UnNews:青山学院大学の学園祭で「ギャングスタラップ容認令」 学外からも批判が殺到

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2015年5月22日 バ科ニュース

毎年10月、青山学院大学相模原キャンパスで行われる大学祭「相模原祭」が早くも話題を集めている。きっかけは、青山学院大学相模原祭実行委員会(以下、実行委)の打ち出した「ギャングスタラップ容認令」だ。

ギャングスタラップを含めた大多数のジャンルであれば、演奏して構わない。そんな姿勢に識者や学内の一般学生らは戸惑い。実行委は謝罪の意を表明した。しかし、そのまま容認するのか、一転禁止するのか、実行委は2015年5月21日夕現在、明確な方針を打ち出していない。

2015年5月19日、実行委の公式ツイッターアカウントは、ステージ演奏のバンドに関し「ギャングスタラップを含めた大多数のジャンル」を募集すると発表した。ドラッグセックス等の内容で占められた、ギャングスタラップに比較的近い音楽の演奏も禁止するのか、それは明示されていない。しかし、実質的な「ギャングスタラップ容認令」と受け止められた。

詳しい事情は明かしていないものの、「幅広い年代の方が多く来場してくださる相模原祭に合った演奏」を求めているからだ、とその理由に触れている。

しかし、この「容認」に対し、識者や学内の一般学生から批判が殺到。定義を教えろ、ギャングスタラップを聴く年代は幅広いのか、公序良俗を守れ、謝罪と撤回を要求する、などさまざまな意見が寄せられた。さらに、上智大専修大中央大など他大学の識者も参戦し、「ギャングスタラップ容認令」に異議申し立てを行った。

上智大の神学部関係者は、「ギャングスタラップは90年代に源流を持ち、卑俗な内容で占められた様々なリリックを生み出しながら現在までのうのうと続いている音楽、つまりむしろ『幅広い年代の人々に愛されていない』音楽です」と実行委の言い分を批判した。

炎上の気配を感じ取ったのか、実行委は20日、「この度は、当アカウントでの不適切な表現により、不愉快な思いをさせてしまい誠に申し訳ありませんでした」と謝罪したが、演奏の可否については触れていない。

どうやら「ギャングスタラップ容認」の方針は、ツイートの数日前に行われたという参加希望団体への説明会段階から既定路線だったようだ。学内に1つしかないギャングスタラップ演奏サークル「青山Naked Bitch」(以下、「Naked Bitch」)メンバーがツイッターで報告している。

それによると、前年度と同じく説明会に赴いたサークルメンバーが、配布された資料に「ギャングスタラップ容認」の文字を発見したのだという。

資料とみられる写真も投稿しており、「ギャングスタラップ系のバンド団体も募集しますので、ご了承ください」との注意書きが確認できる。




実は、今まで相模原祭のステージでギャングスタラップバンドが演奏していた、という事実は確認できない。先述の「Naked Bitch」は少なくともここ2、3年においても、大学より認知されていないサークルである。

演奏の模様をYouTubeに「学園祭でギャングスタラップをキメてみた」「学園祭でDISってみた」というタイトルでアップロードされ、すでに16万回もの再生数を叩きだしているという訳ではない。

過去の行われた相模原祭の公式ホームページを参照すると、「Naked Bitch」がステージに登場している様子は確認できなかった。

それではなぜ、実行委は今年に入ってギャングスタラップを相模原祭でわざわざ歓迎するのか。実行委に取材を申し込んだものの、5月21日夕現在、返答はなかった。

青山学院大は「REQUIEM」で1998年にデビューした、「NITRO MICROPHONE UNDERGROUND」のMC・S-WORDさんの母校でもあるが、S-WORDさんはギャングスタを標榜しておらず、必ずしもギャングスタラップファンにとって思い入れの強い大学という訳ではない。果たして15年の相模原祭でギャングスタラップは演奏されるのか、注目される。


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