世界の中心で、愛をさけぶ
世界の中心で、愛をさけぶ(せかいのちゅうしんで、あいをさけぶ)は、片山恭一のライトノベルの通称。正しくは「オーストラリアの観光地で人灰をばら撒く迷惑な日本人観光客」である。
作品の概要[編集]
朔太郎という少年が、文字通り「骨を折ってくれた」クラスメイトをネタにしてアキと恋仲になって、ラブホテルに連れ込もうとしたり騙くらかしてアーン♥♥なこととかもするんだけど、結局アキは病気で死んじゃった(笑)のでエアーズロックで灰をバラまくというお話。
タイトルの「世界の中心」とは、空港、夢島、オーストラリアウルルないしエアーズロック(原作・映画・テレビドラマ)、あるいはヒロインのアキであるという説がある。日本では、映像版の影響が強くてなんとなくウルルないしエアーズロック説のほうが、ネタとして支持されているかんじがある。映画版に登場するウォークマンやスクーター、ウェディングドレスや重蔵さんなどが原作に登場しないし、いつまでたっても愛を叫ばないので長澤まさみファンをがっかりさせたとかそうでもないとか。タイトルからして原作者案をボツにされたばかりか、映画版やテレビドラマ版でもこれだけ原作を改変されるのに対して一部のキチガイ原作原理主義者どもが怒り狂っている。
主要な登場人物[編集]
- 朔太郎・・・主人公
- アキ・・・ヒロイン
作品の特徴[編集]
これらの要素はその後、『いま、愛にゆきます』『恋空』などの作品に受け継がれていくことになる。
また、韓国ドラマ『冬のソナタ』のような純愛作品が流行する下地を作った作品であるとも言われる。
でもまあ、アーン♥♥なこととかもするんだから、「純愛」っていうのはどうかな。普通に恋愛だろ。
しかし、世の中の恋愛が汚れてきているので、相対的に「純愛」に思えるらしい。最近は若い子も中年もお盛んになっちゃったからな。というわけでこの作品は純愛なのである。名前を漢字でどう書くかもわからない相手とアーン♥♥をするような話であっても。
これらの要素をそれまでろくに本など読んでこなかった理解能力の著しい欠落がみられる愚民どもや、ろくな学校に進学できず、自らの欲望に忠実であり続け、衆目など気にせず、周囲の人間に危害を与え続ける連中が容易に理解できるようなできるだけ低俗な内容にあえてし、一般教養のある人には逆に理解できないような、一見くだらないとも思える文章にすることで、新しい文学を切り拓こうとした。その結果この作品は純(粋な馬鹿しか理解できない)文学の最高峰ケータイ小説に及ばずとも劣らない作品となった。片山は全力を出せば 島清恋愛文学賞どころか直木賞、さらにはノーベル文学賞をも受賞できるほどの才能と実力の持ち主であるが、全力で自分の能力のデチューンをしたため、このような一般には理解されづらい名作が生み出されることになった。なお、片山は常に自分の能力を全力でデチューンしているため、全力を出すことは決してできないが、やればできる子なのである。一生やれないだけで。
メディアミックス[編集]
『世界の中心で、愛をさけぶ』は当初ハードカバーの本として出版されたが、現在では以下のようなさまざまな形態になっている。
- 『世界の中心で、愛をさけぶ』・・・ハードカバー。小学館。
- 『世界の中心で、愛をさけぶ』・・・文庫。小学館。
- 『世界の中心で、愛をさけぶ』・・・漫画。小学館。
- 『世界の中心で、愛をさけぶ』・・・ドラマ。TBS。
- 『世界の中心で、愛をさけぶ』・・・映画。東宝。
- 『僕の、世界の中心は、君だ』・・・映画。韓国版。
要するに、原作を様々なメディアによって使い回し、アホな読者を搾取することによって、作者並びに出版社が利益を最大化している。 資本主義においては、実に効率の良い、よく見られる現象である。 ビジネスライクなところが、とても素晴らしい。
盗作疑惑[編集]
1969年に、アメリカの小説家、ハーラン・エリスンが同年出版の『世界の中心で愛を叫んだけもの』(The Beast that shouted Love at The Heart of The World)により、ヒューゴー賞、世界SF大賞を受賞を受賞している。
けもの=獣=獣欲あるいは獣姦……などと、激しくアーン♥♥なことを想像させる。
死生観は沖縄経験後の灰谷健次郎のそれに同等であり、「無くしたひとを悲しんで生きていてもそのひとは喜んでくれない」「他人(ひと)の苦しみを自らの苦しみにできる人間がすばらしい」のあたり灰谷のメインテーマやモチーフを勝手に受け継いじゃったわけで。まあ、ともあれ、題名だけみても、明らかに『世界の中心で、愛をさけぶ』はまぎれもなく盗作である。