UnNews:ジンバブエ大統領、フラッシュメモリ生産に抗議
3月10日
フラッシュメモリ生産は世界中でインフレを増長するとして、ジンバブエ大統領が抗議声明を発表した。
ジンバブエ経済省によると、iPodに代表される音楽プレーヤーや、各種デジタルカメラなどで大量に使用されているフラッシュメモリの生産が、世界各国でインフレを増長し人々を失業させるとしている。これはジンバブエの通貨が、ほぼフラッシュメモリのビット単価の4乗に比例する形で下落していることから判明したもの。
単価の下落はフラッシュメモリの大量生産が原因でおこっているとし、フラッシュメモリの生産を一時凍結するよう、アメリカをはじめとする各国に要求している。大統領は「我々の通貨を犠牲にしてフラッシュメモリを生産することは、人類に対する犯罪である。ただちにフラッシュメモリの価格を10年前相当にまで戻すべきだ。」と記者会見で発表し、各国の理解を求めた。
これに対してアメリカは「フラッシュメモリの単価とジンバブエの為替レートには何の関係もないのは明らか」として、対応するつもりがないことを表明した。
用語解説:フラッシュメモリ
フラッシュメモリは、半導体の中の人が、画像や音声を記録するタイプの記憶装置である。携帯電話など、各種のデジタル機器で幅広く使用されている。しかし中の人に支払われる報酬はこの10年で1/1000まで下がっており、この傾向は現在も止まらず、死活問題という声も聞かれる。