クラウドソーシング

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クラウドソーシング(英:crowdsourcing)とは、不特定多数の専門的リソースを無料または手間賃程度のコストでフル活用出来るプラットフォームである。

概要[編集]

企業が何かのデザインやシステム開発などの専門性の高い業務を外部に発注する時、本来は企業側である程度要件を定めてから発注を行うべきであるが、昨今のリストラなどの影響により要件を定めるリソースを企業側が確保することが難しくなった。その状態で強引に発注しようとしても相当高い見積を吹っかけられるか逃げられるかでしかなく、企業側にとってビジネスが硬直してしまうリスクの一因にもなっている。

その問題を解決するために編み出されたサービスが、不特定多数の専門的リソースをインターネットを通じて活用出来る「クラウドソーシング」である。サービス業者が運営する専用サイトに仕事を依頼する「クライアントアカウント」が案件を登録し、その仕事をフリーランサーなどの「受注アカウント」が請ける事ができるという建前で作られたサービスであるが、その本質はフリーランサー(「独立事業主」)の報酬要求や承認要求や「やりがい」を上手く活用して無料又は手間賃程度のコストで様々な専門的リソースを活用する事にある。先進国内で完結するその取引コストは、最貧国の賃金水準が激高にみえてくるほどだ。

以下、具体的な事例も交えてクラウドソーシングを説明する。

案件タイプ[編集]

コンペ型[編集]

クライアント側が価格を予め定めた状態で具体的な提案を募集する形式。会社や店舗のロゴやホームページデザインなど、主にデザイン関連で使われることが多い。但しキャンセル時にサービス業者側に手数料を支払う必要があるため、現在は後述のプロジェクト型に切り替えて募集を行うことが常になっている。

プロジェクト型[編集]

クライアント側が案件の概要と大まかな予算感を伝えて見積を募集する形式。システム開発など比較的大きな規模の案件で行われることが多いが、案件登録時に発注額が決定出来ないためキャンセル手数料がかからないというクライアント側への利点があるため、デザインなど本来コンペ型の案件でもプロジェクト型として登録される事が多い。発注後にトラブルになりやすい形式であるため、サービス提供側は受注アカウント側に「受注決定まで提案や作業はしないように」と通達しているが、その一方で「具体的な提案をしたほうが成約率が上がります」と真逆のアドバイスも行っている。

タスク型[編集]

不特定多数に対して1人あたり5円~20円程度とうまい棒が買えるかどうかという報酬で作業実行者を募集する形式。アンケートに対する特定選択肢への回答や、Google検索結果を1位にするために特定キーワード検索を行ったり、はてなブックマークにブックマークを登録するなどのステルスマーケティング関連タスクの案件が多い。と言うより本当にステマ関連の案件しか無い。

活用事例[編集]

イメージデザイン[編集]

新たに開くお店のロゴや会社のロゴを作る場合は、プロのデザイナーを使うと微妙な色合いを変えるだけでもコストが高くついてしまう。デザイナーと打ち合わせする際の交通費もバカにならない。そこでクラウドソーシングを使うと、プロのデザイナーに依頼する時の100分の1以下の価格で募集をかけても「実績を重ねたい」というデザイナーの人達が雨後の筍のようにやってきて次々とデザイン案を出してくる。報酬をマイナスに設定しても応募が殺到する。

デザイン案がある程度溜まったら、これはと思ったデザインを出してきた人に対して微調整の要望を繰り返す。この時にデザイナー間に競争原理を働かせるために「これはと思った何人かの方にデザイン調整をお願いしております」と案件ページに一言書いておくことで、物凄い勢いでデザインの改善を進めることが出来る。改善が十分進んだら、頃合いを見計らってその案件をキャンセルする。プロジェクト型で案件を登録しておけばキャンセル料はかからないので、あとはタダで作ってもらったデザインをそのまま内部で活用するも良し、ちょっとだけ内部でカスタマイズして対外的に活用しても良いのである。

プロジェクト企画[編集]

例えば「求人サイト」が必要となった場合、本来ならば情報システム部門や外部のWeb開発会社を活用してサイトを構築する必要があるが、そもそもどういうジャンルの求人なのか、コンセプトは何なのか、PCサイトとモバイルサイト両方対応するのか…などの企画要件が全く固められずに「3ヶ月後には始めたい」と経営側から無茶振りされることがある。もちろん無茶振りされた担当者に企画要件を固めるだけの余力はない。

このような場合にクラウドソーシングを使うと、求人サイトの企画を不特定多数から無料で収集することが出来る。「求人サイトを作れと言われたんですがリソースがないので助けてください!」と案件登録時にメッセージを添えておけば、無垢で正直なフリーランサーから多数の企画案を迅速に出してもらうことが出来る。その後は適当なタイミングでプロジェクトのキャンセル登録を行い、それまでに集まった企画案の良い所取りをする形で担当者が企画と要件定義書を作り、それを元に外部のWeb開発会社に発注することで無事求人サイトを構築することが可能になる。

システム再構築[編集]

ベンチャー上がりの企業で顕著であるが、設立時のメンバーで内製して使い続けてきた業務システムやWeb申込などの対外システムがメンバー入れ替わりなどの事情で仕様を知っている人が居なくなってしまい、誰もシステムを維持管理出来ない状態になっていることが多い。万が一システムが壊れた場合は企業運営が立ち行かなくなるリスクを孕んでおり、システム再構築待ったなしの状態に陥ってることも珍しくない。

しかしシステム再構築を進めようとしても内部では対処ができず、外部のシステム開発業者に打診しても「仕様を知ってる人が誰も居ないシステムではリスクが高過ぎる」と見られるため、やんわりと断られるか目が飛び出るような高い見積を提示されてしまい、システム再構築プロジェクトを開始することすら出来なくなりがちである。

その問題も、クラウドソーシングを使えば解決することが出来る。

クラウドソーシングサイトにシステム再構築のプロジェクトを案件登録し、見積を募集する。この際「プロジェクト期間2~3ヶ月程度」という、どう頑張っても無理なスケジュールを提示することがポイントである。こういうシステムのプロが見たら絶対無理なプロジェクトであっても、50~100万程度の予算感を提示すれば「久々の大物だ」と多方面から見積と具体的な提案が出てくるので、この中でそれなりにやれそうな人を適当に選んで契約を成立させ、作業を開始させる。

当然この期間ではせいぜい現行システムのリバースエンジニアリングがある程度出来れば精一杯あるので、納期が来るまでは無茶な契約を受けてしまったカモ技術者をこき使い、納期を過ぎたらそのプロジェクトの「キャンセル登録」を行い、その技術者とさっさと手を切る。サービスによっては数万程度の手切れ金が必要になる場合もあるが、それでも普通に外部業者に頼んだ場合の1/10以下のコストで現行システム仕様の主要な部分を仕様書として残すことが出来る。万が一相手が文句を言ってきたら、企業が嘱託している弁護士を出して「何か問題でも?」と一言伝えれば十分である。カモ技術者1人で出来る事はたかが知れているのである。

あとはその仕様書を元に外部業者にシステム再構築を再打診し、その業者と一緒に妥当なコストと期間でシステム再構築プロジェクトを進めることで、ベンチャー上がりの企業がワンランク上の経営を行うことが可能になる。このように、成長著しいベンチャー企業が一皮むけるためのプロセスをクラウドソーシングは大いに支援するのである。

クラウドソーシングを活用するために欠かせないこと[編集]

上述した活用術を行うために、予め自作自演の低額案件の登録・契約を何件か行い、クライアントアカウントの評価を高く嵩上げしておくことが重要である。その自作自演が他の人やサービス提供側から怪しまれないために、10件くらいの受注用アカウントをローテーションで使うテクニックも必要である。これらはYahoo!オークション詐欺を行うために活用されてきた古典的テクニックであり、同オークションで経験と金銭を稼いできた人達にとっては難なくクリアできるであろう。

また万が一「このクライアントは怪しすぎ」とネット上で疑義が大きく上がった場合は、さっさとそれまでのアカウントを捨て、新しいクライアントアカウントを登録すればそれまでの実績はゼロクリアされ、それまでと同じように不特定多数の専門的リソースを低コストで活用し続けることができる。クラウドソーシングサービスはメールアドレスだけでなくFacebookGoogle+などのSNSアカウントで会員登録することも出来るため、予めSNSに登録しておいた多重アカウントをフル活用すれば、サービス運営側から「同一人物ではないか」と怪しまれること無く半永久的にクラウドソーシングを活用することが可能である。

品質[編集]

このような条件で世に出される作業の品質はいうまでもない。例えばネット記事の場合、1時間前に初めて知った事柄をネットだけで調べて取材もせずに1時間10000文字のペースで書き上げた知ったかぶりのどうしようもない記事とみておおよそ間違いない。しかし、記事を激安で書かせた方は、書き手に向けて無理やりにでも盗作疑惑をかけてやれば、罰金を容赦なく取り立てることで逆に収入を得ることができる。

仕事の質があまりに低くてトラブルが生じても気にする必要はない。上手くいった場合はすべての名声を自分たちのものにし、逆になった場合はすべての責任を労働者のせいにすればよい。そもそも、激安サービスを利用しようとしている時点で、その案件はどうなってもよい案件と思っているのは明白なのだから、クライアントがその仕事を自力で検証するなど基本ありはしない。

働く者[編集]

それで労働者に反撃されるリスクなど気にしなくてよい。顔も場合によっては本名も知らない条件で労働しようと思っている時点で、労働者は未成年のガキか社会人経験ゼロの20歳以上に決まっている。特に後者は社会との接点を求めるあまり、誰からも必要とされないぼっち市民より奴隷の方がましと思うほど心理的に追い詰められているのだろうから、どんな酷い条件を突き付けても、そこが自分の居場所と思い込むだろうから、何も気にしなくてよい。この水準では稼いでも結局何も変わらないだろと憐れむ必要など一切ない。

総括[編集]

こんな条件で働いたら負けだと思え

外部リンク[編集]

Wikipedia
ユーモア欠落症患者のために、ウィキペディア専門家気取りたちが「クラウドソーシング」の項目を執筆しています。

関連項目[編集]