袋の味

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袋の味(ふくろ - あじ)とは、おふくろのような暖かさはこれっぽっちも感じないが、味だけは保証できる食品のことである。

概要[編集]

子供達は通常おふくろの心のこもった料理を食べてすくすく成長して親元を離れていくのだが、大抵、特に男性は料理をしないまま自立していくため食事は高い金を払って外食というケースがほとんどである。或いは手探りで料理を作って失敗して自分の不甲斐なさと急におふくろの料理を思い出して一人マンションの部屋でむせび泣くと踏んだり蹴ったりな羽目になる。

経済を考えると金を払って外食にすることは理にかなっているのだが、新卒の社会人に外食は贅沢負担だという考えから大量生産できる袋の味たる食品が開発された。これにより食費は抑えられ、隣の人の泣き声がうるさいとご近所トラブルが多発することもなくなった。同時におふくろさん達も袋の味を使い始め、その結果おふくろさんは怠けてしまい今ではおふくろの味はこの袋の味となっている。時代の変化は素晴らしいものである。

ちなみに、「袋の味」という名前の由来は元ネタの「ふくろの味」に既に尊敬語が使われているので自分達は「お」を取って相手を立ててやろうということで「袋」となったのだが、今の状態を見ると嫌味にしか聞こえない。

種類[編集]

弁当[編集]

袋に包まれてすらないのに袋の味の代表格となっている存在。それもそのはずほとんどの弁当は主食・主菜・副菜が全て揃っており、おふくろいらずの栄養バランスとなっている。更に、保存料をこれでもかと効かせてあるので何日経とうが何年たとうが、味はともかく形と色は製造時の姿を保ったままでいられる。それだけ使って体は大丈夫なのかという声もあるが、直ちに人体や健康に影響を及ぼすものではないはず

冷凍食品[編集]

こっちが本当の袋の味の代表格であるべき存在。怠け始めたおふくろさんをさらに堕落させた原因。子供達の弁当の中身を見ればどれだけ家庭に侵食しているのかがよく分かる。おまけに、大半のレストランでも使われているため一部の自営業のを除けばみんな冷凍食品に支配されている。新しい袋の味が開発されるまでおそらくこの勢いは誰にも止められないだろう。

レトルト食品[編集]

冷凍食品がまだ不味かった頃に家庭に侵食していた袋の味。ほとんどの調理方法はお湯を沸かして湯煎するのだが、当時湯煎を知らなかった人はお湯に中身をぶちかまして、まるで戦時中・戦後の超薄味のスープを飲んで昔を思い出したとか思い出していないとか。今ではすっかり冷凍食品の影に隠れている。だってお湯沸かすの面倒だもの。

インスタント食品[編集]

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ユーモア欠落症患者のために、ウィキペディア専門家気取りたちが「乾パン」の項目を執筆しています。

袋にすら包まれていない食品その2。共通点として水分がなく、食べると歯にまとわりつく不快感を味わえることである。しかしその歴史は古く、明治時代から存在していたとされる。栄養バランスも弁当とどっこいどっこいかそれ以上で弁当よりも持ち運びがしやすい。食べても最初は味を感じないが、歯茎のいたるところに付着した頃には申し訳程度の小麦の焼けた香ばしさを感じることができる。そう、乾パンのことである

お菓子[編集]

袋の味の開発において、おふくろの味に勝てやしないと豪語した会社が作った逃げ道。間食時に食べるものであるため、おふくろが受験勉強で必死こいて徹夜している学生のために作った夜食をイメージしていると思われるが、原型が見当たらない。

摂取において[編集]

袋の味は手軽で便利ではあるが、心は込められていない。強いて挙げるならば技術開発部の努力だが、おそらく伝わらないだろう。そのため広い心を持った子供に育たず、人に対して冷たく小さなことですぐ怒り出すいわゆる「キレる若者」が増えてしまった。これを解消するには心のこもった料理を食べればいいのだが、別におふくろに限らなくても良い。オヤジの魂が込められた一品でもいいし縁日の屋台でもいい。要するに人の手が加えられたものなら何でもいい。なので、手っ取り早いのは冷凍食品やレトルト食品をフライパンで温めればが勝手に錯覚してくれるのでこの問題は解決する。

関連項目[編集]

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