回転寿司
エクストリーム・回転寿司(エクストリームかいてんずし)とは、店側と客側に分かれて皿の上で回転する寿司を作る、または食べることによってもらえるポイントを競うエクストリームスポーツ。
概要[編集]
エクストリーム・回転寿司では、主に握り寿司が好まれて回されている。回転装置が取り付けられた小皿の上に握り寿司が乗せられ、回転装置のスイッチを入れることで回転が始まる。この回転している寿司のことを回転寿司と呼ぶ。 通常一つの小皿の上で回転させられる寿司は一つである。客はこの回転寿司を皿ごと取り上げ手元で食す。
種類[編集]
寿司以外では、ケーキ、フルーツ、茶碗蒸し、酒、ガリ、わさび、箸、茶、湯のみ、板前、テーブル、おひつ、店、椅子などが回っていることがあるが、これらは厳密には回転寿司ではない。しかしケーキなどの剛性に問題を抱える食材を回転させる事への困難さや、山盛りのガリを囲み枠なしで回転させる事への困難さなど、回転寿司と同一な技術的な背景をもつため、広義には回転寿司と呼ばれている。テーブルや板前などを食べれば高得点。
ルール[編集]
店側[編集]
エクストリーム・回転寿司では、重心の位置や形の対称性、回転速度によって得点が得られる。 回転の高速性は特に重要な評価基準のうちの一つとして知られているが、高速回転においては、ネタやシャリが変形してしまう。この変形をいかに抑えるか、もしくは受け入れるかで寿司職人の技量が試される。
得点[編集]
- 重心の位置
- 200-(重心と皿の中央の距離(mm))×2点。
- 対称性
- 形が富士山に近いほど高得点。
- 回転速度
- 複数同時回転特別賞
- 2貫以上を同時に回した時、その数×50点が得られる。
- このルールは、2貫以上の寿司を1つの皿の上で回すには重心のズレや対称性を修正する高度な技術が必要となることから後に新設されたが、このルールが適用されない場合も多い。
失格条件[編集]
- 毎分回転数が100回を下回ること。
- ネタとシャリが分離し、ネタが飛んでいくこと。
- わさびを入れないこと。
- 酢飯以外のシャリを使うこと。また、シャリを入れないこと。
- ゴミ箱に1度捨てたネタをもう一度使うこと。
客側[編集]
エクストリーム・回転寿司には、客側も参加できる。 客側は、店側が出した寿司を選び食べることで、そのネタの種類や回転速度等によって得点が得られる。
得点[編集]
- 回転速度
- 寿司の毎分回転数がそのまま得点となる。
- ネタの種類
- 普通の寿司 (10点)
- ケーキ、フルーツ等の菓子 (15点)
- ポテト、唐揚げ等のサイドメニュー (15点)
- 茶碗蒸し (20点)
- うどん等の麺もの、味噌汁等の汁もの (20点)
- 酒 (アルコール度数点)
- ガリ (25点)
- ワサビのみ (ワサビの量(g)×10点)
- ゲテモノ (100点)
- 箸 (120点)
- 湯のみ (200点)
- 板前 (1000点)
- おひつ (1500点)
- 椅子 (3000点)
- テーブル (5000点)
- 店舗 (100000点)
失格条件[編集]
エクストリーム・回転寿司は、車輪の発明以来70世紀に渡って続けられている由緒正しきエクストリームスポーツであるため、客側のマナーも厳格に問われる。マナーを守らない場合、失格となる。
- 席に着いたにも関わらず、各席にある手を洗うアレで手を洗わない。
- 食べ始める前に「いただきます」と言わない。
- シャリやワサビ、ネタを残す。
- お皿を残す。
- 画像を撮ることに執着する。
- 食べ終わったあと「ごちそうさま」と言わない。
- 食い逃げをする。
歴史[編集]
回転寿司の歴史は車輪の発明とともに始まる。 車輪はもともと寿司を回すために開発された技術であり、回転寿司は車輪の技術とともに進化してきた。
関連項目[編集]
- 寿司を回転させる際に用いられる機器。ちらし寿司のように混ざり合ってしまうのを防ぐため、常に回転させてネタとシャリを分離させておく必要がある。
- 回転寿司という隠語で呼称される。大学のサークル仲間から「回転寿司食いに行こうぜ」と誘われたら、それは一緒に女を回そうぜと言っている可能性が極めて濃厚である。君が品性の欠片もない淫獣であるというのなら止めはしないが、定期的にアンサイクロペディアを閲覧する紳士であれば、丁重に「NO」と断るべきである。
- 余談ではあるが、回転装置のほとんどはここで生産されている。