湘南台

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湘南台(しょうなんだい)とは、神奈川県藤沢市にある相模鉄道いずみ野線小田急電鉄江ノ島線横浜市営地下鉄ブルーラインの湘南台駅を中心としたエリア。

概要[編集]

銀色に輝く巨大な球体は、湘南台のシンボルでありランドマーク

湘南、という名前から連想されるのは、サザンオールスターズであったり湘南乃風であったり、あるいはサーファーや海水浴といったものであろうが、湘南台はそれらとは全く関係がない。一応藤沢市に所属するものの、内陸部であり、海岸に出るには国道467号線をしばらく南下するか、210円を支払って小田急江ノ島線で片瀬江ノ島まで行かなければならない。かつて高台から湘南一体を見晴らすことが出来たためにこの名がつけられた、と言われているが、いったいどのくらい昔までさかのぼればそのようなことが可能であったのか、今では想像のしようもない。そのくらい、「湘南」という言葉のイメージからかけ離れている、というかはっきり言えば「ブチ壊している」のが、この街である。毎年夏になると、新宿方面から小田急線で湘南を目指す若者が、駅前で海を探して途方にくれる姿が風物詩となっている。

この街の特徴はなんといっても、駅前に巨大パチンコ店が林立していることである。一応慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスの最寄り駅ということになっているのだが、駅を降りても学生街らしい雰囲気は皆無である。一般的に、駅前再開発が行われて真新しいビルが出来れば、そこはショッピングセンターかまたは公共施設であることが期待されるが、湘南台では新しく建設されるビルはそのほとんどがパチンコ屋のビルである。唯一学生街らしさを示していた有隣堂書店(横浜・藤沢界隈では一番大きな書店チェーン)も数年前に撤退して以来、本屋は一軒しかない。大学キャンパスの最寄り駅であり3線乗り換えのターミナル駅としては、かなり異様である。

工業団地[編集]

実は湘南台は、SFCの玄関口というよりはむしろ、工業団地へのアクセスポイントなのである。内陸部にはいすゞ自動車をはじめとしたいくつもの工場があり、駅前に林立するパチンコ屋はそれらの工場従業員の利用を当て込んで建てられている。また飲食店なども、一応は

などが出店しているものの、それ以外の多くはブルーカラー向けの昔ながらの居酒屋であり、SFCの小洒落た学生が喜びそうな店は皆無である。

湘南台文化センター[編集]

上の写真とは別角度から。大小いくつもの球体が確認できる。

駅から徒歩数分のところにある、独特のデザインの建物。いくつかの球体によって構成されている。そのうちのひとつは公的には「地球儀」を模しているといわれ、一番大きいものは「プラネタリウム」ということになっているが、見てもらえばわかるように、実はこれらは「パチンコの街・湘南台」を象徴する、パチンコ玉の形状を模しているのである。税金を使って巨大パチンコ玉を作ったことが明らかにされると箱物行政の無駄遣いの例としてテレビ局が殺到してしまうので、表向きは地球儀であることにし、また他の玉は銀色にはせずコンクリート打ちっぱなしであったり骨組みだけであったりとカモフラージュが施されている。

歴史[編集]

かつて、小田急線湘南台駅は島式ホーム1面2線であり、各駅停車と準急しか停まらない駅であった。となりの長後駅が2面4線の急行停車駅であることから住民の間では長後に対するコンプレックスが強かったのである。当時はいすゞ藤沢工場への玄関口も長後駅であり、したがって長後駅前には工場労働者向けのプチ繁華街が出来ていたのに対し、湘南台駅前はそれに対抗するかのように、大きな書店や大学(それも慶應)を誘致する、相鉄線を誘致[1]して横浜方面へのアクセスをよくする、などして、「ブルーカラーの駅・長後」との差別化をはかり「文化的な街・湘南台」を目指したのである。

ところが、これが逆に湘南台の首を締めることになったのであるから現実は皮肉である。相鉄や市営地下鉄の乗り入れでアクセスがよくなるとともに小田急線も急行停車駅となって2面4線ホームとなり利便性が増したため、工場団地へ向かう人も長後駅ではなく湘南台駅を利用するようになった。その結果、湘南台駅周辺にはそれらをあてこんだパチンコ屋の集中出店が行われ、結果として湘南台が長後に変わってブルーカラーのためのプチ繁華街となったのである。ブルーラインを乗り入れさせたらブルーカラーの駅になっちゃった。そして前述の通り書店は撤退。現在では、SFCへ向かう連節バスのみが、かつてこの街が文化的な町を目指していた名残をとどめているのみで、パチンコ屋の町であることに開き直っているのである。

関連項目[編集]

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  1. ^ 相鉄いずみ野線は当初長後で小田急江ノ島線と接続する計画であり、いずみ野線の線路もいずみ野駅付近ではそのようにカーブを描いているのだが、湘南台界隈の有力者による湘南台への延伸ゴリ押しが通ってしまったために、いずみ中央へ向けて不自然な形状のカーブを描いている。