スズキ・マイティボーイ

出典: へっぽこ実験ウィキ『八百科事典(アンサイクロペディア)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

金はないけどマイティボーイ(マー坊)とは、スズキ自動車がかつて作っていて当初の売れ行きとは全く関係なしにマニアックな人気を博し続ける変な軽自動車のこと。アルファベット表記でMIGHTY BOYとも。

金はないけど概略[編集]

高度経済成長期でなにやらイケイケだったがバブルはまだ来ていなくて、今の50代のオジチャンたちが貧乏自慢をしちゃうほど若者が貧しかった1980年代。今も当時も変わらず変態のスズキ自動車が、その変態っぷりをめいっぱい発揮して、せっかくだから若者も買えちゃう車を作ろうというちょっと意味の分からないことを考えて間違って発売しちゃった車が、このマイティボーイであった。

車体価格45万円という、当時としては(たぶん今でも)4輪車最安値を武器に市場に殴り込みをかけた。コマーシャルソングで「金はないけどマイティボーイ~♪」と歌い、ほれ安い車を作ってやったぜ、お前らみたいな貧乏人はこんな車でも乗ってやがれとアッピールしたことで一部の若者の反感をかったかどうかはわからない。

因みにCMに出ていた東京JAPという自虐的な名前のグループのメンバーには、後にDJとして名の売れた赤坂泰彦がいた。

金はないけど仕様[編集]

当時はメリケン文化がナウなヤングの間で大流行だった。そしてヤンキーピックアップトラック大好きだったので、若者にアッピールするにはやっぱピックアップしかないね、と安易な思想に走ったのは、さすが変態スズキである。

もちろん安く作りたいので、新たに設計するなんていう面倒くさいことはしないで既存の車を改造することにしたのだが、選ばれたのがよりにもよって二代目セルボであった。言うまでもないが軽自動車である。こいつの後ろ半分をぶった切って強引にピックアップに作り上げてしまったのである。当然2人乗りだが、ケツの青い若造はガールフレンドなんぞ持たずに野郎二人でつるんでやがれと考えた変態スズキは気にしなかった

さらに安くするために余計なものは全部とっぱらってしまったので、車体重量は520kgというちょっとありえない軽量に仕上がって、燃費も運動性能も良くなって一石二鳥だったが車内はうるさい

当然のごとく荷台は小さいので軽トラの4分の1も荷物を積めない。ただ後席部分がそのまま撤去されて鉄板剥きだしなので、ここにはけっこう荷物が積める。3人目の乗客とか。でもそんなとこに積めてもあんまり嬉しくない。とはいえ、リクライニングできる余地があるので車内泊には向いている。が、こんな狭い車内で寝たくない。

ちなみに、あまりの狭さに、シフトレバーを握った左手が助手席の人の太股を直撃します。女の子と乗ると太股触りたい放題、って、女の子乗せられるくらいモテたらこんな車乗らねーよ!

金はないけど歴代モデル[編集]

初代しかありません。

一応、前期と後期があるけど省略。

なお、前期型は四輪ともドラムブレーキという、貧乏な若造は死ねと言ってるとしか思えない仕様だ。さすがに後期型はフロントはディスクブレーキになった。当たり前だろ。このため、前期型に後期型のブレーキを組み込む人が後を絶たないが、誰も死にたくないから仕方がない。

金はないけど評価[編集]

全然売れなかった

まぁそんな金あったら、ジムニー買った方が女の子にモテるからその方がいいし、荷物積むならキャリーアルトよんじゅうななまんえん買えばいいべってことだし。

金はないけど後の評価[編集]

販売終了後に大人気となった。理由は不明。

そもそもセルボ自体が、とりたてて特徴は無いがなんとなくバランスのとれたキュートなフォルムで今でも人気で、その中で全然売れなかったピックアップ版というなんとなく変態な仕様が「俺って個性的っ!」と思いたい変態にウケるのかもしれない。などという理屈はともかくとにかく大人気である

もともと売れなかったおかげで弾数も少なく、中古車市場で見つけ出すのはちょっと難しい。しかも高い。

どちらにしても、販売時には不人気であとから大人気とは、さすが変態スズキ自動車の作品である。まるで死んだとたんに激しく人気が出る画家のようだ。いいから最初から売れる車を作りなさい。

こうしていろいろ大人気なマー坊だが、町を走っていると50代くらいのオジチャンが次々と振り返ったりする。何でも「俺も若いころは、この車にサーフボード積んで湘南大洗九十九里、その他サーフィンスポット)に通い詰めたもんだぜ」だそうだが、横に乗っていたのは女の子ではなかったらしい。

みんな忘れた頃になぜかエスクードをベースに2シーターのX-90なる珍車をスズキは出したが、もっと売れなかった。

金はないけど豆知識[編集]

  • もとがセルボなうえ、セルボ自体がアルトと共有部品が多いので、部品はいくらでも手に入る。レストアはかなり簡単である。しかもセルボもアルトも、後のモデルの部品が流用できる流用天国なので、より新しいセルボ、アルトの部品がマー坊にもくっついちゃったりする。
  • いやそれどころか、F5系列エンジンなら何でも乗るのでアルトワークスの64馬力ターボエンジンを突っ込んでしまう強者もいるとかいないとか。足回りもセルボ、アルトから流用しちゃって、超軽量のハイパワー軽自動車だぜひゃっほう! な変態自動車の完成である。よくわからない。

金はないけど関連項目[編集]

Wikipedia
ユーモア欠落症患者のために、ウィキペディア専門家気取りたちが「スズキ・マイティボーイ」の項目を執筆しています。