亜人 (漫画)
この作品「亜人 (漫画)」は、まだ完結していません。頭のカタイひとたちは内容がまとまってから書けとか言うでしょうが、ここはアンサイクロペディアです。足りない部分は嘘で補い、完璧な記事に仕上げてください。 |
亜人(あじん)とは、決して死なない生物「亜人」であった人々がその不死身の身体を最大限に活かしたスポーツを通じて成長していくスポ根漫画である。桜井画門作。三浦追儺という原作者が途中で抜けたが誰も気にしない。
ストーリー[編集]
17年前、全く新しい生物「亜人」の存在が確認された。それはいかなる手段によっても決して死なず、死んでもすぐに蘇るという驚異的な能力を持つ生き物だった。
ある夏の昼下がり高校生である永井圭は下校中、突然トラックに撥ねられて死んでしまう。しかし圭は直後に生き返り、そのことがきっかけで自らが亜人であることを知り、同時に亜人の確保を企む日本政府との壮絶な鬼ごっこが始まった。
やがて圭は鬼ごっこを通じて他の亜人達と接触し、長時間拷問耐久や紐なしバンジージャンプなどを経験していく。
用語[編集]
- 亜人
- 亜細亜人、縮めて亜人。動物図鑑には載ってない、不思議な不思議な生き物、ではない。少なくともアジア人のことではない。不死身の肉体を持った最強の生き物であり、かつ亜人スポーツの参加を許された選ばれしエリートである。
- 数そのものが少なく、そもそも死ななければ自分が亜人だと分からないため、人類にとって貴重な研究材料とされた。その研究の過程で生まれたのが亜人スポーツである。
- 独特の声を発するという特徴もある。亜人は死なない以上、人間では普通絶対味わえないSMプレイをすることができるが、さすがに嫌になった時に辞めてもらうために声を出して人間の体を硬直させることができる。ただし耳栓で防げるので、何のためにあるかははっきり言って不明である。
- 黒い幽霊(IBM)
- 亜人が操ることのできる自分の分身というよりかは友達の様な存在。亜人は自分が亜人だと周囲に知られると、相当な差別に合うケースがあるため一人寂しく生活していることが多い。よって寂しさを紛らわすために再生時の物質生成能力を利用して、もう一つの肉体を作り出し、それと会話するのだ。要するに鏡に向かって会話するようなものである。おまけに幽霊の視覚等の感覚は亜人本体に共有されるため、本人はWiiを、幽霊はPS4をといった楽しみ方も出来る。ただ、幽霊はとてもわがままなので一日1、2回各10分で消えてしまう。それに雨が大嫌いで、降っていると拗ねる。
- なんといっても最大の特徴は普通の人間には見えないということである。これが幽霊たるゆえんだ。亜人にしか見えないのでカメラを持たせてスカートの下に忍ばせるのもよし、銭湯で女湯に行かせるのもよし、なんでもさせ放題なのだ。そこに女性の亜人がいたらアウトだが。実は人間にも黒い幽霊を見るチャンスがあるらしい。それは亜人から強い感情を向けられた時。もし見えたら、その亜人はあなたのことが好きなのかもしれない。もしくは嫌っているのかもしれない。
亜人スポーツ[編集]
- 長時間拷問耐久
- 亜人の「死なない」能力を最大限に活かしたスポーツ。亜人は死ぬと全ての器官が回復するため、自分の腕や脚などを心ゆくまで切り刻んでもらうことが出来る。
- 日本での長時間拷問耐久は厚生労働省の亜人研究所で行われる。亜人・田中はこの競技のエキスパートであり、被弾、プレス機圧迫、新車の衝突実験、薬剤実験などの拷問に果敢に挑戦し、輝かしい記録を残した。永井圭も佐藤、田中の熱心というよりは強制的な勧誘で競技に参加。しかし圭はあまりの辛さに、佐藤がマシンガン片手に応援しにきたスキに棄権。競技期間はわずか10日間だった。
- 長時間監禁耐久
- 長時間拷問耐久の簡易版。精神的なバージョンとも言える。ドラム缶や密室に閉じ込めておいて亜人がそこでどの位耐えられるのかを競う。亜人は死ぬことがないので、食事を与えずに済み、死体処理の問題もない。安く、簡単に行えるとして亜人には人気である。
- 紐なしバンジージャンプ
- その名の通り紐なしで行うバンジージャンプ。古来より普通の人間が行ってきた競技ではあるが、一度落ちてしまえば最後、死んでしまうという欠点があった。それを亜人の不死身の能力で克服したのがこの紐なしバンジージャンプである。亜人の中野攻は高所恐怖症だったが、この競技を通じて見事克服した。
- 亜人格闘技
- 不死身の体と黒い幽霊を駆使して行われる亜人同士の格闘技。何をやっても蘇生で全てが解決するため、目潰し、金的攻撃を始めとする強烈なアタックが許されている。黒い幽霊の強力なバックアップのおかげで2対2のスリリングな闘いになり、女性でも男性と同等にやり合える面白さがある。亜人の佐藤や田中、下村は黒い幽霊を巧みに操る攻撃が得意だが、圭や中野のように黒い幽霊が上手く操れない亜人は自身の蘇生能力を活かした戦い方をするなど、様々な戦法がある格闘技である。
- 亜人ハンティング
- その名の通り、亜人を捕えるために行われるゲーム。簡単に言えば鬼ごっこである。主に警察と厚生労働省が鬼となり、亜人は逃走者、一般人は鬼のヘルプとして役割が分担される。特に亜人を捕まえた人間には多額の報奨金が貰えるという噂があり、亜人が見つかると白熱したゲームが国全体で行われる。
- 一億人対一人と亜人の絶望的な敗北に終わりそうなゲームに見えるが、実際には亜人が独特の声と黒い幽霊を巧み操るため、そう簡単には終わらないスリリングな鬼ごっこである。
- 人間ハンティング
- 亜人ハンティングとは違い、亜人側が人間を狩るために行われるアクティビティ。鬼ごっこと言うよりも本格的な狩りに近い。
- 人間ハンティングをしてもただの殺戮のように思えるが、全くの誤解である。人間から臓器を頂戴して闇に売るという立派なビジネスなのだ。実際、佐藤や田中はそれで生計を立てている。黒い幽霊を使えば人目を気にせずハンティングに勤しむことができ、気軽に楽しめるとして亜人からは人気である。
- 亜人パイロット
- 佐藤が編み出したスポーツ。飛行機を操作してどれだけ上手く目的地に辿り着けるかを競うものだが、最大のミソは空港や飛行場が目的地として指定されていないところにある。初の亜人パイロットとして佐藤はグラント製薬の本社ビルを指定。仲間の田中に長時間拷問耐久の一環である薬剤実験を行ってくれたお礼として選んだものであり、慣れないながらもグラント製薬の本社ビルに無事不時着し、亜人のすごさを世に知らしめることが出来た。
登場人物[編集]
- 永井 圭(ながい けい)
- 本作の主人公。トラック事故で自分が亜人であることに気付く。模試で上位の成績を取るというように一見勤勉な少年に見えるが、実は大変利己的で相当冷たい人物。そんな彼が亜人スポーツを通してどの様に成長していくかがこの作品の魅力であり、幼少期の頃から上手くいかない仲の黒い幽霊との友情も見所である。
- 海斗(かいと)
- 永井圭の友人。人間?でありながら亜人ハンティングで圭の逃走を手伝ってくれた珍しい人物。一応もう一人の主人公らしいが、二巻の始めあたりからたいして出ていない。
- 男二人の逃走ということでホモな展開が期待されたが、おそらくは三浦追儺の追放でなかったことにされた。
厚生労働省[編集]
厚生労働省は亜人の研究や亜人スポーツの振興を担当している。
- 戸崎 優(とさき ゆう)
- 亜人スポーツ推進委員会の一人。亜人には早くから興味を持ち、そのスポーツの面白さに人間でありながら目覚め、普及に努めている。
- 人間として亜人スポーツを楽しむにはどうすればいいかを日々考えており、佐藤主催の人間ハンティングに的として参加するなど積極的に競技に挑んでいる。また、下村に代表されるように亜人アスリートの育成にも力を入れている。
- 下村 泉(しもむら いずみ)
- 戸崎の指導下で常日頃からトレーニングを続ける亜人。有能な女性アスリートとして戸崎ほか亜人スポーツ推進委員会から絶大な期待がかかっている。しかしそのプレッシャーゆえ引き下がってしまうことも多く、長時間拷問耐久を嫌がったり、亜人ハンティングで中野を車で轢こうとして躊躇ってしまったり、メンタル面に難点がある。
亜人[編集]
- 田中 功次(たなか こうじ)
- 国内二番目の亜人。厚生労働省の下、長時間拷問耐久の選手として腕を磨き、現在はその経験(主に憎しみ)を糧に佐藤と共に競技に励んでいる。
- 佐藤(さとう)
- ハンチング帽を被った糸目の男。優しそうな外見だが本性は亜人スポーツの熱血指導者で、黒い幽霊を幼少期から出せたという永井圭には強い関心を持ち、彼を一人前に育てようとしている。しかし熱血すぎるがゆえに人殺しをも厭わないちょっとやり過ぎな面もある。日本では右に出る者がいないほどの才能の持ち主であり、本人も様々な亜人スポーツをプレイしている。
- 副業として人間からちょっと臓器を頂くなど、新たなビジネスを産み出している。
- 奥山 真澄(おくやま ますみ)
- 生まれつき右足に障害がある亜人。佐藤のサークルに所属。死んでも右足が治らないため佐藤や田中のような機敏な動きは不可能だが、自分ごと同じ部屋の人間を窒息死させたり、自分の体を介した感電攻撃を仕掛けたりと捨て身の攻撃を得意とする。亜人パラリンピック有力選手。
- コンピュータや兵器類に深い知識があるため、佐藤グループの広報を担当している他、機械を遠隔操作し田中達のサポートが出来る。
- 高橋(たかはし)&ゲンコンビ
- 佐藤グループに所属。初の亜人のペアとして注目される。コンビならではの息の合った動きを見せる。ドラッグという秘密兵器を持っており、普通の亜人の何倍もの集中力を引き出すことが出来る。おまけに人間にありがちな妄想や中毒の副作用も死ぬことで解消でき、ドーピング検査もすり抜けられるという裏技を編み出した。
- 中野 攻(なかの こう)
- 佐藤の亜人スポーツのサークルに参加を考えていたが、結局辞退した亜人。佐藤の麻酔銃を使うほどの熱心な勧誘に辟易し、すっかり亜人スポーツから離れてしまうが、永井圭に長時間監禁耐久をさせてもらってからは再びその闘志に火が付く。長時間監禁耐久の後、圭と共に戸崎の元に向かい、自分達を鍛えて貰おうと躍起になっている。
- 中村 慎也(なかむら しんや)
- 田中の次に発見された亜人。バイクの事故によって自身が亜人であることを確認するが、単独事故だったために亜人ハンティングのゲームスタートを有利に切ることが出来た。しかし自分の首を現場に置き忘れてしまうという決定的なミスを犯し、厚生労働省職員の木戸に追い詰められてしまう。だが、亜人の究極奥義・フラッド現象[1]を発動し、見事勝利を収める。彼は亜人のなかでほとんど始めてフラッド現象を使ったため、亜人スポーツ界に革命をもたらした。
永井家[編集]
- 永井 慧理子(ながい えりこ)
- 圭の妹。病弱体質で入退院を繰り返している。差別されがちな亜人に理解を示し、亜人スポーツの観戦を心待ちにしている。特に慧理子の病室で特別に行われた下村vs.田中の格闘技戦では突然のサプライズに驚き、意識を失ってしまった。ついでに、その場に居合わせた警官の命も失われたが、気にせず田中と佐藤との交流を楽しむ等、亜人と人間の分かり合える世の中を作ることを夢見ているようである。
- 永井圭の母
- 圭の母親。圭を一人前の医者に育てようとしていたが、息子が亜人で亜人アスリートの道を歩まねばならないことを知りショックを受ける。
その他[編集]
- オグラ イクヤ
- 渡米した亜人研究の第一人者。亜人スポーツの発展のために黒い幽霊の研究を重ね、大きな成果を上げた。彼に対する評価は高く、戸崎もタダ飯と手錠の大優遇で亜人研究所の一角に滞在させているほどである。
- 中島 啓介(なかじま けいすけ)
- 厳しい亜人スポーツの世界に放り込まれた圭を心配に思う同級生。亜人全員が亜人スポーツの道に進まねばならない現実に疑問を抱くが、自身は人間なので途中でどうでもよくなってしまった。
- 祐介(ゆうすけ)
- 亜人ハンティング中村慎也編で活躍した大学生。幼馴染の慎也の勝利のために自らの命を投げ出すという離れ技をし、全亜人関係者が涙した。
脚注[編集]
- ^ 一度にたくさんの黒い幽霊を呼び、対戦相手に強力な集中攻撃をしかけるもの。亜人がピンチになった時のみ発動することができ、亜人スポーツの勝負の行方が大きく左右される。
関連項目[編集]
- 亜人ちゃんは語りたい - 「亜人」と同じ講談社から出ている本作品の公式スピンオフ作品。
- 不死身
- 自殺
- エクストリーム・自殺 - 人間と違って亜人はこのスポーツを何回でも楽しむことができる。