UnNews:グリーンピース、鯨のクローン技術を開発
【東京=居舘伊乃】環境保護団体グリーンピースは午後7時30分に緊急記者会見を行い、最先端のバイオテクノロジーによる新技術を公表した。
この技術はATPをはじめとする生体エネルギー物質を鯨の肉片に注入して組織を再び活性化させ、さらに4つの遺伝子を導入することで筋肉細胞を分化全能性を持つiPS細胞とすることに成功。これにより捕らえられバラバラに殺害された鯨から天文学的な数に上る鯨個体を培養することが可能となった。
ただ、こうして生まれた鯨は自然に生まれた野生の鯨とは異なり保護する価値の一切無い物であるため、グリーンピースでは当技術により生産される鯨を、エスキモー、アフリカの子どもたち、ビルマや中国四川省の被災者らなど、食べる行為をしないといけない人たちへ無償で供給することで世界の飢餓根絶を達成し、同時に野生の鯨の保護も実現できるとしている。なお、野生の鯨を捕らえた者は今後鯨に対する宣戦布告に準ずる行為とみなし、外部からの応援も含めた義勇軍を派遣して取り戻すと述べた。
会場では、西濃運輸によって研究所から輸送されたクローンの鯨肉が運び込まれ、会見を統括していたマネジャー、佐藤氏自身によって数々の鯨料理が振る舞われた。しかし食したのはグリーンピース関係者だけで、その他の者は誰も手をつけようとしなかった。
この件に関して、iPS細胞を作出した京都大学教授の山中伸弥氏は「最先端の研究成果であることは事実であり、閉じられた環境で極めて高度な開発が行われたことは賞賛に値する。彼らが本筋の活動に対してもこれほどの情熱を注けば地球環境を取り巻く諸問題に勝ち抜くことができただろう。」と答えた。
(2008年5月16日O時O分 バ科ニュース)
![]() 本項は第1回誤報コンテストに出品されました。
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