合成獣
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合成獣(ごうせいじゅう)とは、幾つかの獣が合成された幻獣であり、古代の中二病患者たちが安直に産み出した「ぼくのかんがえたつよいせいぶつ」の総称である。
起源[編集]
強かったり有名だったりする獣を合体させた幻獣は、古来よりグリフォン、キマイラ、麒麟など、世界各地の神話や伝承に数多く登場している。起源については諸説あり、中等教育制度が敷かれる以前から世界各地に蔓延していた中二病患者が作ったとする説、パズズあたりが最古でそれを世界各地の中二病患者がパクったとする説があるが、いずれにせよ中二病である。「強い獣を合体させて最強生物を作りたい」という夢は、今も昔も中二病患者を惹きつけて止まないのである。
合成獣は中二病の患者の数だけ存在していると言っても過言ではない。それらのうち、ほんの一部の「作られるのが早かった」「社会的地位のある人が作った」ものだけが有名になって現代に名を残し、後から見る中二病患者にとっては羨ましいことになっているのである。
よい子のためのごうせいじゅうの作り方[編集]
生物えらび[編集]
まず、ごうせいじゅうの元となる生物をえらぶんだ。強くてかっこいい生物がいいぞ。ライオン、ドラゴン(ヘビ)、ワシ(タカ)」の「三大人気生物」が強くてかっこいいぞ。どくをもったサソリの尾なんかもいいぞ。
えらんだら、てきとうに合体させるんだ。
さいきょうせってい[編集]
合成獣には「さいきょうせってい」をつけよう。神や神のつかいにしてしまうのがおすすめだ。ケモノやかいじゅうのリーダーにするのもいい手だ。ただ単に「さいきょうである」と設定をつけるのもわかりやすい。火や毒もはかせてみよう。
これで「ぼくのかんがえたつよいごうせいじゅう」のできあがりだ!
代表的な合成獣[編集]
古代の合成獣[編集]
- パズズ(メソポタミア神話)
- ライオン、鷲、サソリ、蛇の合成魔神。世界最古クラスであったため、コロンブスの卵的に市民権を勝ち得た。世界の合成獣のパクリ元とする説がある。三大人気生物全てが含まれていることも中二病的にポイントが高い。
- グリフォン(ギリシャ神話他)
- 鷲とライオンとの合成獣。三大人気生物の2つが組み込まれている。子供のヒポグリフも鷲と馬の合成獣である。作った人はどんだけ合成獣が好きなんだ。
- キマイラ、キメラ(ギリシャ神話)
- ドラゴン(蛇)、ライオン、山羊の合成獣。口から火を吐くという中二病設定付き。現代の生物学用語にもなった最も有名な中二病患者の創作物の1つである。
- マンティコア(ヨーロッパの伝承)
- ライオン、人間、コウモリ、サソリの合成獣。元々はベンガルトラの異称であり、ヨーロッパに伝わっていく過程で伝言ゲームでパワーアップしていった。詳細はリンク先を参照のこと。
- 麒麟(中国神話)
- 東洋を代表する、龍、鹿、牛、馬の合成獣。キリンビールのラベルに描かれている絵が有名。獣類の長という最強設定付きである。
- ヌエ(平家物語他)
- 我らが日本の伝承に登場する虎、猿、狸、蛇の合成獣。東アジアにはいないライオンの替りに虎が使われており、蛇と合わせて外国に負けてない中二病合成獣である。
現代の合成獣[編集]
- ペリュトン(幻獣事典)
- 鹿と鳥の合成獣。ホルヘ・ルイス・ボルヘスが脳内で生み出したオリジナルキャラクターである。
- タイラント(ウルトラマンタロウ)
- 一大怪獣ワールドを構築したウルトラマンの合成獣。シーゴラス、イカルス星人、ベムスター、ハンザギラン、バラバ、レッドキング、キングクラブの合身。ウルトラ兄弟を次から次になぎ倒す最強設定はこれでもかと言うほど中二病全開である。
- キングオブモンス(ウルトラマンガイア)
- タイラントの再来。「最強合体獣」と銘打たれ、少年たちが合わせたアイディアが実体化した、まさに「ぼくたちがかんがえたさいきょうのかいじゅう」である。
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アオーン! オレサマ シッテル! 「合成獣」マダ
カキカケ! |