体操着
体操着(たいそうぎ)或いは体操服(たいそうふく)とは、年齢によって着用時間帯等が変化する衣服である。
概要[編集]
体操着は基本的にはトレーニングウェアであり、十代の終わり際までは主に体育の授業で用いる。部活動では専用のコスチュームやウェアを使用する都合上、体育以外ではまず使わない。脱ぎ着が簡便となるようにボタンなどはあまりなく、短い休み時間の間でも問題なく更衣が可能になっている。例えば女子は丸首でボタンの無いトレーニングシャツとハーフパンツ、またブルマなどのセットアップが普通になっている。寒冷区域では長ズボンも用いるが、汗の蒸散や体育器具への引っかけ防止の為可能な限り上下とも丈が短いのが普通である。
二十代に入ると、主に夜の運動で用いる。他にも専用のコスチュームやウェアを使用することもあり、必ず着用するものではない。肌触りを重視して滑らかな生地を使用することが多く、また伸縮性が重視され生地をずらして不快感なく行為が可能になっている。女子はトレーニングシャツとブルマがメインで、この場合はハーフパンツを用いる事は少ない。男子の場合は上を脱いでアンダーパンツ一枚になることが殆どで、体操着としての機能性はあまり考慮されない。
着用その他[編集]
昼間の使用においては、基本的に学校の教室を使用するが小学校高学年[1]になると男女別れて更衣室を使用する。ただしこれは性差別的と見なされ、現在は減少しつつある[要出典]。私服の下に着用するのは校則違反として扱われる事が多い。また女子がスカート着用時にオーバーパンツとしてブルマを使用するのは国際体操着学会で禁止されている。ただし条件を満たした男子は、スカートの有無に関わらずブルマ着用が認められる[2]。
夜の運動時は、面と向かって着替えを公開しあうのが通例である。予め私服の下に着用することも許されるが、その場合は相手に脱がせて貰わなければならない。運動の最中に脱げてしまった場合は速やかに着直す事。どうせ脱ぐから、などと思ってはならない。着ているからこそ価値が出ることもあるのだから。女子は男子の棒やボールを、男子は女子のボールやその他を上手に使って体育に励むように。体操着は汚すためのものなので、精一杯運動して身体を鍛えるのが良いだろう。