UnNews:Xbox 360、上場来安値を更新
【UnNews 経済部TVゲーム課 平成20年9月9日0時配信】
Xbox 360先物市場の暴落が止まらない。9月11日物の終値が、前日比-8000円の19800円と、率にして-28%もの大暴落を記録し、2005年の東証上場以来の最安値を更新した。これによりXbox 360が、Wiiを抜いて最も資産価値の低い据置型ゲーム機となった。
今回の暴落のきっかけは、ドリームキャストやワンダースワン以来となる、文化庁によるXbox 360の日本文化危機遺産指定であった。これによって、Xbox生産打ち切りへの不安が広まったうえに、一部関係筋から「ひとりでも多くの人に購入してもらうために、最大限努力した」との、生産打ち切り前に過剰在庫を放出したい思惑を暗に臭わせた発言への失望売りも広がって、ほぼ全面安の展開となった。
Xbox 360は、アメリカ合衆国のパソコンソフト制作企業が、副業で販売しているゲーム機。任天堂とソニーの二大巨頭のホームグラウンドとの事情もあって、本国とは違い、日本市場では総じて苦戦している。推定ハード販売台数・推定ハード別ソフト販売の平均シェアは、共に5%以下と低調な売上を維持している。
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