妄詩

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ウィキペディア専門家気取りたちも「妄詩」については執筆を躊躇しています。そのような快挙を手際よくやりおおせたことは、我らの誇りです。
「私の若い頃の作品によく似ている。」
妄詩 について、オスカー・ワイルド

妄詩(もうし)とは、妄想によって書かれたのことである。

概要[編集]

妄詩を書き終えると、とてつもない満足感を得て、ネットで公開したり周りの人々に見せびらかしたりしたくなる。しかし、なぜか妄詩には後になって読み返すと恥ずかしくなったり、隠してしまいたくなったりするような痛いものが多く、タイムスリップしてネットで公開したり周りの人々に見せびらかしたりしようとする過去の自分を阻止したくなる。これらは、中学生のころによく経験することである。

特徴[編集]

妄詩とは、妄想によって書かれたものであるので、現実世界(友達がいない、居場所がない、嫌われている…など現実的な世界)ではとてもなれない理想の自分(明るい人気者、運動能力抜群のスポーツマン、喧嘩に強い不良番長、空を飛べる超能力者…など痛い設定づくし)を、詩として表現したものが多い。こういうのが教室の後ろに貼られていたり、押し入れの中から見つかったりすると気分は重たくなるだろう。そして中学生のころに妄詩を書いた人物は、殆んどの場合大人になってから痛い自分に気づくか、そのまま突き進んでDQNになると推測される。
また、詩の形式としてもおかしなもので、文法的にも意味が分からない。妄詩には、次のような特徴がある。

  • 「夢」「努力」「友情」「人生」というようなテーマが多い。それらの意味も知らずに、「かっこいいから」という理由で多用している。
  • かっこつけて渋い文体を使っていたり、それとは逆に真面目なことを堅苦しく思い、わざとおどけたようなふざけたような文体が使われていることがある。後者はさらに鬱陶しい。
  • 憧れているものをさりげなく詩中に入れている。(バイクに憧れている時は「浜風を受け走る俺のバイク…」、など。)
  • タイトルや詩に英語が入っている。辞書やWeb翻訳を使ってわざわざ難しい表現を使っているが、間違いが多い。(Kirr you,Fuck youなど。)
  • 有名な歌詞をさりげなくパクっている。劣化版が多い。(「テスト前に徹夜なんてできやしなかった、夜の校舎忍び込んで解答を盗んだ("卒業" by 尾崎豊のパクリ)」)

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よくある妄詩の例。

―題もなき歌―
校舎の陰でふと思う
いつか俺も、このたばこの煙のように消えていくのか
人生って短いもんだ、だから人は努力するのだろう
ちっぽけなことだけど、俺にも夢くらいはある
田舎に小さな家でも作って、親父と一緒に住もうかと思う
いつか二人で酒飲みたいって、もうガキの頃以来言ってねぇな
俺は、この夢のためだけに生きている

このままじゃだめなのかなって、近頃考え始めたんだ
だけど俺は俺のままでいいって、昨日考え直したんだ
それでも努力だけはかかさないようにしてる
何もせずに夢が叶うなんて、人生そんな甘くはない

ガキ共が授業受けてる間に、教師が真面目くさってる間に、政治家が偉そうな顔してる間に、
俺はひとり歌うのさ…題もなき歌、それは俺だけの歌

―Exceed Friendship(友情の、その先へ)―
勉強なんてやってらんねぇ Yeah
俺はガリベンなんかになりたくねーのさ Wow
だから毎日喧嘩ばっかりやってるぜ Lalala
だけどたまに思うことがある Hey
人生ってなんのためにあるんだろうって Ah
これから俺達はどこを進み続けるかって Hoo
ただずっと一緒だってことは分かってる Yo
離れたとしても心はつながってるってことさ Oh
俺達の友情はいつまでたっても変わらねぇ Uh
きれいごとばっか言ってもどうにもならないんだぜ Baby
でもこれだけは言っておきたいんだ Lululu
Exceed Friendship(友情の、その先へ)… Bommmmmmb!
笑顔の数だけ明日があるって信じてなきゃいけないんだぜ Hahaha

ここまで行くと、痛いどころか自らの存在さえを消してしまいたくなるだろう。

妄説[編集]

妄想によって書かれた小説も存在する。

俺は人生というものに絶望し、疲れ果てたが、それでも生きると言うことは宿命を背負った人間にとってはそれは倫理的かつ必然的な義務であることを知った。
一ヶ月ほど前まで不良グループに入ってバイクを乗り回し喧嘩に明け暮れていたのだが、今はもうそんな子供っぽいことはせず、さらに成長した自分を追い求めて生き続けている。
そう思ったのも、夢の中でヤハウェのお告げを聞いてからだった。
――あの富士山を見よ、富士山と言うのは大きくて壮大なのだ。しかし、お前の心はそれを超越してさらに広く深いものだ。
お前はチョモランマ、いやオリンポスより尊い心を持っている。したがってお前をオリンポスと名づけよう。

その日から俺はオリンポスとして、学校や教師などがいる表世界の地球と、そしてヤハウェがいる、宇宙と繋がった裏世界を行き来するようになった。
表世界は3D、three-dimensional、すなわち三次元であるが、裏世界は四次元の世界であり、時間という概念がプラスされることによって俺を痛めつけ、傷をさらに酷く深くさせる。
表世界ではすでにその傷の存在が暴かれつつあり、この前は昔絡んでいた不良共に
「お前その傷どうしたんだよ、マッポに撃たれたのか?」「いや、なんでもない」「隠すなよ俺らダチだろ?」「うっせーよほっとけよ俺の人生は俺の勝手だろ?お前らにいちいち指図されたくねーんだよ」
と果敢に言い放ち絶交して、俺は確実に表世界との縁を切ることにより絶縁を果たし、裏世界においてヤハウェの跡継ぎとされた。

その後、俺は新たにヤハウェによる新たな新ミッションを依頼された。それは再び表世界に戻り、人類の悪を正し地球を救う使命であった。
しかし、派手なことをすると裏世界との繋がりがばれるので、スパイのように巧妙に、己の自らの姿を隠せ、とのことだった。
だから俺は、今、表世界で、裏世界とのつながりをもった、たった一人の人間として、宿命と傷を背負い、生きている、いや、生きると言う義務を背負っている。ただ、胸に深く刻み込まれた傷を癒し、宿命を果たすためだけに……


関連項目[編集]