役満貫

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役満貫(やくまんがん)とは、麻雀において非常に難易度が高く、点数も高い役のことである。

歴史[編集]

役満貫の誕生[編集]

麻雀ではもともと満貫(まんがん)と呼ばれる役が最高点だった。国士無双も九蓮宝燈もすべて満貫(5翻相当)だった。しかし時が経つにしたがって、各役の翻数が増え、かつての満貫役は満貫相当では釣り合いがとれなくなってきた。そこで役満貫を13翻相当、点数を満貫の4倍とした。

こうした翻数と点数の増加には、賭け麻雀の事情がある。当時は、雀荘でテンピン(1000点につき100円)を超えるレートを設定すると摘発の対象になると考えられていた。昭和30年頃にはサラリーマンの初任給は1万円もなかったから、テンピンで満貫(8000点)を出すと、800-1200円のやりとりとなり、現在の感覚で言えば3万円程度の魅力的な小遣い稼ぎとなった。しかし高度経済成長が終わる昭和50年頃になると、大卒サラリーマンの初任給は10万円に届こうかというほどに上昇した。800-1200円のやりとりは現在の感覚でも2000-3000円程度にとどまり、満貫を出してもその程度ではやっていられないと、麻雀離れが進んだ。

麻雀愛好家は、テンピンを超えるレートでも摘発を免除するよう請願するが、そもそも賭け麻雀を積極的に容認する世論が少ない中でこうした意見は聞き入れられなかった。そこで彼らは各役の翻数を増やすとともに、点数についても満貫で打ち切りにせず大満貫(のちの跳満貫)、倍満貫、三倍満貫、四倍満貫を作った。そして国士無双などの大役を四倍満貫相当の役満貫として再定義したのである。

こうしてテンピンでも3200-4800円のやりとりが出来るようになり、賭け麻雀の魅力が保たれたことになる。

インフレ[編集]

しかしバブル経済が到来すると、サラリーマンの給与はさらに上昇した。さらに、小金持ちは一時の娯楽に何万円も使う時代になったのである。この頃、後藤田正晴は「デカピン(1000点につき1000円)程度なら問題ない」旨の発言をしたため、デカピンを採用する雀荘も増えていった。しかしバブル期は金銭感覚が狂っていた。大四喜和のような大役を出しても3万-5万の授受では面白くない、という意見が出始めたのである。

そこで純正九蓮宝燈、国士無双十三面待ち、大四喜和のような大役はダブル役満(役満貫の倍の点数をやりとりする)とすることが一般化した。それに加えて様々なローカル役満が誕生した。当初は

大車輪…筒子の二筒八筒を2枚ずつ揃える
二筒二筒三筒三筒四筒四筒五筒六筒六筒七筒七筒八筒八筒  ロン五筒
紅一色…索子の二索三索四索六索八索中で4面子1雀頭を作る
二索三索四索四索四索六索六索六索八索八索中中中  ロン八索
四連刻…同種の数牌で連続した刻子を4組揃える
二索二索二索三索三索三索四索四索四索五索五索五索六索  ロン六索

などの妥当な役満が多く考案されたが、仕舞いには

東大東を暗槓して3組の順子を完成させ両面待ちで和了れば役満
一萬一萬五筒六筒二索三索四索七索八索九索  ロン四筒  槓:牌裏東東牌裏

といった簡単すぎる役満が乱造された。中でも有名なのが東北新幹線と呼ばれる役で、一気通貫に加えて東北で刻子と雀頭を作れば役満というものであった。普通に計算すれば5翻程度の役であり、明らかに簡単すぎる役満役である。

東北新幹線
一索二索三索四索五索六索七索八索九索東東北北  ロン東
東北自動車道…東北新幹線という役を作るならこれもありじゃね?というノリで作られた役。二筒はバイク、四筒はベンツ、六筒はいすゞのアレに見立てている。
二筒二筒二筒四筒四筒四筒六筒六筒六筒東東北北  ロン東
山一…索子の七索と萬子の一萬で刻子を作る。索子の七索を山に見立てている
一萬一萬一萬六萬七萬八萬二筒二筒七索七索七索北北 ロン二筒

こうした役が作られると役満やダブル役満が頻発するようになり、3-10万円の授受が日常的に行われるようになった。バブル期の成金たちもやっと満足した。

平成大不況と格差社会[編集]

バブル経済の終焉とともに、麻雀における翻数、点数の吊り上げは下火となった。バブル期に考案されたローカル役満も、その後ほとんど採用されることなく葬られた。平成大不況時にも採用され続けたインフレルールは、議員さんたちが打つときの永田町ルールくらいのものであった。

永田町ルール…さいころの目によってドラを決める。また索子の七索が常にドラになる

景気も徐々に回復基調となると、堀江貴文のような俄か長者が次々と誕生した。彼らは麻雀世代ではなかったが、一部のセレブの間でおしゃれな麻雀が流行した。金に不自由しない彼らは、またも役満役を多数創作した。

六本木ヒルズ…萬子の六萬で刻子を作り、索子の二索三索四索五索六索七索九索で他の3面子1雀頭を作る。索子を高層ビルに見立てている
六萬六萬六萬二索三索三索四索四索五索七索七索九索九索  ロン九索
mixi…3941(mixi)だけで4面子1雀頭を作る。数牌の種類は2種類以上(mix)であること
三萬三萬三萬九萬九萬九萬四筒四筒四筒一索一索一索四索  ロン四索
トヨタ式…開始から7度打牌し、8巡目で筒子の四筒六筒をツモって和了る。和了牌に筒子の四筒六筒による刻子があること。7つの無駄を無くして自動車(筒子の四筒)と大型車(筒子の六筒)を作ることから
七萬八萬九萬四筒四筒四筒六筒三索四索五索南南南  8巡目でツモ六筒

一方でワーキングプアと呼ばれる人たちは数千円以上の金銭を持たないため、テンイチやテンサンと呼ばれる低レートで麻雀を楽しむようになった。それでも役満貫が出ると支払いができない場合も多く、役満役を廃止することもあった。

ネカフェルール
満貫を打ち切りとし、国士無双などは満貫で固定。他の通常役は、たとえば一気通貫を1翻に格下げ。昔のルールに戻っただけとも言う。
グッドウィルルール
和了点から一律に250点分差し引かれる。また、鳴いたあとの打牌をさらに他家が鳴くと「二重派遣」として、その局では役満不成立。

このように麻雀の世界でも格差社会の影響を色濃く受けており、それぞれの収入や経済規模に見合ったルールが採用されている。

数え役満[編集]

国士無双や九蓮宝燈など単一の役ではなく、普通の役の組み合わせで13翻以上になった場合も役満貫として扱われる。これを数え役満という。具体的には、

一萬二萬三萬東東東白白發發發中中  ツモ中
小三元(2翻)、發(1翻)、中(1翻)、三暗刻(2翻)、混全帯ヤオ九(2翻)、混一色(3翻)、立直(1翻)、門前清自摸和(1翻)で13翻

などが挙げられる。このように相当多くの役を複合させる必要があり、また鳴くとほとんど成立しないことから、役満貫と呼ぶに相応しいほど出現しにくいものであった。

ドラによる数え役満の一例。この時はドラ表示牌に赤が2つ表示されドラ12となった

しかし景気好調な名古屋圏ではいつの頃からかドラというルールを考案した。さらに裏ドラ、槓ドラ、槓裏ドラなども加わり、一気にドラの数が増えた。昨今の麻雀はドラによって翻数を稼ぐといっても過言ではない。たとえば以下のようなパターンも十分にありうる。

ドラ表示牌:一萬、裏ドラ表示牌:三筒、槓ドラ表示牌:五索、槓裏ドラ表示牌:六索
二萬二萬二萬三筒四筒四筒四筒五筒六索六索六索七索七索  ロン:七索
立直、断ヤオ九、ドラ3、裏ドラ3、槓ドラ3、槓裏ドラ3

ドラがなければ立直、断ヤオ九のみで2翻だが、ドラ12が加わって14翻の数え役満となる。どんだけ~。うっかり放銃しようものなら、大変な点数を取られることになる。

このように周囲の者を泣かせて自分が巨利を博すやり方を考え付くのは、名古屋圏では卜ヨ夕自動車しかない[要出典…というかタレ込みヨロ]。もし阪神地区でこのようなルールが考案されていたら「トラ」という名前だったかもしれないが、大阪にはこんなにもあくどいルールを考える人はいなかった。ある大物フィクサーの関係者を除いては。

その大阪にはイトマンと呼ばれるルールが存在していた。

イトマン
をポンすると、それまでに他家が鳴いた萬子は、対々和・断ヤオ九を除いて役に含むことができなくなる

つまり、萬子を含む清一色、混一色などを狙っていてもそれらは不成立になるし、一気通貫などの成否にもかかわる。これもドラと並んでえげつないルールだが、考えたのはもちろん某商社の関係者であった。

庶民の役満[編集]

八連荘以外は庶民の役満だが、さすがにこれだけ複合させられるのは神か悪魔か一流のバイニンだけである

このようにローカルルールによるご当地役満は数え上げればきりがない。しかし、それとは別に元々から存在する庶民役満も10程度ある。最低限、辞書の体裁としてそれを載せておこう。

四暗刻
4つの刻子をポン、カンせずに決める技。「ツモトイトイ」として3翻役とする初心者もいる。役満の割には出やすく、初心者や素人が得意とする。特に「初めてです、お手柔らかに」と礼儀を交わした後、その後の半荘で出した暁には、周りの雰囲気を一変させる魔力を持つ。単独で待つと単騎とか言って二倍役満になるけど、それでも他の役満よりは出しやすい気がする。ちなみに、ドンジャラで四暗刻を決めても大した点にならない。…それ以前にドンジャラって9枚じゃ、うわ何をするきさまr…。
大三元(サントリニテ)
美女の一部分に見立てた、白(白く麗しい乳)、發(鈍色に輝く唇)、中ぴー)を揃えることで女神様からボーナスとして役満を貰える。尚、この役は最も簡単な役と言われる。なぜなら、34種類ある雀牌のうち、3種類だけを集めるだけでいいのだから。言ってしまえば、八萬八萬八萬九筒九筒九筒三索三索三索でも五萬五萬五萬七筒七筒七筒四索四索四索でも揃えられる確率は同じなのだから、難度はこいつらと全く相違ない。…いや、その理屈はおかしい?
国士無双(ライジングサン)
最初にあまりの屑牌を拾った可哀相な人のために作ったとされる役で、ヤオチュー牌全種類を揃えると成立。13面待ちで更に倍。また、これを暗槓のチャンカンで決めると更に相手に驚かれる(点は変わらないけど)。さらにもっと報われない人のために作られた十三不塔というマイナー役もあるけど、こいつはゲームを除いて市民権を得ていないから注意すべし。いずれにせよ九種九牌で流局するなんてMOTTAINAI!!
また、元ネタ的な意味ではライジングサンと呼称されるのは国士無双一三面待ちであり、普通の単騎待ちはエクリプスと呼称する。
四喜和
東西南北の風の神様を助けると手に入る役満。全部刻子で揃えるとダブル役満で大四喜(サウザンドウインド)、一つ対子だと小四喜(リトルウインド)となる。ちなみに東西南北に加えて中を持ってくると中四喜(ミドルウインド)といい、さらにもう一つ役満が付く。これはローカルルールなんかではなく、ダブル役満ありなら何処ででも通用する正式なルールである。大より中がなぜ高いのか考えてみよう
清老頭
老人の雁首だけで14枚揃えると完成する難度の高い役満。たとえ四つめの明刻を確定させてしまっても包にはならないのは大老の器の広さである。尚、海老頭ではない。
緑一色(エメラルドグリーン)
通称、エメラルドグリーン。目と環境に優しい役として今宵は一層注目されており、特典としてISO14000点が手に入る。
九連宝燈(シベリアンエクスプレス)
別名、死のフラグ。めでたいどころか、これで上がるとご祝儀がご香典になることも少なくない。更にこれを九面待ちすると死のレートが倍加する。まさに欲張り者はソンをするという格言の通りである。「おれ、この九連宝燈を上がったら結婚するんだ…」。
ただし、この役を全自動卓で天和付きで毎日上がるこの男だけは話は別。
九連宝燈?上がれない日が死ぬ日だろ
九連宝燈の迷信 について、森夫
字一色(ロゴス)
場合によって大三元や四喜和などと複合してしまい、二倍、三倍役満となる最凶の青天井役。尚、七種の字牌を全部対子で作ればローカルルールとして大七星という二倍役満になることもあるが、誰も気にしない
四槓子(リングオブニーベルング)
史上最難の役。片山まさゆきをして「(どうせできっこないんだから)覚える必要がない」とまで言われている幻の役満。しかし、MFCの統計を見ると今までに60人が達成しているようだ。
天和
別名「あがってます」。これを雀荘でするとイカサマを警戒されるので要注意。
ただし、この役を全自動卓で毎日上がるこの男だけは話は別。
地和
いきなりツモで上がるという、準イカサマ役。
ただし、この役を全自動卓で毎日上がるこの男だけは話は別。
地和は軽いリードさ
地和 について、浩史
なお、いきなりツモではなく、親のいきなり振込みを地和とするところもあるが、このルールのもとで地和に振り込んじまった親は文字通り3万2千点を取られて地獄逝きとなる。
人和
役満かと思えば、満貫だったりもするガッカリ役の場合も。世界一にこだわる必要のない人専用のローカル役。

報われない役[編集]

僕たち一部の下っ端役満より難しいと思うんだ(´・ω・`)

チャンカン
意外と出ない。これのみのアガリだと尚難しい。にもかかわらずたった1翻。ありえん。
私が次にチャンカンを和了るのは数年後になるかもしれない
チャンカンの難度 について、加治木ゆみ
三槓子
正直、四暗刻や国士より難しい。けどたった2翻。
三色同刻
三槓子ほどじゃないが、これも滅多に出ない。なぜか大三元より出ない。けど2翻。解せぬ
チャンタ平和
実戦で出すのは不可能に近い。なぜなら全て門前で、123か789の順子を3つ揃え、必ずオタ風を対子に置き、しかも両面待ちで1か9を引き当てたのみ成立するからである。その苦労の割にたったの4翻しかない。解せぬ…。
混老頭+七対子
ポンができないだけ難易度は混老頭+対々和より遙かに高いのだが、翻数はどちらも4翻。しかも混老頭+対々和は最低でも40符はありそれだけでも必ず満貫になるのに、こちらは25符しかないのでそれだけでは満貫に届かない。解せぬ…。というか、どうせポンしないなら国士無双を狙ったほうがお得でね? というわけで、国士無双より頻度が低い。
ダブリー海底・ダブリー河底
まさに神のみに赦された幻の役。ダブリー(一巡リーチ)にハイテイ(最終牌)をツモるかロンしなきゃならない。しかも、それのみとなるとよほどのことがない限り、不可能である。実際「石の上にも三年」というローカル役満になっていたりする。
ダブリー一発
惜しいね、もう少しで地和だったのにね
1翻110符(102符)
なんと、1翻で親なら5,600点、子なら3,700点だ。ちなみに条件は
  • 場の風と自分の風が同じ
  • 連風牌の雀頭を4符としているルール
  • 面前
  • ヤオチュー牌の暗槓2組
  • 連風牌を雀頭
  • 必ずシャボ待ちにして片方に連風牌、片方にヤオチュー牌
  • 一つだけ役牌を入れる
  • 中張牌のみの順子を一組入れる
  • 数牌は二色以上使う
  • ドラは集めない
  • ヤオチュー牌でのロン上がりによる明刻必須
難しいってレベルじゃねえぞ! ちなみに、ここまで手を作って、これで上がるのは馬鹿かそれ以外の何か(宮永咲のような化け物など)である。多分尊敬はされるかもよ。
例(東場の親)
五筒六筒七筒東東南南  ロン南  槓:牌裏一萬一萬牌裏 牌裏白白牌裏

怪現象[編集]

天地創生
すべて白にする。純正天地創生にいたっては四槓子+嶺上開花を必要とする。言っている意味がお分かりか?つまりこういうことである

白   牌裏白白牌裏 牌裏白白牌裏 牌裏白白牌裏 白白白白 嶺上自模:白 ドラ表示牌:中中中中

どうやって出すんだという御仁がいるかもしれない。だがそれはパイを指でぴーすれば白が作れるものである。ちなみにこの役を出した際には青天井だったため

字一色+四槓子+三暗刻+嶺上開花+役牌×4+ドラ72=13+13+2+1+4+72=105

一方、符はというと

基本符+么九暗槓×3+么九明槓×1+役牌雀頭+単騎待ち=20+96+16+2+2=134→140

140符105翻で
908溝6519穣5024秭3594垓8349京9283兆6857億6135万1700点となる。ちなみにこれは地球上の水分子の個数より多い。


関連項目[編集]