ドム
ドム (DOM)は、ジオン公国軍が開発した女性型ロボットである。女性型なので非常に短いスカートを穿き、脚線美につられフラフラとよってきた連邦兵を欺いて撃墜することが目的である。ただし象足であるのはツィマッド社の開発者の趣味である。
機体概要[編集]
開発の経緯[編集]

ジムなどに押され、徐々にジリ貧になっていく事が予想されたジオン公国軍はこれに対抗するため見た目の勇ましい重モビルスーツの開発を決定する。スタイルや武装などは多くの意見があったが、結果的に包容力のある女性型を目指すことで味方には母親に抱かれるような安心感を、敵には酔っ払って帰った次の日の奥方様のような恐ろしさを味あわせるフォルムを採用した。
地上での移動時はガッチャンガッチャン音がする他のモビルスーツとは異なり、シューという音とともにジェットでスイスイ進むので隠密行動にも向く。振動も少ないので狙撃もしやすく、乗り物酔いが怖い兵士も安心して乗れる設計である。もちろんスカートの中を覗こうとした破廉恥な連邦兵はジェットで吹き飛ばされる仕様である。
ちなみにバンダイ公式のモビルスーツの性別の分け方では「ザクやゲルググ、ズゴックのように股間部分が盛り上がっているのが♂、ギャンやドムのように股間が割れているのが♀」という非常にストレートな分類法をされている。これによるとドムの股間部分は卑猥なまでに割れている。しかしながら中に本物の女の子やおばちゃんを閉じ込めたイフリート改やBD1、スペリオルガンダムが♂に分類されるため、どのような経緯で性別が決められるかは研究が進んでいない。
武装[編集]
- ジャイアント・バズ(GB03Kバズーカ)
- 文字通りデカいバズーカ砲。デカいのであんまり当たらないため、実際には遊底で敵機体を殴って攻撃する。
- ヒートサーベル
- バナナチョコ味のポッキー。振り回すことで敵に隙を作る。普段は背中にしょっているが引っ掛けて転ぶパイロットが続出した。
- 胸部ビーム砲
- 通称おっぱいビーム。こういった細部の武装にも女性らしさを失わない点もドムの魅力である。片方しかないがそんなことは誰も気にしない。
評価[編集]
ジオン公国軍のモビルスーツの中ではザクに次ぐといってもいいほど人気の機体である。大人気マンガの『濃爆おたく先生』の主人公などは「好きな女性のタイプはドム」などと公言しており、この機体に対するゆがんだ愛情が取れる。また、高木順一朗ら三人で構成される「黒い三連星」と呼ばれるジオン公国軍のアイドルグループが使用したことによる影響も大きい。ゲーム「機動戦士ガンダム ギレンの野望シリーズ」ではランバ・ラルにドムを渡すとラルがガンダムを撃破してしまうほど評価が高い機体である。
一方で、Gジェネレーションシリーズでは「バズーカが当たらない」「サーベルとバズーカの間の間合いから撃ってくる敵に攻撃できない」と不満点の多い機体に仕上がり、必ずしも評価は高くない。
ヴァリエーション[編集]
- MS-09R リックドム
- ドムの宇宙用機体である。原作終盤、この機体に乗った学徒動員兵が「か、かあさーん!」と叫びながら爆死するシーンは涙無しには見られない。
- MS-09RS リック・ドム ビームバズーカ試験型
- このように色合いが黒系で宇宙空間での戦闘に適したリックドムをわざわざ赤く塗るバカもいるという一例。ビームバズーカを装備し、ゲーム「逆襲のシャア」ではサザビーやνガンダムを超える超性能機として登場した。インチキ臭い目くらましビームが得意。
- MS-09F ドム・フュンフ
- 0083で設定のみ存在するドム。作品によって足以外トローペンだったりそのまんまドムだったりするはっきりしない女。
- MS-09F/Trop ドム・トローペン
- 砂漠専用のドム。デラーズ紛争では非常に男くさい連中が乗っていたため、せっかくのドムの色気が台無しになった。
- AMX-009 ドライセン
- ZZに登場したドムの純粋な後継機。ドムの代名詞でもあるバズーカは装備せず、むしろビームトマホークや三連ハンドガン、トライブレードによる接近戦重視の漢の機体。バズーカなんて飾りです。
- ZGMF-XX09T ドムトルーパー
- OMS-09RF RF(リファイン)ドム
- オールズモビル軍がMS-09ドムに似せて造ったドム。ドムとは違うのだよ、ドムとは。ユニットはRFゲルググと互換性があるのでドムググとかゲルドムとかドムゲルとか造れる。デザート・ドムはタピオカ仕様、スノー・ドムは寒天培地仕様である。ビームサーベルやビームシャワーを装備し、シャルルゲルググやベルガ・ダラスに混じってF91と交戦した非常に優秀なナオンであった。
- BG-011B ビルドバーニングガンダム
- ドムの中の人。