切札

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切札(きりふだ)とは、かつて日本に花札と並んで存在したゲームである。

概説[編集]

英訳の事例として、トランプ(trump)を和訳すると 切札とされる。これは、中学英語を習得した方ならば、常識的な和訳であり、代表的な誤解されし和製英語だ。スペードやハートのカードで遊ぶ西洋人が「トランプだ」と一人悦に入っているのを、日本人が意味を取り違えたという説が流布している。

しかし、当時の日本人がこのような初歩的な間違いを犯したとは考えにくく、「切札」=「トランプ(現代日本語)を用いるカードゲーム全体」となる紙札遊戯が存在したものと考えられる。こうした説を唱えると嘲笑される。これは筆者を含めた誰もが、切札が具体的にどんな札で行う、どのような遊びなのか、見たことが無いためと考えられる。

しかし、近年文献調査が飛躍的に進み、「切札」というゲームがどのように遊ばれていたのかが明らかになってきた。

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紙を貼り重ねて作られており、大きさ厚み共に百人一首札とほぼ同じであった。トランプと同数ながら遥かに厚い。百人一首が100枚を50枚ずつ2山にして納めているので、その1山分の厚みであった。裏地は千代紙のような意匠のもの、市松模様のものとさまざまであった。

札の種類の由来を理解するには、ルールも理解する必要があるため、ここではとりあえず「どのような札が有るか」概略だけでもつかんで欲しい。四季を表す4種類の記号ごとに1から13の札が有り、さらに後述する閏札(うるうふだ)2枚を含む54枚であった。1から13までの理由は、四季が13週間周期であることに由来する。ここまで述べて見当がつくように、切札と暦は密接な関係が有り、実際ゲームのみでなく占いなどにも転用されたようである。現存するカードにて、ゲームから占いに転用された例として、タロットカードが挙げられる。

また、特殊な意味を持つものとしては以下のものがある。

勝ち札
1から13まで足し合わせた和は、1週間の日数と一致する7の倍数であることが、既に当時から知られていたと見られる。4種類の記号と1から13までの番号、および本日が第何週目の週頭から数えて何日目の日か(つまり何曜日か)を組み合わせることで、その日のゲームの「勝ち札(持っていると最強の札)」が決まった。たとえば麻雀等では、さいころでドラ(持っていると有利な牌)を決めるが、切札ではその日の暦で決めるという独特のルールであった。そのため、正確な暦を共通認識として知っていないと、勝つ事はもちろん、正しくゲームを進行することもままならなかった。
閏札(うるうふだ)
トランプで言うところのジョーカーに該当する札である。勝ち札をその日の暦で決めるで決めることは前述のとおりであるが、稀に勝ち札の決まらない日が存在する。具体的には、大晦日と4年に1度の閏日である。閏札は、それらの閏日に勝ち札となることから、そのように名づけられた4種類の記号も1から13の番号も無い特別な札である。特に大晦日は、毎年必ずある上に、不正をしてでも閏札を手札に保持した場合はかなり有利になるため、イカサマが横行しやすかった。
カードの意匠としては、1枚目の閏札は忍者や武士、殿様など男性、2枚目の閏札は姫や尼、町娘など女性が描かれていた。(裏地の意匠と同様、人物は流派によるが、それぞれ男性、女性であることは共通していた)

遊び方・ルールなど[編集]

  • 切札独特のルールとして、暦と密接に絡んでいることが挙げられる。まず「その日の暦」から勝ち札を決め、次に札を混ぜて(札を切り)、後は配られた札を弱い札(勝ち札から最も遠い札)から強い札(勝ち札)に順に場へ出して(札を切って)いく。
  • 最初に上がったものと、その時点での残り札の状況から点数計算をしたものと考えられる。
  • 当然、最初に勝ち札を切ってもよいが、その時点では手札が残っているため、必ずしも有利とはなりえない。
  • 大晦日は勝ち札が4種類の記号と1から13までの番号を組み合わせることなく直ちに「閏札=最強」と決まるためゲームの難易度が極端に下がる。特に、切札でバクチ行為などをして取引を進めようと目論んだ際は、それが生死をも分ける。
  • ゲーム中に夜半を迎えた場合は、その瞬間に勝ち札の前提となる「その日の暦」が変わるため、大富豪で言うところの革命が発生した状態となり、勝ち札の変更のみでゲームは続行される。(そのため不利な状態からの逆転勝ちが、時間の経過で起こりうる)

消滅と名残[編集]

嵩張る札、難解なルールから、次第に行う人が少なくなり、いつの間にか廃れてしまった。愛好家たちがいれば、残った方々で盛り上げる努力をするものであるが、トランプと言う、上位互換なカードゲームが爆発的に普及したため、過去に消える結果となった。既に現存しないゲームであるため、切札で遊ぶことはほぼ不可能であるが、名残は随所に見られる。

  • 1週間は7日間、1つの季節は13週間の考え方
    一見関係無いようであるが、勝ち札を暦で決める関係上、その前提条件としてこの概念が重要であった。
  • 閏日は、2種類ある概念
    第1の閏日は、1週間の区切りと季節のずれをなくすために「毎年」入れるもの。第2の閏日は、1週間の区切りと季節のずれをなくすために「4年に1度」入れるもの。正確な暦を知るうえで、ずれの発生は致命傷なため、それを補正する必要があった。
  • カードゲームや麻雀等は基本的に夜行う(徹マンなど)習慣
    ゲーム中に夜半を迎え「その日の暦」が変わることによる勝利条件の変化は、切札特有である。しかし、切札は廃れても、その劇的な変化を求める心意気が残り、習慣化されたと考えられる。
  • サブゲーム、ババ抜きの存在
    すべての通常の札と、2枚の閏札のうち女性が描かれた札のみを外して(ババのみ抜いて)行うゲームである。百人一首による「坊主めくり」と同様、札の一式を流用して別の遊び方をするサブゲームである。切札そのものよりも遥かにルールが簡単なため、使うカードがトランプになっても生き残った。2枚のジョーカーの内1枚を抜いて「ババ抜き」とする呼称も踏襲された。
  • 大晦日は祝日などではないにも拘らず、基本的に休日である
    閏札を不正に使ったイカサマ防止に対する苦肉の策が、「その日は取引しない」=「休日」であったことに由来する。
  • 切り札の概念、「勝ち札を切れば、ほぼ勝てる」という発想
    ここまで述べてきた「切札」でなく慣用表現での「切り札」である。「今日この札を使えば、必ず勝てる」=「今日の切り札」は、このゲームから由来している。
  • 英和訳の事例として、トランプ(trump)を和訳すると、切札となる事実
    余りにも酷似している構成の札=カードが、偶然存在していたことに起因しているので、英語の理解を促すためにも、有効だったといえる。しかし、残念ながら、切札は既に存在していないため、カードゲームの種類の一つであるトランプ(trump)が、「今日この札を使えば、必ず勝てる」の迷訳を生み出してしまったことは甚だ残念である。
  • 札を「切る」と言う表現
    余りにも当たり前だったので、つい忘れがちで有るが、札を混ぜる事や、札を場に出す際の「切る」という動詞は、切札由来である。
    トランプゲームでも、札を混ぜるときに、「カードを切る」というが、英訳では、cut(切る)ではなく、shuffle(シャッフル)で無いと正しい表現とならない。(cutだと、物理的に切り刻まれる事となる)

関連項目[編集]