98

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98(きゅうじゅうはち)とは、現実的かつ理想的な数字である。一見、これほど完璧な数字はないように思われるが、人を無性にイライラさせる数字である。

数学的性質[編集]

100に近いが100ではない。100ではキリが良すぎるので100に近い数字が使いたいときに、この98が好まれる。

99に似ているが99でもない。99とは、100より1少ない数である。そもそも1とは目立つ数字なので、それゆえその1が過大に強調されてしまい、99という数自体が胡散臭くなってしまう。それに対し、98には「100より2少ない」というイメージはない。71や84などと同じように現実味を帯びた数字である。

「99パーセント成功する」というと残りの1パーセントの失敗が強調されて胡散臭く聞こえてしまうが、「98パーセント成功する」というと「ほぼ確実に成功する」というイメージをより鮮明に伝えることができる。

商売の上で[編集]

数学的性質でも述べたとおり、98は100より2少ないというイメージを持たせることができる。つまり、102円と198円を比べた時前者は百円より高い、後者は二百円より安いというイメージを持つことになるのだ。中には安いイメージに引っ張られ198円の商品を買ってしまうものも結構存在する。これにより198を筆頭とした98を含む数字は商売の神様として祀られることとなったのだ。

98点[編集]

学校で受けるテストで一問だけ間違えると98点が取れることが多いが、そのコントロールは非常に難しい。わざと1問だけ間違えようとすると他の問題も間違っていて96点になってしまったり、かといって全問正解を狙うと100点になってしまったりする。たとえ1問だけ間違えることに成功したとしても、97点とか99点になってしまうこともある。

というかまず、何を頑張ってみても90点台を取るのは私たち凡人には難しい。「98点狙い」は、100点を取り続けた秀才が、そろそろ100点にも飽きてきたので98点でも狙ってみるか、ということで生み出された高尚なお遊びである。「見てよこれ。惜しいわねえ」と言って友達に98点のテストを見せると格別の快感を得られる。

中学時代は、よくテストの点数の見せ合いをしたものだ。見られたくないのに見られる。見たくもないのに見せてくる奴がいる。

僕は65点だった。微妙な点数だ。平均点よりわずかに下で、別に見られても見られなくても大したことはない点数である。

もちろん満面のどや顔で100点の答案を見せてくる奴もいる。なぜか「オレ20点だったぜ」と自慢してくる奴もいる。どこが嬉しいんだろうか?

そんな中、先生から受け取った答案をすぐに折りたたみ机の中に押し込んで、かたくなに点数を見せようとしない奴がいる。眼鏡をかけていて、クラスの奴とはあまり喋らない無口な奴だ。それでも数学の授業後はたまに先生とぼそぼそ会話していたりする。

とにかく挙動不審な奴で、僕はそいつの点数がとっても気になる。皆も気になっていたようで、チャイムが鳴ってそいつがトイレに行った後、僕らはそいつの机の中を探った。

ぐしゃぐしゃになって、折りたたまれた答案。開いてみると、98点。

…………僕らはどういう反応をすればよいのか分からなかった。

あいつがトイレから帰ってきた。僕の隣にいる奴の手から答案を奪い取って、仏頂面でうつむいたままいすに座った。

このまま机のまわりにいるのも気まずいので、僕らも立ち去った。

98点。もちろん、65点の僕の手に届きそうな点数ではない。しかし、100点ほどめでたい点数ではなく、20点ほど残念な点数でもないのだ。一つだけ分かるのは、その98点が僕らの胸を無性にムカムカさせ、イライラさせたということであった。


関連項目[編集]

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