迫撃砲

出典: へっぽこ実験ウィキ『八百科事典(アンサイクロペディア)』
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迫撃砲を囲んで談笑する兵士たち
「たーまやー!」

迫撃砲 (はくげきほう) とは、打ち上げ花火である。現在最強の兵器である。

概要[編集]

軽くて持ち運びやすいので、こういうこともできる。

迫撃砲とは、大砲の一種である。見た目は打ち上げ花火。使い方も打ち上げ花火。兵器の知識に乏しい人が見たら、「エッ」と叫んだあと笑い出しそうな、そんな形だ。ちょっと離れたところ(1~5㎞くらい)に広がっている敵を、適当に撃つのが得意。これだけ離れてれば、撃ったあとで逃げるのに時間稼げるよね。

特徴としては軽い・安い・仕組みが単純で壊れない・ばらばらにして運べる・すぐ撃てる・連射できるなどが挙げられる。おお、凄いではありませんか。

欠点は狙いをつけられない・遠くへ弾が届かない。ふざけてんのかコラ。

しくみ[編集]

弾込め弾込め、どっこらしょっと

主原料は金属製の筒である。片方は口が開いていて、もう片方は土台がついてる。口の近くに長い足が生えており、この足を伸ばすと、土台が地面に固定されて、口が上を向く。ほんでもって口から弾を入れると、弾がスーッと落ちて、土台にコツンッと当たると、それで弾がポンッと音をたてて上の方へと飛んでく。

……こういうの、日本語で打ち上げ花火って言いますよね?

この筒と足と土台はそれぞれバラせて運べる。小さくたたんで隠すことも得意。

他の大砲との違い[編集]

大砲には迫撃砲の他に、以下のようなものがある。

榴弾砲
遠くの敵を狙って撃つ。
高価で大きくて重くて動かすのが大変で人手が必要で、1発撃つにもえらい手間がかかる。しかし、とにかく強い。昔からよく使われる。
高射砲
高い所にいる敵を狙って撃つ。
高価で大きくて重くて動かすのが大変で狙いをつけるのが難しくって、弾を撃ったところでなかなか当たらない。しかし、敵の飛行機への対抗手段はこれしかない。これが無いと非常に心細い。
最近は超高価なミサイルか、超高価なレーダー付き機関砲にとってかわられた。
戦車砲
近くにいる敵を狙って撃つ。初速はマッハ5と非常に早いが、高価で重くて大きな戦車が必要で、戦車の入れないところでは使いようがない。ただ、敵の戦車をやっつけるのには向いてるのでよく使われる。


これらのいろいろな大砲、並べてみるとあることに気付く。どれも重くて大きくて動かすのが大変なのだ。守るぶんにはいいけど、攻めることができない。「もっと動きやすい大砲が欲しいよう、ほしいよう。」と各国の将軍も兵隊も泣いて泣いて泣きました。

そんな重い大砲を使うため、いろんな物が考えられました。


自走砲
榴弾砲を積んだブルドーザー。見た目は戦車そっくりなんだが、もとがブルドーザーなのでちょっと攻撃されるとすぐ壊れる。
だけど遠く離れたところから敵を狙って撃つので、多少壊れやすい作りでも大丈夫。よく使われる。
自走高射砲
高射砲を積んだブルドーザー。レーダーも一緒に積んでるので、やたら背が高くなってしまう。見た目はちょっと、キャタピラのついたおひな様のひな段から大砲が生えてるような感じ。あるいはガンタンク
高射砲もレーダーも高価で重いうえに、弾を撃ったところでなかなか当たらないし、そもそもブルドーザーでは飛行機に追い付けない(当たり前だバカ)ため、あっというまに廃れた。超高価なミサイルを使えば、撃ったらよく当たるし飛行機にらくらく追い付けるので、それにとってかわられた。
戦艦
榴弾砲を積んだ船。これで敵の船でも基地でも何でも壊せる。とにかくデカいので射程は長く、火力も非常に優秀。敵に榴弾砲を撃たれても兵器なように、デカい壁で周囲を覆っている。
勿論、高価過ぎるうえに榴弾砲では飛行機に対抗できないため、あっという間に廃れた。
駆逐艦
高射砲とレーダーを積んだ船。本当は超高価なミサイルのがいいんだけど、高過ぎて用意できないので、妥協案として作られた。超高価な通信機と超々高価なレーダーを積んだものはイージス艦と呼ばれる。
これは超々々高価になってしまったので、逆に超高価なミサイルの10や20くらい楽々買って載せてもらえた。へんなの。でもまあ飛行機にはそれなりに強い。良かったね。最近では高射砲なんか載せないでレーダー&通信が主目的、おまけでミサイルも撃てる船になってる。
携帯型対戦車無反動砲、携帯型対戦車ロケット砲
いわゆるバズーカ。戦車砲っぽいものをずっとシンプルにして、人一人で撃てるようにした。
安くて軽いのでよく使われるが、戦車砲というものがそもそも「近くにいる敵を狙って撃つ」というもんである。ということは、こっちが狙ったら相手も狙える、反撃される。こっちは人一人、あっちは戦車がいくつか、兵隊がたくさん。現状は半ば特攻兵器になってる。
携帯型対空ミサイル
超高価なミサイルと超高価なレーダーを小型化して、人一人で撃てるようにした。ギロロ伍長がよく使ってる奴。かなりの高価なんで、自衛隊でもそんなにお目にかかれない。残念なことに遠くにいる敵は撃てないんだけど、上空5㌔くらいを音速以下で飛んでる飛行機ならなんとか撃てる。それに5発撃ったら3発くらいはあたる。これ、大したことないように聞こえるかもしれないけど、兵器として考えるとすごいことである。野球選手の打率が6割だったらビックリするでしょ?
高価なせいで少数とはいえ、こいつがそこそこ流行ったせいで攻撃機や爆撃機や対戦車ヘリコプターは冷や飯食らいの現状である。それがために今、無人戦闘機や無人爆撃機がいっしょうけんめい作られてる。


どれも高価、高いたかい。たかーいたか~い。それに重たいし。安ければ武器は大量に購入できる。普通の榴弾砲は1つ数億円、使うのに10人程度の兵隊が必要。それに対して迫撃砲は1つ数千万円、4人程度、頑張れば2人で使える。文字通り桁が違うのだ。

数億円の予算と30人の兵隊があるとき、榴弾砲1つを買うか、迫撃砲10個買うか。どう考えても迫撃砲の方が強いんである。なに、迫撃砲では遠くの敵が撃てない? 軽くて小さくてばらばらにバラせるんだから背負って運べるでしょ! それに榴弾砲は動かすのが大変だから、撃ったあとに敵の反撃が来たらそのままやられちゃう。迫撃砲なら逃げられるよ。

迫撃砲の特徴は安いこと軽いこと。わかった?こらそこ打ち上げ花火そっくりとか言わない!打ち上げ花火なんだよ!


なんでこんな、アンサイクロペディアに載ってる嘘兵器みたいなもんが本当に作られたのか[編集]

時は第一次世界大戦。今まで無敵を誇っていた、銃・馬・大砲は、ある一つの新兵器に悩まされることになった。それは隠れ穴、人呼んで塹壕である。

そもそも大砲ってのは大きな壁、城壁をぶっ壊すために発達した兵器である。あんな馬鹿でっかいものをわざわざ人に向けて撃つなんてマネは、15世紀にイカれた村娘が実験してみるまで誰もやらなかったほどである(そもそも、たいていの武器や兵器は対象より小さいのが当たり前である)。

イカれた村娘が戦術的な革命を起こしたこともあり、大砲はどんどん立派に硬く太く大きく天を衝くかの如く進化した。フランス革命では城壁の代名詞、バスチーユ牢獄を撃って撃って撃ちまくってバラバラのくちゃくちゃの粉々にして、そのまま真っ平らなバスチーユ広場にしてしまった。ベルサイユのばらという傑作があるが、この題名もバスチーユ牢獄の運命を暗示した駄洒落なんですよ。そのため、もうみんな城壁なんか作るのが嫌になっちゃったんである。だって大砲の前では無力なんだもの。さてそこで、各国の兵隊は壁を作るのをヤメにして、穴を掘ってそこに穴兎かダンゴムシのように隠れるようにした。ミジメー。

だけどこれが無茶苦茶に強力だったんである。穴があれば馬は転んじゃう。穴に隠れてれば鉄砲も怖くない。作るのも材料なんかいらない、シャベルと適当なマッチョが10人いればすぐできる。掘り返した泥んこはそのまま隠れるための壁になる。その気があれば無限に作れる。実際、下にスノコ引いたり電話線繋いだりしつつ何百kmも作りやがった軍隊も実在する。西武戦線では760kmも伸ばしたとか伸ばさなかったとか。偉大な建築家と築城技師は、このときみんな揃ってクビになってしまった。

こうして、今まで城壁を作れなかった場所にも防御陣地を作れるようになった。するとヨーロッパ中が塹壕になって、すなわちヨーロッパ中が戦地になってしまった。ちなみに、第一次世界大戦以前の戦争ってのは貴族だけでやっていた。貴族というのは日本のおじゃるおじゃる言ってる連中とは違い、戦うために生まれた一族なのだ(東洋で言うところの武士だな)。戦争の日は家族そろってお弁当、一番上等な服を着て帽子は羽帽子。お天気の良い小高い丘の上で、貴族の御曹司たちが普段鍛えた詩の暗唱、ダンス・テクニック、テニスの妙技を披露して、ついでにサーベル試合や乗馬比べをしてた。おかかえの築城大工たちに豪華で硬い立派なお城を建てさせて、物見の塔にすることはたびたびあったけど、泥にまみれて穴に隠れるなんて発想はまるで無かった。それが戦争だったんですよ。本当よ? サーベルの試合ってちょっと突っついたら勝ち負け決まるでしょ? 反対に、本当に殺し合いをしたい場合は決闘という手段がちゃんと用意されていた。いつまで経っても野原で泥まみれになりながら、馬上で刃物振り回して弓矢火縄銃で撃ち合いやってた東洋人諸君にはわかるまいが。

話がそれたが、この隠れ穴・塹壕、第一次世界大戦の代名詞になった。他にもこの戦争で手榴弾やら鉄条網やら機関銃やら毒ガスやら地雷やらそれに戦車、いろいろ発明・発達したもんはあったけど、やっぱり塹壕が一番強かったんである。

  • 塹壕の中の兵隊をハンバーグにするため、手榴弾ができた。
  • 塹壕を守るために機関銃ができて、塹壕の前でまごまごしてる兵隊たちを一網打尽にできるようになった。
  • 塹壕に攻め寄る兵隊をもっとまごつかせるために、手榴弾にも壊れない鉄条網ができた。
  • 塹壕の中にいる兵隊を全滅できるよう、毒ガスが発達した。
  • 塹壕は馬では乗り越えられなかったから、キャタピラでガンガン進む戦車を作って突破できるようにした。
  • 塹壕を守るために地雷で戦車をふっ飛ばすようにした。

もう第一次世界大戦といったら塹壕、塹壕といったら第一次世界大戦である。この塹壕、手榴弾を投げ込められれば楽勝なのに、機関銃のせいで近寄ることができない。どんな名投手でも、機関銃の弾より遠いところから爆弾を放ることはできなかったのである。出来たらそいつは範馬勇次郎である。そこで知恵者が表れた。爆弾を打ち上げ花火の筒に放り込んだのだ。爆弾は打ち上げ花火の筒の中から打ち上げ花火のような軽い音をたてて、高く高く飛び上がった。アルプス山脈と同じくらい高く (と言っても数キロメートル) まで空中を散歩した後、今度はひゅるひゅると不発の打ち上げ花火のように落ち始める。

爆弾が地面にぶつかる、どかーん!

こうして機関銃の弾の届かないところから、手榴弾を簡単に塹壕の中へ送り届けることができるようになった。残念なことに狙いは正確ではなかったけど、塹壕は辺り一面にあったので、狙いなんかつける必要はなかった。しかも手間のかかる重い高い大砲とは違って、打ち上げ花火は撃ちたい時にすぐ撃てた。大砲ほど遠くへは撃てなかったけども、せいぜい機関銃よりも遠くから撃てればいいので、それも問題にならなかったのである。

打ち上げ花火、大流行り[編集]

その後、迫撃砲は第二次世界大戦の上陸戦、ジャングル戦、対潜水艦戦、朝鮮戦争の雪中戦、山岳戦、ベトナム戦争のジャングル戦でもどんどん使われるようになった。

塹壕に強かった迫撃砲。これは塹壕に強いだけでなく、隠れ潜んでいる敵に、ちょっと遠くから爆弾を放り込む ことなら何でもできたのである。相手の隠れた場所が塹壕でも波の狭間でも港でも木々の隙間でも海の中でも雪の中でも山々の中でも、もうどんどん撃ちこめた。最近では中東で、金持ち軍隊が、廃墟ビルに隠れた敵スナイパーを建物ごとぶっ壊すのによく使われてる。迫撃砲のせいで事実上、戦場から隠れ場所が無くなってしまったのだ。

これが未来の打ち上げ花火だ[編集]

迫撃砲もどんどん発達するもので、射程も10km(だいたい3階のベランダくらいの高さから見た地平線の果て)に伸び、弾もただの爆弾のみならず、最新のものは慣性誘導ミサイル (比較的安いミサイル、狙いは適当) を撃てるようになってる。もとが打ち上げ花火だから、打ち上げられるものならば弾の種類は問わないんだね。やろうと思えば照明弾だって撃てる、焼夷弾だって撃てる、ロケット弾だって撃てる、核砲弾だって撃てる、毒ガス弾だって撃てる、対戦車多弾頭自己鍛造弾も撃てる。

ね?最強でしょ?しかも安いし軽い。なにせ打ち上げ花火だからな。

そんなわけで、各国の軍隊でも、榴弾砲を半分迫撃砲・半分自走砲にとっかえちゃってるところが多いんです。かくてこの安物兵器は、今や全世界に伝播し、今日も軽ーい軽ーい兵隊さんの命を奪っているのでしたとさ。ちゃんちゃん。

関連項目[編集]

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