亜麻色の髪の乙女 (ドビュッシー)

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亜麻色の髪の乙女(あまいろのかみのおとめ、フランス語原題:La fille aux cheveux de lin)とは、ドビュッシーによるピアノ曲であり、小説である。

概要[編集]

亜麻色

ドビュッシーの作品中最も有名なもののひとつであり、日本でも

など、誰でも一度は聞いたことがあるだろう。

ピアノ曲であると同時に、印象派的な演奏記号を多用した小説でもある。その芸術性ゆえに翻訳が困難で、日本においてもフランス語の原文のまま出版されていることが多い。この記事では筆者による参考訳を示す。

テンポ[編集]

ふつう、楽譜には「♩=120」や「Moderato(中くらいの速さで)」などのように、わかりやすく明確な指示がされているが、この作品ではこう書かれている。

Très calme et doucement expressif[1](とても静かでやさしい表現で)

何だこれは。たぶん遅く弾いたらいいんだろうが、どのくらいの遅さで弾けばいいんだ?―そう思うのも無理はない。そう、この作品は小説でもあるので、その解釈は読者にゆだねられているのだ。

序盤[編集]

「先が思いやられるな」と思いながら楽譜の最初を見る。強弱はピアノで、レの音から始まっている。その下にこう書いてある。

sans rigueur(厳格にしないで)

何だこれは。それは強弱についての事なのか?音符の長さか?範囲はどこまでなのか?そもそも「厳格にしないで」と言われてもどうすればいいんだ!―そうなのだ、この作品は小説でもあるので、その解釈は読者にゆだねられているのだ。

中盤[編集]

「この曲、譜読み難しいなー」と思いながら進んでいくと、こう書いてある。

Un peu animé(やや生き生きと)

何だこれは。テンポをやや早くするのか?やや強く弾くのか?それとも両方か?アニメと関係があるのか?―あるかもしれない。なぜなら、この作品は小説でもあるので、その解釈は読者にゆだねられているのだ。とはいえアニメは多分関係ない。

終盤[編集]

「やっと半分を過ぎたな」と溜息をつく。そして譜面を見ると、こう書いてある。

sans lourdeur(重くならずに)

何だこれは。音楽の重さの概念なんて考えたことがないぞ。とりあえず爪を切って手を軽くしておこう。―その解釈もまた正しい。なぜなら、この作品は小説でもあるので、その解釈は読者にゆだねられているのだ。とはいえ爪を切っても多分意味はない。[2]

ラスト[編集]

ピアニッシモの高い音で初めのメロディの繰り返しがあり très doux(とても優しく)。「なんだ、少しは話がわかってきたぞ。もうほとんど終わりだな!」と喜んでいるところに、この文が飛び込んでくる。

Murmuré et en retenant peu à peu(ささやくように、そして少しずつゆっくりと)

ささやく…そうか、そういうことか!―どうやら彼は気づいたようだ。この作品は小説でもあるので、その解釈は読者にゆだねられているということを。

結局のところ、どうやって弾けばいいの?[編集]

CDをまねしてください。

いろんな演奏を聞いてみたけど、みんな弾き方がぜんぜん違うんだけど?[編集]

だからその解釈は読者にゆだねられているんだってば!

じゃあ、自分の演奏が上手いか下手かはどう判断すればいいの?[編集]

ぐぬぬ…。じゃあこうしよう。まず、君の演奏を録音するんだ、できるだけ良いコンサートホールピアノ録音機材を使ってな。そして目をつぶってその録音を聞くんだ、もちろんできるだけ良いオーディオ機器を使ってな。そうするとほら、情景が浮かんでくるだろう…

向こうに亜麻色の髪の乙女がいるな。あ、こっちに向かって歩いてくるぞ。(〜11小節)

ああ!…なんて綺麗な人だ。歩く姿は、まるで風にたなびくレースのカーテンのようだ…。(12〜16小節)

僕の前を通り過ぎてゆく…。いい香りがする。なめらかな髪が美しく波打っている…。(17〜21小節)

あっ、ハンカチーフを落とした!こっ、声をかけなきゃ、「すいません、落しましたよ!」(21〜23小節)

彼女が微笑みを浮かべながら、ゆっくりと振り向く。「Merci.」
ハンカチーフを受け取ると、元の方向へ向き直った(24〜28小節)

どんどん離れていくその後ろ姿に、僕はいつまでも見とれていた。(29〜35小節)

気がつくと、彼女の姿は見えなくなってしまった。ここまで、たった15秒のことだった。(36小節〜)

なに、浮かんでこなかった?じゃあ君の演奏は下手だ。

ドビュッシーはルコント・ド・リルの詩をもとに曲を作ったんだから、そんなライトノベルみたいのじゃなくて、その詩の情景が浮かんでくるべきなんじゃないの?[編集]

うるさい!上のは俺の解釈なんだ!そんな事を言ってないでピアノに向かって練習しろ!

関連人物[編集]

Wikipedia
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脚注[編集]

  1. ^ さすがに抽象的すぎたのか、出版されている多くの楽譜には(♩=66)と書き足されている。
  2. ^ 筆者はピアノが上手い人に「もっと爪を短く切ったほうがいい」とアドバイスされたことがある。