サクラ
サクラ(桜、櫻)は日本の象徴であり、日本人のヤンデレ対象である。
概要[編集]
桜は日本人の象徴である。潔く散るさまはまさに武士道の象徴だ。しかし、桜はこんなにたくさんの欠点を持ち合わせている。
一つに、開花時期の短さ。最長でも1週間持つか持たない桜の花は確かに儚さがあるが、花としては失格である。それ故に花見大会では人々が場所取りをめぐってわざわざ昼から開始し、そしてあまりの開花時期の短さから、この短期間にたくさんの人々が公園に押し掛ける。ただでさえ人口密度の高い日本では花見大会での公園こそ、一番の人口密集地であり、隣の席の会話が手に取るようにわかってしまう悲劇も起きる。こんな些細なことで噂するな。この馬鹿OL。
二つに、花見大会によって未成年の飲酒が促進されていることが指摘されている。健全な若者が、花見大会の席で酔っ払った親や同級生たちに無理やり飲まされる。たかが飲酒、されど飲酒。未成年での飲酒は脳細胞に危機的な影響を与え、相手がアルコール中毒者にならないとも限らない。飲酒者はそのところをちゃんと意識して行動すべきである。
そして、桜の最大の欠点は雨に弱い事にある。せっかく、花見を予定していたのに明日来るとそこには裸同然の桜と、地面にはびしょぬれになってしなびた桜の花びら。それで、本当に盛り上がるだろうか。チューリップなら水滴の反射でキラキラ輝く姿を想像できるが、雨の中の桜はただ水滴の重さに負け、そしてただ散ってゆく。儚さを感じるだろうが、参加者の儚さも感じてしまう。
店の前のサクラ[編集]
長いものに弱い日本人は「長蛇の列=人気」と判断してしまいがちである。また、時として一晩ホームレス体験をしてまで並ぶつわものもいる。この待たされている者の「憎悪」、その商品に対する「期待感」、そして時間が遅く感じることへの「苛立ち」が十分に熟成され、長蛇の列が生まれる。メディアはそれを察知し取材に訪れ、結果として店に莫大な利益をもたらす。しかし、この「憎悪」と「苛立ち」が店側の判断によって足りないと判断されたとき、不十分なエネルギーを補完する手段としてサクラが植えられる。
店の前に立つ桜は人の形をしており、季節にかかわらず一年中立っている。しかし、店の前の桜の花が咲いた報告は今のところない。このサクラは自ら意思を持っておりサクラだけに、1円でチケットを買ってライブを見に行ったり時給900円程度で開店前のパチンコ屋に並んだり指定されたサイトにあるメールアドレスにメールを送ることを生業としている。
楽曲[編集]
老若男女問わず日本人は桜が大好き。流行に敏感な音楽業界もそれを察して「桜」がついた楽曲をリリースする。特に森山直太郎の「さくら」のヒット以降毎年のようにリリースされている。ちなみに、これはほんの一部でしかなく、今や桜と聴いても、この曲誰? 私は何? という有様である。
- 19世紀前『さくらさくら』(歌手不明)
- 1934年『さくら音頭』(小唄勝太郎)
- 1938年『同期の桜』(鶴田浩二)
- 1975年『はじめての出来事』(桜田淳子)
- 1975年『昭和枯れすすき』(さくらと一郎)
- 1977年『秋桜』(山口百恵)
- 1978年『カメラのさくらや』(山川ユキ)
- 1981年『チェリーブラッサム』(松田聖子)
- 1990年『桜の森』(小暮伝衛門)
- 1990年『桜の森の満開の下』(人間椅子)
- 1990年『BYE BYE LADY ~桜姫~』(カブキロックス)
- 1991年『桜 APRIL LOVE ~助六由縁・江戸桜~』(カブキロックス)
- 1992年『ハートでさくらや』
- 1994年『夜桜お七』(坂本冬美)
- 1994年『ガス~雨の週末~』(桜井和寿 With Mr.Children & KAN)
- 1996年『蕎麦桜』(あぶらだこ)
- 1998年『桜』(川本真琴)
- 1998年『姥桜』(地獄車)
- 2000年『桜坂』(福山雅治)
- 2000年『桜の時』(aiko)
- 2000年『桜の雨、いつか』(松たか子)
- 2001年『メッセージ』(桜庭裕一郎)
- 2002年『SAKURAドロップス』(宇多田ヒカル)
- 2002年『SAKURA』(175R)
- 2003年『サクラサクミライコイユメ』(yozuca*)
- 2003年『LOVE 4 REAL』(SAKURA)
- 2003年『さくら(独唱)』(森山直太朗)
- 2003年『桜』(河口恭吾)
- 2004年『桜木町』(ゆず)
- 2005年『サクライロノキセツ』(yozuca*)
- 2005年『桜色舞うころ』(中島美嘉)
- 2005年『さくら』(ケツメイシ)
- 2005年『サクラ咲ケ』(嵐)
- 2005年『桜』(コブクロ)
- 2006年『ソメイヨシノ』(ENDLICHERI☆ENDLICHERI)
- 2006年『SAKURA』(いきものがかり)
- 2006年『SAKURA re CAPSULE』(少年カミカゼ)
- 2006年『桜の花びらたち』(AKB48)
- 2006年『桜キッス』(河辺千恵子)
- 2006年『sakura』(NIRGILIS)
- 2006年『いのり feat. SAKURA』(Def Tech)
- 2007年『サクラ色』(アンジェラ・アキ)
- 2007年『桜道』(倉橋ヨエコ)
- 2007年『SAKURA』(清木場俊介)
- 2007年『サクラキミニエム』(yozuca*)
- 2008年『サクラアマネクセカイ』(yozuca*)
- 2008年『花は桜 君は美し』(いきものがかり)
- 2008年『サクラビト』(Every Little Thing)
- 2008年『桜の花、舞い上がる道を』(エレファントカシマシ)
- 2008年『櫻』(大蛇)
- 2008年『桜ノ雨』(absorb feat.初音ミク)
- 2009年『Sakura』(レミオロメン)
- 2009年『桜』(FUNKY MONKEY BABYS)
- 2009年『10年桜』(AKB48)
- 2013年『サクラハッピーイノベーション』(風見学園新聞部)
ちなみに、レミオロメンは曲名としての桜が平仮名と漢字両方が既に使用されたので、ローマ字を使用している。次はカタカナだ!
またシドは、歌詞にも曲名にも桜を使わず、「四月の風の薫る」などのそれとな~く匂わせるような表現で連想させるという高等技術を用いている。でも最終的にその曲を際立たせたツアーのタイトルは「サクラサク」という徒労っぷり
桜ソングの特徴は以下の点が指摘されている。
- 「さくら」の連呼
- さくらは歌詞の中で絶対散る
- 「きみ」、「あなた」など二人称を含む
- 切ない別れを連想させる
なぜこのような歌詞になるかは後述のヒットの原因に記す。
桜ソングヒットの原因[編集]
桜ソングのヒットの背景には時期が密接に関連している。桜の数ほどドラマがあり、葛藤があり、切なくもある。
卒業式[編集]
今日は卒業式。僕の大好きなあの娘と会えなくなる。切ないけど受け止めないといけない現実。この思いをあの娘に届けたい...よし、告白しよう。僕の思いを、僕の愛を、全てあの娘にぶつけよう...あ...あの娘を発見!僕は、あの娘に呼びかける。
- 「あ...な...なかがわ...」
- 「ねぇ...知ってた?中川さんって浅井君と付き合っていたらしいよ」
- 「ウッソーーーー!信じられない!けど...そう言われるとそうかな...」
- 「校門で見たでしょ。あの二人抱き合っていて泣いていたよ。切ないよねー」
- 「けど、微妙にウザくない?」
- 「あー、そうだね」
- 「だよねー。アハハハハ」
僕の目の前を風が駆け抜ける。僕の青春は桜の花と重なって見えた。[1]家に帰った僕はいつの間にかケツメイシの「さくら」を聞いて、泣いてしまった。
合否結果[編集]
今日は試験。準備万端。ぬかりはない。過去問も嫌ほどやったし、人一倍努力したと自負している...あ...ヤバイ...キンチョーしてきた。僕の鼓動が速くなるのが聞こえる。ドッ...クン...ドッ...クン...ゆっくりと激しく鼓動が大きくなる。
なっ...なんだこの難しさ...クッ...滑り止めのくせにやるな...あ...YABAI...時間がない...
通知が届く。たった薄っぺらい1通の封筒。しかし、この書類一つで僕の人生は大きく変わる。怖くて...手が震える...手にはさみを握り封筒の封を切る。そして、一枚の書類を開ける。
- サクラ、チル
僕の目の前は真っ暗になった。気がついたら、部屋にこもって軍歌の「同期の桜」を聞きながら首をつっっていたレミオロメンの「Sakura」を聞いて泣いていた。
2ヶ月後、また大学から通知が届いた。それによると、問題に不備があったため、もう一度採点した結果僕は合格したらしい。正直、もう遅い。桜の花はもうすでに散り、若葉が命の息吹を伝えていた。そろそろ、新生活に慣れていた頃だった。
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この節はうろ覚えで書かれたものです。 誰か、僕の代わりに僕の記憶の穴を埋めてください。(Portal:スタブ) |
脚注[編集]
- ^ 一応、解説。「サクラ、チル」
関連項目[編集]
桜舞い散るこの季節。僕は君の返事を待っているよ。いつまでもこの想いは忘れないから。 (Portal:スタブ) |