敷居

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敷居(しきい)とは、障害物競走において設置される障害物である。近年では、英語名である「ハードル」の名前で呼ばれることも多くなっている。

かつての敷居[編集]

横に置かれた木であり、異なる領域を明確に区別するための境界線としての役割を持っていた。門の下や、部屋と部屋の境目に設置されることが多く、敷居の上に襖などが通せるようにデコボコが作られていたりもする。あくまで境界線としての役割しかもっていなかったので、高さは10cmにも満たず、バッタでも余裕で飛び越えることができた。

現在の敷居[編集]

しかし近代に入ってスポーツが盛んになってから、敷居の役割は大きく変容する。いくつもの敷居を飛び越え、出来るだけ短い時間でゴールへたどり着けるかを競う「敷居競争」という障害物競走が登場し、オリンピック競技にまでなった。敷居の役割は、境界線から「越えるべき壁」へと変容していった。最初のうちは、誰でも越えられる高さだった敷居だが、スポーツの競技に採用されて競われ、より高みを目指すなかで、より高く作られるようになってゆき、やがては人間の腰ほどまでの高さになった。そして、一部の競技では、人間の背丈に匹敵するほどに、敷居が高く作られるようにもなった。

高すぎる敷居[編集]

障害物競走が隆盛する過程で、「敷居は高ければ高いほど良い」という風潮が高まった。また、景気の悪化に伴い治安も悪化し、空き巣や強盗などが横行するようになった上、ご近所付き合いなどが希薄になり、あまりプライバシーを近所に知られたくないという考えが主流になった。結果、人々は自らの住居の入り口にある敷居を出来るだけ高くしようと堆く積み上げた。その結果、近年では一般家庭ではどこも敷居が人間の背丈ほどに高くなってしまい、人々は通勤通学、帰宅のたびにハイジャンプして我が家の敷居や学校、通勤先の敷居を超えなければならないという大変な作業を強いられている。しかし、こうして高い敷居を設けたことで人々の脚力が鍛えられたという恩恵もある。

敷居は高く見えているだけという幻覚[編集]

一部の有識者は、実際には敷居は高くなっていない。人間の思い込みから高くなっているだけだという意見を述べている。人は、見知らぬものや後ろめたいことがあるものに対しては、どうしても遠慮がちになり、近寄れなくなってしまう。その遠慮が、敷居を高く見せているだけで、実際には敷居は昔のようにバッタでも飛び越えられる高さから変わっていないというのだ。無論、この見解は全く支持を受けていない。多くの人は、敷居を物理的に感じているからである。

沢山敷居を越えると何故か牢屋の中へ[編集]

障害物競走としてオリンピックでも行われているように、敷居は越えれば越えるほど良いとされている。しかし、敷居を越えるためには、敷居の所有者に認可を得なければならないことが多い。この点を考慮せず、敷居を越えたいという強い願望からあまりにも敷居を越えすぎた人間は住居侵入の容疑を何故かかけられ逮捕されてしまう。しかし、敷居越えの達人は、たとえ逮捕されても、牢屋や留置所の敷居さえ飛び越えてゆく。

関連項目[編集]