大空魔竜ガイキング

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大空魔竜ガイキング(だいくうまりゅう-)とは、『UFOロボ グレンダイザー』の劇場版に出てくる、とんでもなく顔が怖い悪役ロボットである。

概要[編集]

破壊の限りを尽くす大空魔竜とガイキング。その恐るべき姿は子供たちに大きな影響を与えた

東映アニメーション製作の『UFOロボ グレンダイザー』…を知らない人のために解説すると、『マジンガーZ』シリーズの第3作として、亡国の宇宙王子デューク・フリードが、悪の円盤軍「ベガ星連合軍」と戦う話である。

ガイキングは劇場版に登場する悪の天才科学者・ダイモン爺がベガ星連合軍に貸し与えた恐怖の兵器で、洗脳された地球人の青年ツワブキ・サンシローが操る。その強さは1機で星を滅ぼすと称され、ベガ星連合軍が地球征服を果たした暁には大空魔竜ごと量産し、宇宙を制圧するつもりだった。その圧倒的な強さでグレンダイザー、グレートマジンガーを苦しめるも、駆け付けたロボットジュニアとの野球対決を経てサンシローが良心を取り戻し、マジンガーZも加わった三大マジンガーの猛攻の前に大空魔竜ごと敗れ去った。

マジンガーが3体揃うまでほぼ一方的に蹂躙していた強さ、圧倒的な顔の怖さなどから、「劇場で子供が泣き出した」と言う伝説も持つ。いわばガイキングは、マジンガーシリーズの悪役の中でも特に人気が高い機体と言えよう。

機体解説[編集]

ガイキング[編集]

  • 身長:50m
  • 重量:220t
  • 装甲:ゾルマニウム合金

大空魔竜の頭部が変形して出現する悪のスーパーロボット。カラーリングと全体的なデザインはマジンガーZを踏襲しているものの、とんでもなく恐ろしい姿にアレンジされており、攻撃方法もまるでサンシローの怒りが乗り移ったが如く残虐極まりない。主な技は光子力ビームどころの騒ぎではない威力の「デスパーサイト」、アトミックパンチを氷細工のように砕く「カウンターパンチ」、敵に角を突き刺し絶命するまでを浴びせる「パライザー」など枚挙に暇がない。また、腹から火球を精製し、それを野球のフォームで投げつける「ハイドロブレイザー」は強力で、その独特のフォームによりパイロットがサンシローだと露呈することになる。

第2形態。怖すぎ

サンシローが正気を取り戻し、脱出してからは、本性を表したダイモン爺が搭乗。悍ましき真の姿『超兵器ヘッド』を露わにした第2形態で暴虐の限りを尽くす。いわば第1形態は強すぎるガイキングを抑える拘束具のようなもので、第2形態ではスピード・パワーともに上昇する。無数に放つ純粋水爆ミサイル「ガイキングミサイル」、あらゆる生物の細胞を一瞬で破壊する「デスアイ」など、全ての技が半端ではなく環境に悪い。更には部下の人命を無視し、大空魔竜掴んで振り回すという暴れぶりを見せた。

しかし、機材がむき出しになった超兵器ヘッドの隙間に、サンシローの投げた魔球がジャストミートし、動きが鈍ってしまう。そこにトリプルマジンガーの総攻撃を受け、大空魔竜ごと破壊された。

モチーフは当時あまり日本では知られていなかったハロウィンカボチャ「ジャック・オー・ランタン」で、天国にも地獄にも行けぬ者」の意を表し、遠回しにダイモン爺の断末魔を皮肉っている

大空魔竜[編集]

  • 全長:400m
  • 重量:3800t
  • 装甲:ゾルマニウム合金

ダイモン爺が開発したロボット怪獣。ガイキングの母艦も兼ねる宇宙戦艦で、やはりとんでもなく恐ろしい外見をしている。強力な砲撃火力に加え、一撃で大地を引き裂く腹から生み出す「ジャイアントカッター」(どこにしまってあるんだ?)、体を丸めあらゆる物体を押し潰して進む「ボリューションプロテクト」等、近接戦の防御・攻撃共に隙が無い。鉄也曰く「この強さ、無敵要塞デモニカ以上だ」。

ガイキングと共に破壊の限りを尽くすも、艦長であるダイモン爺がガイキングに乗り換えてからはあまり活躍できず、しまいにはガイキングに振り回され、ダイモン爺の部下たちは全員天井に頭をぶつけて死亡。最後は突っ込んできたガイキングと正面衝突し爆発四散した。

その他艦載機として、「翼竜スカイラー」、どう見ても首長竜な「魚龍ネッサー」、どう見ても角竜な「剣龍バゾラー」の三大怪獣が存在するが、マジンガーチームにより撃墜される単なるやられ役なので詳細は省く。

関連人物[編集]

ダイモン爺[編集]

ベガ大王が幼い頃の家庭教師を務めていたマッドサイエンティスト。かつてあまりに危険な思想のためベガ大王に追放されたが、遅々として進まない地球征服計画に業を煮やした大王により召喚、もとい償還された。失意のどん底にいたサンシローを攫い、人類への復讐を吹き込んで洗脳しガイキングの生体コアへと変えた。自分以外の全ての知的生命体を「愚物」と嘲笑っており、サンシローを上っ面だけはいたわりつつ、内心では使い潰そうとしていた。また、サンシローがキャッチャーを殺したのも、ダイモン爺の手下が介入し超能力を暴走させたためである。つまりはマッチポンプ

サンシローと共に大空魔竜を駆って破壊の限りを尽くすも、サンシローが正義の心を取り戻しガイキングから脱出したため、怒りに任せて自らがガイキングに飛び乗り、醜悪な本性を表す。サンシローを散々罵倒しながらマジンガーチームを追い詰めたが、サンシローが投げた消える魔球が超兵器ヘッドのギアに挟まって誤作動を起こすという痛恨のミスを犯し、部下の命も考えずに大空魔竜を振り回すほど錯乱した所に、トリプルマジンガーの総攻撃を受けて大空魔竜に突っ込んでいき、「つ…次は! 地獄の王になってくれようぞ! グワッハッハッハッハァァ~!!!」と高笑いしながら爆炎の中へと消えていった。

ダイモンはDemonが語源らしい。

ツワブキ・サンシロー[編集]

地球人の青年。イケメン。幼い頃より特異体質の持ち主でいじめを受けており、唯一野球だけが心の拠り所だった。プロ野球チーム・伊豆レッドサンの二軍として登板したが、体に秘められた能力の暴走で音速を超える球を投げてしまい、キャッチャーを殺してしまったことが原因で球界を追放される。その能力に目を付けたダイモン爺に洗脳され、ガイキングを駆り暴れ回る。

しかし高校時代の甲子園での活躍を見て「サンシローさんは俺にとってのヒーローだ」と語り、ガイキングとはほどの戦力差があるロボットジュニアで単身戦いを挑んだ兜シローの姿を見て徐々に正気を取り戻す。そしてハイドロブレイザーをボロボロになったロボットジュニアが打ち返し、コックピットの洗脳装置に着弾したことで野球に人生を賭けていた熱い心を取り戻し、自力で脱出を果たした。

そして自分の人生を弄んだダイモン爺を倒すため、全エネルギーを掛けた魔球を投げ、マジンガー軍団の勝利を齎す。投げ終えた後、力尽きて地面に倒れ、ボスやシロー、マリアらは涙し、デューク・鉄也・甲児の三人は黙祷を捧げた。ただし、エンディングで少年野球のコーチとして彼と思しき青年の姿が描かれており、一命をとりとめたようである。

なお声を担当している神谷明は言うまでもなく『ゲッターロボ』の主人公・流竜馬で知られており、本作では今までの『東映まんがまつり』で実現しなかったマジンガーとゲッターのマジバトルが行われているということになる。

本機体の与えた影響[編集]

マジンガーシリーズの敵としては暗黒大将軍やギルギルガンに並ぶ人気を誇り、立体化されることも多い。

スーパーロボット大戦シリーズ』では『新スーパーロボット大戦』で初登場する。この時はただの悪役と言う設定であるが、『第2次スーパーロボット大戦α』では、サンシローを説得することで自軍機体として運用できる。『第3次α』では味方にした方が正史となっており、当初からスーパーロボット軍団と共にサンシローが悪に立ち向かう姿が見られる。同作のラストではサンシローがレッドサンに復帰するなど、原作よりはるかに扱いが良く、スパロボ補正をもろに受けている。

このことが人気を博したためか、ガイキングが正義のヒーローとして活躍するスピンオフアニメ『ガイキング LEGEND OF DAIKU-MARYU』も放送され、第2形態の超兵器ヘッドは敵の大ボス・超魔竜ドボルザークとして登場した。妥当。

パロディ・オマージュ[編集]

  • サンシローがガイキングに取り込まれている時、ほぼに近い状態で体にプラグが刺さっている。この描写は後のSF映画等にも大きく影響を与え、当時の腐女子[1]からサンシローは絶大な人気を誇った。『機動武闘伝Gガンダム』のDGレイン、劇場版『機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-』の演算ユニットにされたユリカ等の「裸の人(たいてい美女)が機械に繋がっている」シーンの元ネタと言える。
  • 機動戦士Vガンダム』に登場するバイク戦艦アドラステアは、ボリューションプロテクトした大空魔竜がモデルである。また、同作に登場するドッゴーラは通常形態の大空魔竜が元となっていた。このことを後で知った富野由悠季監督は「こんなことになるんだったら、クェスおまんこでも舐めておけばよかった」と語っている。
  • 電脳戦機バーチャロン』の悪役・ダイモンのモデルは本作のダイモン爺である。
  • 仮面ライダーカブト』のキャストオフ(鎧を弾き飛ばして物凄く速くなる)は、同じ東映制作であるガイキングに敬意を表した描写である。

脚注[編集]

  1. ^ 当時から『勇者ライディーン』など、イケメン主人公の登場するロボットものはよく二次創作が作られていた。

関連項目[編集]

この項目「大空魔竜ガイキング」は、嘘です。よく近所の物知りおじさんが教えてくれた豆知識も大抵は嘘です。アンサイクロペディアを真に受けてはいけないのです。大事なのは、ジョークを笑い飛ばす心の広さです。