中心選手の引き抜きは考慮しなくていいのだけれども、来年、再来年とツエーゲンが躍進していったとすると、必然的に新潟には相当怖い話になる。なんせ、DAZNマネーはJ2でも1億5千万円もの資金を各チームにばらまくわけで、すでに有効に使用しまくってるチームも現れている。で、柳下監督は、弱いチームを化けさせる手腕を持っている。そのための人脈も持っている。願わくば、今後も無体な引き抜きなどないことを祈りたいものである。

小澤章人選手、ブラウブリッツ秋田へ移籍[編集]

12月29日、2016年のアルビレックスの迷走のある意味始まりというか、しょーーーーじき、意味が分からな過ぎて泣いた4人GK体制のきっかけとなった上、アンサイクロペディア的にはエイプリルフールにアマチュア契約で加入した時点でものすごく反応に困ることになった小澤章人選手が、J3のブラウブリッツ秋田へ移籍することが決定。小澤選手は初めてとなるプロチームとの正式契約を結ぶこととなる。

なお、小澤選手は群馬県前橋育英高校の出身であり、田中亜土夢選手の後輩にあたることから、アルビレックスにおける新潟周辺の自治体への人脈を維持するという点では大変に意味がある契約である。と同時に、2015年に小澤選手が所属していたJFLSP京都FCが2015年をもって解散。所属選手が露頭に迷う中で、少ないツテを手繰る形で小澤選手獲得にアルビレックスが手を挙げたということは、実に人情味あふれる新潟らしい話なわけだけれども、いかんせん、スタッフを一新してコミュニケーションから始めなければならないチームに、4月の時点で新選手を放りこむかあ。うーーーーーーーーん。いや、残留したからええけどさ。うん、せめて、右サイドバックを補強すべきだったんじゃないかと心より思いたくもなる。

もっとも、初めてトップチームでゴールキーパーコーチを務めることになった不老伸行氏の育成という意味では、もしかしたら最高の存在だったかもしれない。事実、2016年のアルビレックスがかろうじて生き残ったのは、セットプレー時の失点の減少という大きな要素があり、吉田達磨監督解任時にトップチームコーチの大半がアルビレックスを出てく中で、不老コーチが籍を残したのは、明らかにその点が大きい。そのため、アマチュア契約だからこそ、GK4人体制だからこそ、セットプレーの際の連携がうまくいったのだと思うことにする。

んが。肝心かなめの正GKである守田達弥選手の失点数が減少してない以上、そりゃあもう、いろいろと言いたいことはわんさかと。言わないけれどね。とりあえず、小澤選手の今後の活躍を祈るとともに、不老コーチの覚醒についても心より祈るものである。

Obbligato Mr.Arbirex[編集]

12月30日。1つの歴史が終わる。2013年に新潟に移籍して以降、日本一のボランチの座を4年間に渡って維持してきた新潟の顔、ミスターアルビレックス、高性能稲刈り機レオ・シルバ選手の鹿島アントラーズ移籍が決定し、アルビレックスは次の時代へと以降することとなる。なお、今回の移籍に際してある意味で奇跡的な話として、怨嗟の声まるでなし。とにかくなし。むしろ、レオ・シルバ選手の決断に難癖つけたらぶっ殺すぞてめえレベルで、ファンも彼の移籍を支持。とりあえず、これから選手生活の終わりを迎えつつあるレオ・シルバ選手にぜひともタイトルをという実にまったく新潟らしい感謝の気持ちと、何よりも、クソ貧乏な予算にン億円もの収入をもたらすことで、次の世代が芽吹くための投資が開始できるという、もしくは、15位でギリギリ残留できたチームでも金銭面で苦労せずにチーム改革が可能になるという、まさに背に腹は変えられない現実的な考えがそこにある。

もちろん、心からの感謝もまたその根底にある。事実、鹿島アントラーズはそれまでの鹿島ではなく、2016年12月18日に行われたFIFAクラブワールドカップ決勝でレアル・マドリードをあわやというところまで追い詰めることに成功。延長で敗れたものの、世界中のサッカーファンに強い印象を残すと同時に、準優勝で400万ドルの賞金が確定。そこに2016年度Jリーグチャンピオンの分も含めると、鹿島には5億円以上もの巨額の賞金がもたらされており、当然のことながら、レオ・シルバ選手の移籍金も1億円以上は確実と見られている。ということはつまり、

せめて、2億円。いや、厳しいだろうけれど。

そのため、クソシブチンで移籍金を値切るか0円移籍を駆使して相手チームファンからうらまれることしかやりゃしない上、日本で一番嫌われている某選手が所属する某さいたまチームのように、人のチームのレジェンドをタダで持って行った上、ろくな扱いをせずに無体な移籍やポンコツにして放り出すといったクソたわけな話と比べれば、アントラーズのようにしっかりと価値を見極めて妥当な金額を提供してくれるだけでありがたいことこの上ない。なおかつ、世界的な名声を有するチームでほぼレギュラー確定の選手を移籍させることができるのは、胃が痛いけれども今後の移籍話をスムーズに進めるのに役立つこと間違いなし。もちろん、レオ・シルバ選手の移籍の結果、アルビレックスの残留は難しくなったけれども、そもそも、2年連続で15位のチームである以上は、とにっかく、変わるきっかけが必要である。その一つとして、レオ・シルバ依存症とまで言われたワンマンチームから、チームの心臓を摘出する行為は、個々の選手の精神的な成長とチームの復活を促す意味では本当に大切である。

なんせ、むやみやたらとレオ・シルバ選手にパスすることで、どれだけ攻撃につながる時間が失われたやら。ボールを奪って最初にレオ・シルバ選手を目で追うようになっては、その0.2秒が自動的に無駄になる。てゆうか、相手選手もやりやすいことこの上ない。無論、彼ほどミスをせずボールをキープしチャンスにつなげる能力に長けた選手は無いからこその依存症であるけれど、とりあえず、2016年の新潟の得点力不足の多くは、とりあえずレオ・シルバ選手に預けるという時間のロスで相手のディフェンスがそろってしまう部分にあった。そこから、つたない脚の技術で相手を崩して得点しようたってあーた。つたない技術では、むしろ、相手のディフェンスが整う前にレオ・シルバ選手を抜きにして、他の選手たちで攻撃すべきだったという話である。本当に、偉大な選手だからこそ起こり得た悲劇である。

なお、もう一つアルビレックスファンがこの移籍にある程度平静を維持できる要因の一つとして、レオ・シルバ選手の後継者として小泉慶選手が順調に育っているという点も大きい。もちろん、まだその技術はつたないものの、当ててはじく、絡めてこかす、上手に手で相手の重心をコントロールしてボールを奪うというレオ・シルバ選手の芸術的なボールダッシュ術は小泉選手のようにガンガン相手にぶつかっていける若手でなければ会得できないため、2017年は小泉選手を中心とした中盤がチームの鍵を握る。てゆうか、そう思わないとやってけない。もちろん、他の選手との連携こそが鍵である。いきなり小泉選手にレオ・シルバ選手と同じ役割を求めることはできない。しかし、少なくとも、失点数の減少については求めないと降格一直線なわけだから、とにもかくにも、2017年のアルビレックスは、脱レオ・シルバ戦術が大きな要素となる。

あわせて、Obbligato Leo.Até mais tarde!

ありがとう、レオ。また近いうちにお会いしましょう。

矢野貴章選手、3度目のアルビレックス移籍[編集]

こりゃまた12月30日。レオ・シルバ選手の移籍と同じタイミングで、こりゃこりゃまたまたアルビレックスのレジェンドである矢野貴章選手の新潟復帰の報告がやってくる。なお、小林悠紀選手の移籍とほぼ同じタイミングで移籍確定の報道は出ていたものの、なぜだか、矢野選手の移籍のみ発表が遅れたのは、どう考えてもレオ・シルバ選手の移籍への反発を矢野選手の移籍で少しでも減らすことで、うまーくアルビレックスフロントが動いたものと思われる。で、その判断は吉と出て、とりあえずはレオ・シルバ選手の移籍に関する怨み節は消え去るとともに、3度目となるアルビレックスのレジェンド&最も有名な選手でもある矢野選手の復帰に、多くのファンが歓声を上げることとなる。

キター。ならぬ、キショーの文字が躍る踊る。

なお、心から、右サイドの守備とセットプレー時の跳ね返し、そして何より、2016年に苦しみ続けた右サイドバックの大穴が完璧にふさがったことを万歳三唱するとともに、もしも、矢野選手が2016年の名古屋グランパスの最終戦で怪我で欠場していなかったら、グランパスの右サイドを切り裂きまくった湘南ベルマーレ山田直輝選手の2ゴールは難しかったと同時に、アルビレックスのJ1残留も本当に厳しかったと言わざるをえない。あわせて、もしも名古屋が残留、新潟が降格だった場合、レオ・シルバ選手は名古屋へ移籍する約束となっており、しかもその移籍金も破格の1億円という安値で行われるという話の時点で軽くめまいがするどころの騒ぎではない。

本当に、全てにおいて神がかっていた残留である。

そのため、ある意味、本人に責任は無いものの新潟の運命に深く関わった矢野選手の復帰である。ちなみに、多くの人が危惧する移籍後の彼のポジションはDFである。ほっと胸をなでおろすべき情報である。正直、降格が決まった後の名古屋フロントが、まだ契約の残ってた彼を、FW登録で再契約するとかいう話を聞いた時点で、なぜだか、新潟復帰を確信できたファンは大勢いる。なして日本屈指の右サイドバックをフォワードに戻すんだか。意味が分からん。いや、気持ちは分かるけれどもさ。なお、矢野選手のアルビ復帰の結果、かねてより懸念された4-4-2における右サイドバック争いはほぼ終結することとなる。無論、矢野選手というとてつもなく巨大な壁に挑むことは推奨されてしかるべき話である。けれど、とても、本当にとても大きな壁である。そのため、次の話として三浦文丈新監督が得意とする3-4-2-1におけるポジション争いを念頭に考えなければいかない。なお、2017年のアルビレックスについては、フォーメーションどころか、まだ所属選手についてもどうなるか分からない。けれども、それら全てを置いても、2017年度のアルビレックスは、とりあえず、右サイドの心配をしなくていいのは本当に大きい。

残す問題はセンターバック。とにもかくにも、センターバックがどうなるかである。なお、ロングボールの跳ね返しというタスクなら矢野選手も十分に通用する。けれど、さすがにそれは彼のスタミナと運動量がもったいないどころの騒ぎではない。そのため、まずは右サイドバック、もしくは右ウィングバックである。本当に、守備力のある選手の加入はほっとする。

GK稲田康志選手を柏レイソルから獲得[編集]

暮れも押し迫った12月31日。まーさか、大晦日に選手獲得をするとは思わなかったところに、いきなり4人目のGKを獲得するからこそのあるびれーっくす。不意打ちや奇襲は大事である。味方であるファンに対して仕掛けるときも、最大限の効果を得られるタイミングを見極めないと、ただ単に情報をとって出すだけでは御しきれないのが人心であり人情である。というわけで、まったく無警戒のところに柏レイソルからGKである稲田康志選手がやってくるんだからそら大騒ぎ。

その上で、加入の際のコメントでGKとして最年長の選手として責任を持つと発言したことから、ファンの多くが黒河貴矢選手との別れを覚悟する事態となる。ちなみに、稲田選手は31歳、黒河選手は35歳ということで、2015年以降アルビレックスの最古参として数々の名場面に顔を出していた黒河選手も明らかに選手として晩年を迎えつつあるという現実から目を背けることはできぬ上、2016年はカップ戦でも出場していない時点で、いろいろと思う話はたっぷりと。ついでに、正GKである守田達弥選手の不信につぐ不信の中でも、2015年のようにスタメンをダッシュとかいう話が出なかった時点で、いろいろと、本当にいろいろと。

そのため、柏レイソルの控えGKとして稲田選手が移籍してきたことは、悲しくも妥当な移籍であると同時に、アルビレックスの移籍方針がチームの動揺を抑える方向にしっかりと設定されていることに安堵するものである。もっとも、新潟には黒河選手のほか、控えのGKとして川浪吾郎選手に徳島ヴォルティスにレンタル移籍している渡辺泰広選手もいるため、守田選手、大谷幸輝選手も含めるとGK6人体制という状況になっている。そういう意味でも、黒河選手についてはいろいろといろいろである。

出会いもあれば別れもある。2016年の最後と2017年の始まりという意味ではけっこー大きな話である。