Uコン

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Uコン。米国への憧憬をこめてコントロール・ラインまたはCLと書くことがあるが、会話ではUコンと呼んでしまうことになっている。模型飛行機の一種であり、模型用エンジンまたは電動モーターなど動力の付いた翼長500mm~1500mm程度の機体の左右いづれか側に機体を上下させるための20m前後の操縦ワイヤーをつけ、遊技者を中心に機体を円形に飛ばすものである。まれにラジコン飛行機と間違われ、バンドが重なっているとクレームを付けられ右往左往することがある。

Uコンを楽しむいい歳をした大人

歴史[編集]

1960年~1980年の20年間を中心に楽しまれた期間限定の模型飛行機の趣味である。技術は米国発のものであるが、ワイヤーに繋がれた不自由な飛行は、高度成長期に会社に縛られて馬車馬のように働く当時のサラリーマンが自らの子らに社会を教えるためにこぞって始めたことが日本での流行の発端であると言われている。

当時は、現在ほどにプロ市民が十分に機能しておらず、空き地や広場が子供の健全な成長のために提供されていたため、Uコンに楽しむ子供が街中にあふれた。 競技会も積極的に開催された。妻と一緒に飛ばす選手、エロい名前を機体に付ける選手など、個性豊かな選手が輩出され、海外の大会に参加した。

一般への認知度を証明する事柄としては、コカコーラ社が抽選によるプレゼントにUコン機を採用したことが揚げられるが、COXのプロペラはバリが残っていて、弾かれるとけっこう痛いので、今なら有り得ない危険なマーケティングである。

1970年代の後半にフタバ模型よりラジコン飛行機ポンコツ号が発表されると、ワイヤーに繋がれたストレスから解き放たれるかのように人々はラジコンにその趣味を移していった。1979年、月刊Uコン技術の休刊により、Uコンの衰退は決定的となった。

現在では当時の愛好者はUコンの伝承に努めているが、人間関係としては大人の事情が散見される。

機体[編集]

機体は、1960年代は桐やベニヤ、1970年代に入るとヒノキやバルサ、翼は障子紙が多用されており、現在の模型飛行機と比較してかなりエコな材料が用いられていた。多くの公害を引き起こした高度成長期に流行した模型飛行機が、現在よりもエコであるというのは、興味深い事実である。

有名な機体としてはスクラッパーと呼ばれる機体がある。40歳を過ぎた大人が懐古趣味でUコンを再開するときは必ずこの機体を作ることに相場が決まっている。懐古趣味で始めたものの、さすがに、いい歳をして息子や娘の通う学校の校庭に忍び込んで飛行機を飛ばすわけにもいかず、すぐにやめてしまうのも通例である。

2009年、木村模型の廃業により、1970年代から続いた日本におけるUコン機の総合メーカーは無くなったと思ったら、木村模型がKM企画という名前になって実質的に継続営業されてるらしい。世界的には米国Brodak社、米国SIG社などが老体にムチを打って頑張っている。

動力[編集]

1.6cc~10ccのUコン専用の模型用のエンジンが永く利用されてきたが、2006年頃から乾電池型バッテリー技術の進化にともない電動モーターを利用するケースが増えてきている。Uコン用のエンジン製造大手のエンヤ社は、電動モーターに対抗するため自社のウェブサイトを制作するなど今日的なIT技術により対抗をしている。

操縦[編集]

Uコンはエンジンの出力を大きく調整しないため、機体を離陸させるときには、一般には操縦者と機体を抑えておく補助者の2名が必要になる。また、スクーバダイビングなどと同様に安全のために1名での活動は非難されている。しかしながら、選手権に出場するような選手であっても、常に練習に助手を連れていけるわけではないので、一人で離陸させるための装置が広く使われているが、そういった装置は存在しないことになっている。

墜落が一つの美徳とされており、墜落した機体の写真をブログなどを通して発表することがステータスになっている。

組織[編集]

同好会は日本各地に残存している。ウェブで活動を公開している同好会もあるが、その目的は自己顕示欲である場合が多く、ウェブを見て入会を申し込んでも断られてしまうことが多い。理由は、会員が増えると飛ばす順番を待つ時間が長くなるというシンプルなもので、Uコン愛好者の心の広さをうかがわせるものである。

公的な組織としては日本模型航空連盟があり、内部にCL委員会がある。同連盟では第三者賠償責任保険に自動加入できる模型飛行士登録の受付も行ってる。てか、模型飛行士は、他人にケガをさせたときの保険が含まれていて、連絡すると申込書を送ってくれて、3,000円/年なので、加入してくれよな。

道具の入手[編集]

道具を新品で販売する模型店も複数存在する。各模型店は信念を持ったものの参入しか許さないというスタンスをとっており[要出典]、ウェブサイトに商品を掲載していない、ウェブサイトが趣味のサイトのようで販売店のサイトとは思えない、掲載商品の全てが在庫切れなど、伊達に永年やってるわけではないツワモノ揃いである。

そういった各模型店の努力もあり、道具が新品で買えることに気づかずに、オークションサイトで中古品を新品より高い金額で買いあさる者が後を絶たず、再利用によるエコが実現されている。

人口密集地域での飛行規制[編集]

2015年、国土交通省によるドローンの飛行規制のために、人口密集地域での飛行が許可制度になった。訊かなきゃいいものを、国土交通省に訊いたもんだから「Uコンは規制対象すか?」→「Uコンって誰か知ってる?」→「たしか翼端にワイヤーが付いてる空物ラジコンじゃなかったっけ?」→「じゃ、とりあえず規制すっか」[要出典]ということで「地上とワイヤー等でつながれているような無人機も無人航空機に含まれます」というガイドラインが発表され、Uコンも規制対象となり、もう、どうすりゃ委員会。

外部リンク[編集]