UnNews:タイ大統領府包囲 国営放送民営化きっかけに

出典: へっぽこ実験ウィキ『八百科事典(アンサイクロペディア)』

【2008年8月27日 21時05分配信】
タイ政府は26日、突如国営放送局NBTを民営化したと発表した。各地で行われていた反政府集会に押される形での民営化と見られ、政府寄りの報道姿勢を貫いていたNBTの民営化に各地で喜びの声が広がっている一方で、これに伴った混乱も広がっている。

政府に今回の民営化を踏み切らせた原動力と目されているのは、06年に反タクシン元首相を掲げて結成された民主主義市民連合(PAD)。PADは結成当初から大規模な反政府集会を開催、タクシン元首相がイギリスへ亡命した後も反政府活動を続行すると宣言し、各地でデモ活動や集会を展開していた。また、民営化の発表直後には喜びに沸く一部の群衆が手持ち花火らしき音が出る物スポーツ用品金属光沢を放つ物品などを持って放送局内に侵入、放送が中断される騒ぎもあったが、こちらに関しては「われわれは関与していない」とPADのリーダーは発表した。

26日も大規模行動を予告していたPADは、民営化の発表を受けてNBT前でのデモ活動を取り止め、各省庁の庁舎や大統領府を目的地としたパレードを実行。首都バンコクは一時お祭りムードに包まれたが、同日午後には「大統領府は政府寄りの行動をとっている」として、大統領府の民営化を求める約1万人のメンバーが大統領府を包囲。さらに財務省、農業省、運輸省、警察本部、バンコクと地方を結ぶ幹線道路なども「政府寄り」として包囲や封鎖をしかれ、一気に緊張状態となった。多くの施設の包囲は比較的短時間で解除されたが、その後メンバーは次々と大統領府に集結。これを約5000人の警官が取り囲む形となったまま、27日早朝まで包囲は続いた。

サマック首相はPADの主要メンバー5、6人を逮捕すると宣言したが、今回の混乱を通して民衆の間には官公庁の民営化への期待が高まっており、混乱は必至と見られる。

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