よくあること

出典: へっぽこ実験ウィキ『八百科事典(アンサイクロペディア)』
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よくあること(英:Yoku-Aru-Koto)とは、偶然的な事象や、倫理や常識から逸脱した行動であっても普遍化させてしまう、魔法の言葉である。たったの六文字だが、恐るべき説得力を内包しており、言われたものは「そーなのかー」と疑念を抱く事もなく納得してしまう。

アルベール・カミュ芥川龍之介安部公房など、不条理を追及し、ピントがずれた世界観を構築する作家は、この言葉を座右の銘としていた。よくあることと言い聞かせて自己暗示をかけないと、彼らは世界を取り巻く不条理に耐えられなかったからだ。

よくあることがよくあることである前提として、『常識』とか『普遍』などという観念、或いはそれが基幹となっている事象が存在する世界が必要とされる。逆に、最低限の統率や共通認識がない世界では、いかなることも不条理に感じられ、『よくあること』という言葉の武器は全く通用しない。

よくあることの歴史[編集]

いつごろからこの言葉が使われていたのかは定かではないが、人間が「法則」「常識」「共通性」などの観念を認識し始めた頃から、浸透するようになった。

この言葉は、特に宗教関係者によって使われる傾向が顕著にある。例えば、キリスト教徒十字軍の遠征でおぞましい略奪と虐殺を繰り広げ、批判の矢面に立たされた時、彼らは「キリスト教ではよくあること」と言って、正当化した。

日本ではこの観念はあまり普及しなかった。八百万の神に代表されるように、日本には様々な思想や観念が混在する雑居性の強い風土があり、絶対的な観念、万人に普遍化された思想というものは存在しなかった。今日検証できる限り、この言葉が使われた最古の事例は、江戸時代幕末であった。フランス公使レオン・ロッシュが、土佐藩士達の切腹の現場を見せ付けられてあまりの凄絶さに気分を害し、「切腹の観念が理解できない」と述べたのに対し、藩主山内容堂が「日本ではよくあること」と、涼しげな顔で返答したという。

現代における「よくあること」[編集]

現代では、詭弁の得意な権力者、上司、教師モンスターペアレント詐欺師2ちゃんねらー、ウィキペディアの管理者、アンサイクロペディアの管理者などが、自分の横暴を正当化させるために、社会通念を援用する形で「よくあること」を用いる傾向がある。また、よくあることは諦観も含意する。例えば、近年の大河ドラマや時代劇が、平和ボケした現代人に迎合した杜撰で稚拙な造りになっていることがよく指摘されるが、長年大河ドラマを見続けてきたベテランの視聴者は「よくあること」と諦観の意を示している。退廃した現代では、不条理に立ち向かうのは見苦しい行為とみなされ、迎合や諦観こそが賢明な姿勢だと是認される傾向が強い。「よくあること」という言葉の氾濫は、それを如実に物語っている。

下書きで上梓するようなサボリ漫画家が、自分の杜撰な執筆を「よくあることだ」と言って、改善への姿勢どころか改善への姿勢さえ見せないことも、良く知られているが、最近では誰も気にしない。少年漫画の要諦は努力と根性、信念と熱意だったはずなのに、最近ではここにも迎合や諦観、冷笑が浸透しているらしい。昔はよかった近頃の若い者はと、嘆きの声が聞こえてくる。

正しい「よくあること」の使い方[編集]

社会人の場合
課長「また株価が下がった。この会社潰れるなきっと」
社長「このご時勢ならよくあること」
マスコミの場合
リポーター「また政治家の偽装献金が発覚しました」
古舘アナ「よくあることです。何がいけないんでしょうかね」
アフリカ人の場合
記者「ボビー・オロゴン氏の暴力事件についてですが……」
ムルアカ「アフリカではよくあること」
ロシアの場合
記者「またロシア政府に都合の悪い者の不審な死が。暗殺では?」
プーチン「ロシアではよくあること」
犯罪都市の場合
通行人「強盗に襲われました」
警官「ここではよくあること。殺されなくて良かったじゃないですか」
大阪の場合
通行人「子供に道聞いただけで不審者扱いか」
警官「そんなんよくあることやで」
アニメの場合
視聴者「またかんたん作画か!」
作画監督「外注ではよくあること」
痴漢多発路線の場合
被害女性「私、痴漢に遭いました」
駅員または鉄道警察「この路線ではよくあることなんですよ」
オセアニア(小説1984年に登場する架空国家)の場合
観光客「ずっと誰かに監視されている気がするんですが。」
国民「オセアニアじゃあ常識なんだよ!」
平沢進の場合
初心者「この人の曲何言ってんのか全くわからないんだけど?」
馬の骨「師匠の曲ではよくあること。」
Nemurineko.jpg この節を書こうとした人は途中で寝てしまいました。
後は適当に頑張って下さい。(Portal:スタブ)

関連項目[編集]

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