ベルト

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ベルトとは、拷問器具の一種。

形状・材質[編集]

一般的には平たく細長い帯状の革、もしくは布であり、その一端にはバックルと呼ばれる金属製の重りが装着されている。

黒や茶色といった重厚感のある彩色が好まれ、バックルの冷たい金属的な輝きと相まって、見る者に威圧感を与える。

帯状部分には一定間隔で穴が開けられており、バックルのを噛ませる事により環状に帯を固定することができる(ペットの首輪と同様の構造を想像して頂ければよい)。 これにより任意の強さ・直径で対象物を締め付けることができる。

使用法[編集]

端の部分(バックルの反対側)で打擲する
バックル側を持ち、遠心力を利用して先端に十分な加速を施す。適度なしなりを加えること。
主に相手の皮膚表層部に強烈な痛みを与える。
バックル側で打擲する
バックルの反対側を持ち、やはり遠心力を利用して打撃を加える。バックルの質量も加わり、さらに大きい運動エネルギーが得られることだろう。
より重篤なダメージを狙う場合はこちらを利用するとよい。金属の質量・硬度によって相手の皮膚表層部のみならず、肉、骨、内臓等への致命的な損傷も期待できる。
首に嵌める
上述のバックルによってベルトを環状に固定するギミックを用い、あたかも飼い犬のように相手の首に装着する。
隷属の象徴たる首輪のように相手を拘束することにより、屈辱を味わわせ、自尊心を傷つける。
さらにきつく拘束することにより、単純に身体的苦痛を与え、さらには呼吸困難に陥らせることも可能。
威嚇する(革製のベルトの場合)
ベルトを半分に折り畳む形で両端を束ねて片手に持ち、もう片方の手でベルトの中心部分にあたる折られた部分を持つ。こうすると帯の部分が上下に重なった形になることがお分かり頂けるだろう。この状態から左右の手を胸の中心方向へ移動させ、上下にベルトの重なった部分をたわませる。ここから強く両手を外側の方向に引くと、上下の帯の部分が強く打ち合わされ、乾いた破裂音が発生する。
すごくおっきい音がするので、相手がびっくりします。

歴史[編集]

拷問器具として[編集]

ベルトがいつ頃開発され、拷問に使用されるようになったのかは、その用途の性格上もあり、はっきりとした記録が残っていない。研究者の間では、おそらく西欧においては10世紀頃にはほぼ現在と同様の物が成立していたのではないかとする見方が大勢を占めている。ベルトが歴史の表舞台に登場し始めるのは、12世紀頃から活発化し始めたカトリック教会による異端審問に端を発する、いわゆる魔女狩りの展開とほぼ同時期である。民衆の間で魔女に対する俗説・風説が広まり、魔女の嫌疑をかけられた人々に対する様々な私刑・残虐行為が横行する中、ベルトは「魔女かどうかの審判を下す器物」とされていた。当時のベルトはバックル部分が製であるか、もしくは銀メッキが施された物であり、「魔を祓う力を持つ銀によって打たれ、血を流したものは魔女である」とする無茶苦茶な論理によって疑われた者を裁いていたようである。いずれにせよ元々の拷問器具としての性格も伴い、人々の倒錯的な興奮の一助を担っていたことは想像に難くない。

このような経緯も手伝って、いわゆる「ポピュラーな拷問器具」としての名声を確立していったベルトは、その後ヨーロッパを中心として世界中に密やかに、しかし着実に伝播していった。17~18世紀フランスの貴族階級の、サロンという隠れ蓑の中での種々の秘め事を暴露したいくつかの文書や書簡等にも、ベルトの名が散見されている。また、百年戦争以降、第二次世界大戦にいたるまで、捕虜に対する拷問にベルトが用いられてきたことはもはや公然の秘密といっても差し支えないかと思われる。

このような歴史を歩んできたベルトではあるが、現代においては、その拷問器具としての背景もやや薄れ、いわゆる大人のおもちゃとしてSMプレイに使用されたりなど、タブーをはらんでいるとは言え、すっかり市民権を獲得している。また、後述するファッションへの転用が近年になって急速に進んだことにより、白昼、街のど真ん中でベルトを見かけることも珍しく無くなっている。

ファッションへの転用について[編集]

ベルトがファッションへと転用されるようになったのはごく最近の事であり、その端緒となったのは1970年代後半に人気を博したイギリスのパンク・ロックのバンド、ライズ・アンド・トゥルース(以下L&T)のボーカル、アレックス・ブラッグの奇抜なライブパフォーマンスである。

過激なライブパフォーマンスを行うことで有名だったL&Tだが、ある日のライブでメンバー全員が首にベルトを巻いて登場するという前代未聞のパフォーマンスを行った。アレックス曰く、「『俺達はみんな社会という鎖につながれた奴隷なんだ』というメッセージを込めたユーモアさ」とのこのパフォーマンスは、あまりにセンセーショナルな内容から、賛否両論含めイギリス全土で大反響を呼んだ。パンクのムーブメントを支えた若者の層からはおおむね好意的に受け止められたが、世論の大半は「不謹慎に過ぎる」との見解で、L&Tは激しいバッシングにさらされることとなった。

このような状況下でアレックスは常に新聞記者やパパラッチに追い回される羽目に陥ったが、人気ロック・バンドのボーカルということでご多分に漏れず、彼も夜の生活はかなり派手であった。そしてついに、有名女優との一夜をタブロイド紙にすっぱ抜かれ、大スキャンダルとして全国に暴露されてしまう事態を招いた。ところがそこはアレックス、さらにその斜め上を行く超パフォーマンスを翌日のライブで披露して見せたのである。なんとアレックスは、ベルトを腰に巻いてライブに現れたのだ!彼曰く、「あまりにスキャンダラスな俺の下半身を戒めたのさ」

このパフォーマンスは若者達に爆発的なブームを巻き起こし、我も我もとベルトを買い求める屈強な男共で、イギリス中の大人のおもちゃ屋さんに長蛇の列ができるという社会現象に発展した。このブームは全世界に急速に展開し、いまや世界中の人々が腰にベルトを巻くという、1970年代までには考えられなかった時代が到来したのである。


したがって、この項目の読者の中にもベルトを腰に着用している方が多数いらっしゃるとは思うが、念のため注意を喚起しておきたい。すなわちベルトを腰に着用するとは、「私の下半身はスキャンダラスです」というメッセージを周囲に対して発信しているということであり、フォーマルな場においてはベルトを腰に着用することは好ましくない。例え貴方のズボンのウエストがどうしようもなくゆるゆるであり、厳粛な儀式の途中にパンツ丸出しになる危険性があろうとも、ベルトを腰に着用することにより問題の解決を図るべきではない。この場合、甘んじてパンツ丸出しになる方が礼儀にかなうのである。ぜひともご留意頂きたい。

用例[編集]

ベルトが市民権を得るに伴い、ベルトという単語にも派生語が生まれている。

チャンピオンベルト
様々な格闘技のチャンピオンに与えられる栄冠を示す。
元々古代ローマの剣闘から来ている。古代ローマの剣闘士は別名剣奴とも言い、戦士達は皆奴隷階級であった。しかし、試合に勝ち続けてチャンピオンとなれば奴隷の身分から解放され、晴れて市民となることを許された。これを現代においては、隷属の象徴であるベルトを自らの所有物とすることで表現している。
太平洋ベルト
日本の南関東から北部九州までを結ぶ、一連の工業地帯・工業地域を示す。
工業地帯は、いわばブルジョワジーがプロレタリアートを使用する場所の集合である。特にこの地域では,派遣労働者として使用され、必要がなくなれば切り捨てられるという悲劇が多数発生した。そこで、奴隷のように労働者を働かせる場所という皮肉を込めてこのような表現がなされた。
アステロイドベルト
太陽系の中で火星と木星の間にある小惑星の軌道が集中している領域を示す。
重力という鎖に縛られ、半永久的に同じ軌道を回り続ける数多の小惑星達の様子を、ベルトという単語を用いて皮肉交じりに表現している。

関連項目[編集]

Wikipedia
ユーモア欠落症患者のために、ウィキペディア専門家気取りたちが「ベルト」の項目を執筆しています。