なのはな体操
なのはな体操は、千葉県民が強制的に参加を命ぜられるエクストリームスポーツ。なのはな体操ではなく、なのはな体操である。ましてや、なのはな体操でもないため、混乱を招きやすいことでも知られている。
概要[編集]
元々は1970~80年代に千葉県が推進していた県民皆兵路線の柱の一つとして、1983年に作られた軍事教練メニューを起源としていた。ブートキャンプで行われるエクササイズとしての機能をもっており、運動量はかなりのものらしい。そのため過激派の観光地となっていた新東京国際空港や、開園したばかりの東京ディズニーランドを警備したり、また動労千葉が日夜開いていたお祭りを突破することのできる優秀な兵士を育成するために必要なエクササイズであった。
その後日教組率いる学校の先生たちの涙ぐましい努力により民生利用が図られ、これまで日本全国で行われていたラジオ体操を数年間という短期間のうちに千葉の教育現場から殲滅した。その過程でなのはな体操はエクストリームスポーツとして大きく成長を遂げ、現在に至る。
音楽[編集]
頭の固い辞典ではテクノポップ調の明るいインストゥルメンタル曲などと紹介されている。しかし、テクノポップと聞いて反射的に思い浮かぶであろうPerfumeあたりのイメージと大きくかけ離れているとして、がっかりする人間も多い。
多くのエクストリームスポーツに使用される「スタンダードテンポ」と、現在は千葉県の特定防衛秘密として開示されていない「スローテンポ」のそれぞれのバージョンが確認されている。
競技[編集]
明るい曲調ではあるが、エクストリームスポーツとしての競技はかなり泥沼の様をみせていることで知られている。
競技は主に、小学校や中学校、一部高校などの運動会や体育祭といったイベントの1~2週間前に開始される。クラスや学年ごと対抗で行われ、体育科の教員などが審判として採点が行われる。
一見単純そうに見える競技ではあるが、ただこのエクササイズをパフォーマンスするだけで審判が納得するわけがない。審判は児童生徒にいろいろ難癖をつけることを生業としており、審判が全体の行動を乱したプレイヤーに加点していくシステムとなっている。すなわち、加点されないためには一糸乱れぬ動きが要求される。得点は個人ごとに計算され、より高得点なプレイヤーが勝利する。ただし、個人的に付与されるポイントのほかに、連帯責任として一定の範囲の集団に属する個人に対して付加点数がつく場合があるため、インシデント発生時にはクラス単位での大幅得点のチャンスが与えられる。ちなみに、採点の基準などは明確にされておらず、簡単に言うならば監督教師の気分次第となる。
ポイント[編集]
想定されるイベントにつき、次のような得点が与えられる。カッコ内ポイントは迷惑をかけた人数が増えれば増えるごとに増大するため、全校規模になるとポイント大量獲得のチャンスとなる。
- 基礎ポイント(内 対象グループ1人への付加pts×人数)
- 競技やり直し
- 個人~数人レベルでのやり直し 2pts(やり直し対象者1pts)
- クラスの男女どちらか全員でやり直し 6pts(10pts, 女子なら8pts)
- クラス全員でやり直し 20pts(15pts)
- 学年全体でやり直し 120pts(40pts)
- 全校でやり直し 750pts(100pts)
- 課外練習
- 脱走 400pts(脱走者以外に80pts, エクストリーム・鬼ごっこも参照のこと)
- 指導(拳による指導も含む)
- 競技やり直し
- 追加ポイント
- 監督者がキレる 基礎ポイントに+180pts
- その結果女の子を泣かせた 原因となったプレイヤーにさらに+600pts
- 脱走成功ボーナス 捕まるまでの時間(分)×30ptsを追加
- 拳による指導ボーナス 殴られた回数1回につき35pts
- 監督者がキレる 基礎ポイントに+180pts
高得点プレイヤー[編集]
高得点プレイヤーは、得点の加算処理が行われると同時にクラスの注目の的となる。一部は学校の伝説で語られるものの、たいていは日々の軍事教練に疲れたクラスメイトから新たなエクストリームスポーツの申し込みがあるはずだ。
現在のなのはな体操[編集]
かつては千葉の国営放送であったチバテレビが日に数回、国民の洗脳を目的として体操の様子を放送していたが、2002年に突然放送をやめてしまった。理由としては、その2年後にそっくりな名前のテレビアニメを放送するため、紛らわしくしないようにと要請があったためである。
そのせいか、次第になのはな体操から元のラジオ体操へと原点回帰を始める学校もあり、なのはな体操を巡る動きはますます混沌としている。