戦姫絶唱シンフォギアG
戦姫絶唱シンフォギアG(せんきぜっしょう-じー)とは、またおっさん二人が悪ノリしてLiNKER打って絶唱したら産まれた戦姫絶唱シンフォギアの続編である。
- 前作では適合者と呼ばれるほどファンを選んだのに対し、今作は前作と比較すると全体的にあざとくなっているのでとっつきやすい。が、前作を見ていないと分からない部分もあるので結局は前作を見る必要がある。
目次
概要[編集]
- 『戦姫絶唱シンフォギア』の続編である。前作は放送地域が限定化されBS211にすら進出できず知名度の低さから2012年度の作品では空気になってしまった。しかし、視聴率や評判は概ね成功したため第2期の制作が決まった。これを受けてProject Symphogearは、一から資源を調達し・原画を作り直して・スタッフを訓練して・士気を鼓舞し・靖国神社で戦勝祈願を行った上で満を持して挑んだ。キャラクターの一部を新規に作り起こしてコスチュームも総じてデザインし直した結果、プリキュアと大差ないデザインが生まれた。とはいえ、この部分が大友の意識を引きつけたらしく制作陣に名誉をもたらした。2013年8月1日に完成披露試写会が行われタイトルも「戦姫絶唱シンフォギアG」とし8月中に放送されることとなった。
- ……しかし、前作でレベル100に到達してしまった主人公たちに合わせ、内容を複雑化させたシナリオは、1クールにまとめ上げるには少々無理のあるものになってしまった。13話という尺に追われて、「もう無理!足りない!」と悲鳴を上げながら、装者達を同士討ちさせたりして、何とか終了させたものの、いくつかの要素には触れる余裕がなく終わってしまい、原作サイドのおっさん達にとっては、課題も残る終わり方となってしまった。こういうのっぴきならぬ事情もあって、「畳みきれなかったお話をやりたい」と思い、結果企画が通ってしまったのが、続編『戦姫絶唱シンフォギアGX』である。嘘のような本当の話。
特徴[編集]
- 前作よりも作画が向上しており、変身シーン、戦闘シーンなど見せ場となるシーンが改善、また新規に書き下ろされている。更に調子に乗って日笠陽子やらほっちゃんやら果ては17歳教教祖まで起用してしまう。余談になるが、シンフォギア装着時の聖詠も前作の奏者三人分同じフレーズにも関わらず撮り直されている。キャラソンもCDだけで前作の倍、BD/DVD特典で更に増える予定である。
登場人物[編集]
シンフォギア装者[編集]
- 立花 響
- CV - 悠木碧
- 「撃槍ッッ――――ガングニールだぁぁぁぁッッ!!!!」
- 前作より引き続きの主人公。ますます最速で最短で真っ直ぐ一直線に磨きがかかり、擬似空中戦もできるようになるなど成長甚だしい。
- 引き続き心臓と融合した聖遺物「ガングニール」を使用。1期と2期との間に16歳になったようで、その時の誕生日パーティーは朝まで未来とアーン♥♥なことやアーン♥♥な事になったであろうことは想像に難くない。
- 前作ではズコーなんて言われていた歌唱演技も、1年の空白期間を経て大幅強化。「歌いながら戦う」というスタンスを、最も体現したキャラクターとなり、主役の意地を見せつけた。
- 風鳴 翼
- CV - 水樹奈々
- 「聞くがいい! 防人の歌をッ!!」
- 前作より引き続き登場。ひんそーでちんちくりんなのは相変わらず。
- 1期よりも棘が取れた分SAKIMORI度が上がり、またSENPAIなる新たなジョブをゲットした。最古参の装者であるという設定がいかんなく発揮され、向かうところ敵無しの大立ち回りを演じた、本作の最強戦力の一角である。
- 引き続き聖遺物「天羽々斬」を使用。とうとう自分のキャラソン歌詞に姓名繋げたフルネームを入れる。
- 雪音 クリス
- CV - 高垣彩陽
- 「ここはきっと……私が、いてもいいところなんだ」
- 前作より引き続き登場。更なる戦闘センスと
新監督によるテコ入れが入ったためあざとい可愛さを手に入れて敵無しに見える。 - が、彼女の過去を考えれば当然ではあるがフォークが子供持ち。食べ方もそれ相応にアレであり、それを踏まえての人気は二分されるだろう。
- 引き続き「イチイバル」を使用。余談だが唯一近接戦闘能力を持たないため、懐に入られると相当に脆い。
新装者[編集]
- †マリア・カデンツァヴナ・イヴ†
- CV - 日笠陽子
- 「だけど歌があるッ!!」
- 本作の†裏主人公†。吸血鬼だったりスピード狂のようなハーレム系ヒロイン正妻ポジションという役回りではない……にも関わらず翼に「話はベッドで聞かせてもらう!」と言われたり響に落とされそうになったり何かあるとセレナの名を呼んだりと中の人特有のヒロイン力は健在の模様。実際調、切歌両名と親しい関係を持つ。
- 響や奏と同じ聖遺物「†ガングニール†」を纏い、必殺技である†HORIZON † SPEAR†をノイズを分裂させるためだけに使用するという響に負けず劣らずの豪快さを見せ、視聴者を慄かせた。
- ……のも4話アバンまでで、それ以降は自身のへっぽこぶりが一気に露呈し、その上20代なのに必殺技に†がついていることから「†マリアさん†」「†たやマ†(ただのやさしいマリア)」などの異名を欲しいままにしてしまう。
- だが、13話でエアセレナを召喚したことによりメンタルを急速回復、世界中からフォニックゲインを集めて月の再起動に貢献し、更にセレナの所持していた聖遺物であるアガートラームを、装者達の力を借りて再起動を果たすなど汚名返上を果たした。
- 翼と同じく霊媒術によってエアセレナを召喚できる、のっけからSAKIMORI語を話すなど†マリアさん†もSAKIMORIである可能性が高い。
- 活躍頻度はご覧の有様だったが、それに反比例するかのように、歌唱演技のクオリティは高い。2期からの参加でありながら、初歌唱でいきなり響と同等の演技を見せつけた。
- セレナ・カデンツァヴナ・イヴ
- CV - 堀江由衣
- 「生まれたままの感情を、隠さないで」
- 本作の絶唱顔担当。1話アバンで死亡。
- 「前作アバンでも響の墓参りがあったから最終話でひょっこり生きて出てくるだろう」ではない。開始1分で本当に死亡である。奏のほうが生存時間が長い。
- ついでにエアセレナ状態も短い。頻繁に呼び出すにはSAKIMORI度が足りないようだ。
- 月読 調
- CV - 南條愛乃
- 「これ以上塗りつぶされないように、大好きなきりちゃんを守るために」
- 新しく登場した装者。切歌の嫁。2話から既に非常識人。ひんそーでちんちくりんな奏者としては2人目だが変身シーンが独特のエロスを醸し出していてSAKIMORIとは違う貧乳であることをあからさまにアピール。
- 物語後半ではセグウェイとしても活躍したり、シンフォギアの一部をロボットに変形させるなど、高性能っぷりを遺憾なく発揮している。
- 聖遺物「シュルシャガナ」を使用。
- 暁 切歌
- CV - 茅野愛衣
- 「大好きとか言うなッ!あたしのほうがずっと調が大好きデスッ!!」
- 新しく登場した装者。調の嫁。途中までは語尾に「デス」が付くだけの常識人かと思ったら戦場を「いくさば」と読んでしまう非常識人だった。
- 黒歴史と化した遺書を書いてその恥ずかしさで顔真っ赤で自殺しようとしたり、口癖の「デス」がやけに汎用性が高かったりと、本編終了後もファン、制作側に関わらず愛されているキャラである。
- 聖遺物「イガリマ」を使用。
- 小日向 未来
- CV - 井口裕香
- 「もう響が、誰もが戦わなくてもいいような――世界に――ッ!!」
- 新しく登場した装者……もとい、響の本妻。日々の響への心配が積もり積もった結果、ウェルの甘言も相まって見事にヤンデレ悪堕ちルートへ。
- 聖遺物「神獣鏡」を使用。素の状態でもソロモンの杖を槍投げの要領で放物線を描くことなくバビロニアの宝物庫へ投擲した。陸上部に所属していたから納得である。
- なお、シンフォギアライブ2013では本編未公開の
妙にエロい変身アバンがスクリーンに映しだされ、観客が沸きに沸いた。
特異災害対策機動部[編集]
- 風鳴 弦十郎
- CV - 石川英郎
- 「どこにでもいるただの人間として裁いてやるッ!!」
- 前作より引き続き登場。前作と比べて市街戦が減り、海上や空中などでの戦闘が多くなったため出番は減ったが、OTONAとしての頼もしさは健在。
- 9話にて響とともに急に歌った。なお、放送終了後のシンフォギアライブ2013でも大盛り上がりだった模様。
- 物語終盤ではウェル博士を追い詰め、殺すことなく捕縛するという活躍を見せた。
- 緒川 慎次
- CV - 保志総一朗
- 「風鳴翼のマネージャーとして許せるはずがありませんッ!」
- 前作より引き続き登場。物語の要所要所で二課所属の装者をサポートする、OTONAとしての役目を果たしている。
- 前作ではフィーネとの戦闘くらいしか見せ場がなかったが、今作ではNINJAとしてのポテンシャルを最大限に発揮し、物語になくてはならない存在となった。
- 藤尭 朔也
- CV - 赤羽根健治
- 「過去のデータと現在の融合深度から計測すると、響さんの活動限界は2分40秒になります!」
- 前作より引き続き登場。相変わらずデスクワークが基本だが、10話では響の活動限界時間を算出するという大きな役目を果たした。
- 友里 あおい
- CV - 瀬戸麻沙美
- 「例え微力でも私たちが響ちゃんを支えることができれば、きっと!」
- 前作より引き続き登場。デスクワークの他にも、1話~2話では響、クリスと同行し、ノイズを牽制していた。
武装組織フィーネ/F.I.S.[編集]
- ナスターシャ教授
- CV - 井上喜久子
- 「なぜそこで愛ッ!?」
- 病弱で隻眼で車椅子っ娘というおいしい属性を備えている。ただし婆ちゃん。
- 車椅子《Technical_1》を8話まで、《Powerful_2》を9話より使用。ただの車椅子に留まらない、様々な
無駄機能が搭載されている。最高速度は時速80km。 - 物語終盤でウェル博士によって宇宙に射出され、誰もが死んでしまったと思っていたが、瓦礫の中から車椅子を身に纏った姿で復活。
深夜の視聴者の腹筋を尽く破壊しつくしたのは想像に難くない。 - しかし持病も相まって既に限界に達していた彼女は月機能を再起動したのを見届け、そのまま斃れた。
- 絶望的な状況の中でも装者達を信じ、世界のために抗い続けた彼女は、間違いなく英雄であった。
流石17歳である。 - ウェル博士
- CV - 杉田智和
- 「これで僕も英雄になれるッ! この星のラスト・アクション・ヒーローだぁぁあああッ!! やったァァァアアアアッ!!!!」
- 裏主人公。になりたかった人。狡猾で外道な手管と何よりもバリエーション豊かな変顔が視聴者を飽きさせない一役を買って出ている。
- 1話Aパートあたりでは常識人かと思われていたが、Bパートで早くも顔芸を披露。その後も高品質な顔芸や多くの迷台詞を視聴者に提供し続けた、
非常識人まみれのシンフォギアでもトップクラスに印象深いキャラクターであろう。 - 本編終了後はマリア、調、切歌と同じように罪状は消滅、国連の特別保護観察下にあるという。監獄内でマッチョな看守たちの慰み英雄となる夢も潰えてしまった。
私立リディアン音楽院[編集]
- 安藤 創世
- CV - 小松未可子
- 前作より引き続き登場。
- カマキリのコスプレがやけにハマっていた。
- 寺島 詩織
- CV - 東山奈央
- 前作より引き続き登場。
- 板場に乗せられて秋桜祭ではコスプレで歌っていた。
- 板場 弓美
- CV - 赤﨑千夏
- 前作より引き続き登場。
- アニ研設立のため奔走するが努力は実らなかった模様。3期に期待したいところである。
その他[編集]
- 斯波田 賢仁
- CV - 柴田秀勝
- 防衛大臣なのに会議中だろうが世界の危機だろうがそばをすするそばキチ。常に岡持ちを引っ提げている。
- 本編終了後の方が活躍が多いという謎のOTONAである。
- 天羽 奏
- CV - 高山みなみ
- 前作より引き続き登場。回想シーンのみの登場かと思いきや、新たにエア奏状態として登場。
- 前作からの適合者は全身から血涙を流して喜んだ。
- フィーネ
- CV - 沢城みゆき
- 前作より引き続き登場。名前だけは1話で出てきたが登場まではかなり引っ張った。奏より新セリフは多い。
- 登場を引っ張った理由は「前作の悪役が最初から味方として登場するときの大幅な性能ダウンを避けたかった」からだそうだが、結局戦闘キャラとしては登場しなかった。
- 余談ではあるが、「前作の悪役が(ry」という件については、クリスが1話から登場したにも関わらず新技を出してきたことからその心配は一切なく、まさに杞憂であった。
兵器一覧[編集]
- 特異災害対策機動部二課仮説本部
- どっかで見たことある色をした潜水艦。特異災害(略)二課が保有。
- 機動力を得た引き換えに床や壁をぶち抜いて侵入者を迎撃できないのが悩みの種。
- エアキャリア
- どう見てもオスプレイです。本当にありがとうございました。武装組織フィーネ/F.I.S.が保有。
- 神獣鏡を搭載することで仮説本部やシンフォギアにも察知されないステルス能力を持つ。