古語辞典

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「ら(ズ)、り(タリ)、り(。)、る(コト)、れ(ドモ)、れ(。)」
ラ行変格活用 について、古語辞典

古語辞典(こごじてん)とは、日常生活を送る上で全く必要のない辞典である。

概要[編集]

広辞苑のように手紙を書く時にそばに置いておく事もなく、英和・和英辞典ほど使用頻度が高くないのにも拘らず、真面目な高校生諸君は国語授業のために、貴重なお小遣いで買わなければならない。

また、高校を卒業した後に古典に全く触れないような生活を送るものにとっては、ただの漬物石[1]くらいにしか使い道がない。

加えて、の辞書より電子辞書のほうが良く使われる昨今においては、枕や漬物石にすら使われることもなく、ますます影が薄くなっているといえよう。

使用上の注意[編集]

ほとんど使い道がないとはいえ、この古語辞典は、古典を読む(理解する)ときには必要不可欠なものである。ここでは古語辞典を使用する上で、注意すべきことをご紹介しよう。なお紹介を速やかに進めるため突然ではあるが、真面目な男子高校生「宇治野川霧」[2]さんに登場していただこう。

歴史的仮名遣いに注意[編集]

ある日宇治野さんは、「」について、さまざまな辞書で調べていた。[3]国語辞典英和辞典和英辞典などで調べた後、彼はついに古語辞典を開いた。

彼は一応真面目な生徒である。故に、古語辞典で語句を調べる方法など当たり前に知っていた。彼はゆっくりと、古語辞典の「あ」行の部分の最後の方に指を差し込んだ。そして「おんな」の項目を探した。「おはす」、「おまへ」、「思ほゆ」などの国語の授業中に幾度も耳にした語句には目もくれずにページをめくって、ついに「おんな」の項目に辿り着いた。

次の瞬間、彼は驚愕した。そこには彼の予想を裏切るようなことが書いていたのだ。

おんな【女】→をんな

これを見た彼は我に返り、古語辞典を閉じた・・・・・・。

長々と宇治野さんの黒歴史の発表をしてしまったが、とにかく言いたいことは、「お」と「を」、「い」と「ゐ」、「え」と「ゑ」等で始まる語句には注意せよということである。

なおここでは極端な例を紹介したが、「を」で始まる語句には「をり」等[4]かなり重要なものもある。

使いすぎに注意[編集]

前述の通り、古語辞典が本来の役割を果たすのは、古典に出てくる語句を調べる時くらいである。もし我々がその他の場面で利用し、万が一使いすぎてしまった場合、ある病気をこじらせて、古語を用いた痛い台詞を連発するようになってしまうかもしれない。下にいくつかの例をご紹介しよう。

例1 「皆のもの、我より離れよ。我の封印せられし力、今再び蘇へらむ。」

例2 「汝も神より選ばれし者か。我も同じく神より選ばれし者也。今、我の全ての力を以て汝を打ち倒さむ。」

例3 「いざ解き放たむ、我が邪気眼。」

(※全て独り言である)

付録に注意[編集]

世の中にたくさんある古語辞典の中には、品詞分類表、用言の活用表など、ほとんどの人は特に興味を持たないものだけではなく、ご丁寧にカラー写真つきで十二単や平安貴族の生活を紹介している付録のページまであるものも存在する。

50年後の付録はこうなっているかもしれない。

そのような付録に気をとられているうちに、貴重な時間は過ぎていくのだ。古語辞典を買ったのは、十二単を着た女性の写真を見るためではない。古典を理解するために買ったのだ。

まとめ[編集]

  • 古語辞典を買ったなら、有益に使おう。
  • あなたの持っている電子辞書に、あらかじめ古語辞典が登録されていたのならば、それは幸運だと思おう。

脚注[編集]

  1. ^ 広辞苑よりも軽いと思われるので、結局漬物石にすら使わない、などということがあるかもしれない。
  2. ^ 百人一首が名前の由来になっているのは、言うまでもない
  3. ^ なぜ彼が「女」について調べたかは、彼が男子高校生であるということからお察し下さい
  4. ^ ちなみに、「田舎」は「ゐなか」、「会釈」は「ゑしゃく」である。

関連項目[編集]