心肺蘇生法

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心肺蘇生法(しんぱいそせいほう)とは、薬事法で定められた薬品やブードゥー教のゾンビ秘薬、フェニックスの尾、世界樹の葉が手元にない場合、もしくはザオリク系レイズ系死者蘇生などの魔法が使用できない状況下における現実である。

脆い人体[編集]

カーラーの救命曲線。救命率の急激な低下には背筋が凍る。

人間は脆弱である。

心臓停止によってへの酸素供給がストップした場合、約3分で脳は致命的なダメージを受け、その後は秒刻みで冥土目指してまっしぐらとなる。具体的な数字を出せば、心臓停止後5分経過で救命確率は25%、10分経過で救命確率は絶望的な数値となる。

呼吸停止の場合は約3分後から救命確率が低下しはじめ、15分放置されたままだと血中の酸素濃度が限界を迎えはじめる。

また、脊髄に損傷があれば神経信号は途絶え臓器機能は停止し、動脈が傷つけば致命傷となり、脳血管障害が起これば脳機能不全となる。

時々「人体は案外頑丈」という流言が聞かれることもあるが、そんなものは奇跡的に生き残った人間をもてはやすマスコミの粉飾や口コミによるである多い。

現実は甘くない

傍観者効果の恐怖[編集]

心理学には、「傍観者効果」と呼ばれる集団心理が存在する。この心理は「俺以外の奴がやるだろう」という一言に集約される。何より恐ろしいのは、この心理は空気感染する病気であることにある。具体例を挙げれば「」などのいじめの隠蔽がそれに当たる。他の事例は、挙げるときりがない。それはもう、その辺に捨てられた空き缶のように転がっているため、紙幅の都合上省略する。

また、人間には緊急時にはリスク管理ができなくなるという「正常性バイアス」という心理も存在する。「いきなり道端で人が倒れるわけがない」という、日常を過ごしているときにだけ通用する常識に基づいた判断がこれに当たる。また、正常性バイアスは他人の命だけでなく、自身の命すら危うくする。例えば、地下鉄ビルにおける火災があっても誰も騒がないからといって無根拠に「安全だ」と信じ込み結果一酸化炭素中毒で死亡、例えば、「津波なんて波が見えてから逃げればいい」と楽観視して波に飲み込まれ行方不明……

だからといって、「」のように自分の身を犠牲にしてでも他人を助けろとは言えない。人命救助で最優先すべきは自分の命である。勇気と無謀は別物であることは、肝に銘じなければならない。

だが、自分は全く安全なのにも関わらず、救命行為を行わなければ。……そのとき、あなたは背中に重い何かを背負うこととなる。本当の恐怖とはオカルト現象ではなく、人間の心の中に存在する。

逡巡する暇さえ惜しい[編集]

とはいえ、「一般人の知識でどうにかなるのか?」という疑問が出てくることも予想される。「消防署があるじゃないか」という意見ももっともではある。

だが、ちょっと待って欲しい救急車? 24時間エンジンを温め出動態勢を整え、信号無視をしてでも駆けつけてくれる公僕ですら、到着まで平均6分もかかる。僻地ならもっとかかる。そして、要救助者をその間放置すれば生存確率は著しく低下する。

繰り返すが、本当の恐怖は心の中にある。

良きサマリア人となれ[編集]

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心肺蘇生法を実際に行うには、最大限の冷静さと意思が必要となる。

心臓マッサージを行えば肋骨が折れる感触が腕に伝わり、鈍いくぐもった音が耳の奥に響く。人工呼吸を行えば、鼻を覆うように広がる死臭。徐々に下がる体温。救急車が到着するまでの、無窮とも思える時間。脳内はノルアドレナリンに汚染され、まともな判断などできない状態となる。しかし、余裕など一片たりともない心肺蘇生には、時に自らの乏しい知識を総動員してでも立ち向かわなければならないときがある。

  1. まずは大声で人を呼べ。一人でやるには限界がある。
  2. 要救助者の意識はあるか? 強く揺するな、大声で呼びかけよ。
  3. 呼吸はあるか? 呼吸していないなら即座に気道確保せよ。
  4. 心臓は動いているか? 心停止しているなら、心肺蘇生法を実行せよ。

なお、心肺蘇生法の詳細は総務省消防庁のガイドラインなどを参照のこと。この不真面目な八百科事典より八百倍有用である。

諦めるな[編集]

救急救命は諦めてはいけない。

脳幹はそう簡単に機能停止したりしない。奇跡を扱った作品がもてはやされるのに、どうしてそれが現実でも起こらないと決め付けられるのか。植物状態からの快復事例があるのに、なぜベストを尽くさないのか

もう一度言う。闇は心の中にあり、後悔は一生の荷物となる。

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関連項目[編集]